前回書けなかった隠し玉となるドラフト下位指名の候補機種が発表されました。2021年1月12日に導入される予定のパチスロの『Lucky海物語』です。オーナーとの会話形式は慣れていなくて疲れるうえにスベりやすいので普通で行かせていただきます(笑)。

しかし、何と言いますか。ホール関係の方のブログなどでは、あまり期待されていないようです。パチンコの『源さん・韋駄天』を増台したいから。機歴が目当てだとか。そのような書き方を目にします。目当てはこちらでないから機械代は早めに回収しないと。これはホール側の論理であって、打たされるユーザーにとっては普通の新台です。

その台が面白いかツマラナイかを決めるのは、他でもない我々打ち手です。機歴になるのかは知らないですけどね。仮にそうだとしても、もうちょっと機械の中身を見ていただけたらと願うばかりです。『Lucky海物語』は最初から回収営業したらダメなパターン。即戦力ではなく高卒の素材型育成選手。私はそう思っています。

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仕様すらまだ書いていなかったですね。オーソドックスなノーマルタイプで、出玉率は現時点で不明です。出玉率が激辛とか捻ったのはヤメて。せめて普通でありますように(笑)。

特筆すべきは、BIG純増枚数が約260枚(RBは91枚)となっていること。12月中旬導入予定の『アイムジャグラーEX』は約252枚。6号機では最高峰となります。

演出も公開されているものだけであればシンプルそう。魚群フラッシュが出現したらスイカorボーナスでボーナス期待度は50%超。他は泡予告とステップアップ演出。ゴチャゴチャしていないのは、ノーマル的にむしろ良いと思っております。

 

○ポッカリと空くノーマルの穴

現在のところまだ100万台近くの5号機が残っています。そのうちジャグラー系が30万台以上。その他のノーマル系と合わせると50万台近くになります(大体の数字ですんません)。それに対して、いま決まっているのは『アイムジャグラーEX』の55,000台(噂)くらい。どう考えてもノーマルや完全告知系が足らないのです。そう考えたら『Lucky海物語』は、ホールで担える役割があると思いませんか? 入れ替えを考慮しなくて済むのも大きいです。

ノーマルは稼働の瞬発力はなくても下げ止まった後の持続性が特徴です。長期的なスパンで考えたいところ。機械代を回収してポイとか勿体なさすぎるんですよ。他にハズさなきゃいけない機種が山盛りにあるわけですし。

そう考えればドラフト上位指名も? いえ、そこまでは申しません(笑)。

 

○何故にこのリール配列?

むうう。何故にこのリール配列? それが第一印象です。魚群フラッシュ非発生時はスイカの可能性はないみたいですが、中リールにも右リールにも取りこぼしポイントがあります。

ジャグラーを打っているオジサマ方がたまに『ケロット』シリーズに浮気をするのを見かけます。チェリーはジャグラーと同様に狙わなければならないとして。レア小役のオレンジも適当打ちで取りこぼさないから安心できる。そんな要素も大事だと思うのです。目指すべきユーザー層を考えれば、スイカを取りこぼしやすい配列は避けて欲しかったかな……と。

しかし、ノーマル好きには悪くない配列だとも思います。オーソドックスなチェリー落としに『ハナビ』チックな上段BAR停止。リーチ目も期待しちゃいたくなります。そこまで作り込めているのか? って、なっちゃうし。そのユーザー層を狙っているのかな。純粋に”海物語”の演出を楽しませたいのであれば、もっと簡単なリール配列でも良かったのにな。そう思ってしまうのです。

 

コケるか分からない機種ではなく、結果の出ている『源さん・韋駄天』を買うのに有利になるのであれば悪くない機種。使い道のある機種ではないでしょうか。重ねて言いますが、機歴になるのかは知りません。私の”面白いかどうかアンテナ”には関わりのないことです。