メリークリスマス!

このコラムがクリスマスイブに掲載されると分かり、そんな雰囲気のフォトをちょっと撮ってきました。

そして個人的には、そろそろ達したかな、と思ってます。到達点に。

パチンコ最後の日、は自分では決められません。また、パチンコの終焉を見届けたい、とベテランさんなどは言われてますが、この業界そんな簡単には終わらないと思います。

ただ、到達点くらいは自分で決めてもいいのでは?

長いパチンコ歴、勝つことを目標に続けてきました。年間で負け越しはあり得ない。月間でもほぼ負けない。恵まれた点もありました。

1980年代、90年代、そして2000年代。攻略機の宝庫でした。打てば打つほど勝てる時代。いや~楽しかった。人に差を付ける打ち方で、沢山勝てる。ストレス溜まる本業の仕事にストレスのはけ口にもなりました。

毎年、年の初めに年間の目標を立てていますが、2008年の目標が「もっと負けよう」としたのは、投資を惜しむな、不運に逃げるな、の意味もありました。

私のサイト「じゃじゃもれ掲示板」で、15年ほど前にアリとキリギリス、と題したお題の内容は、今、アリのように頑張る時。馬車馬のように頑張った者のみ、キリギリスのようになれる、と書きました。そういえば最近、安田さんのお話にもアリとキリギリスが出てきてましたね。

その後年間の目標は変わっていきました。考える、稼働を減らす、そして楽しむ、へ。

パチンコは身体に良いことは何も無い。目、耳をやられる、少し前までは煙害もありました。また、ずっと座り姿勢のため体力、筋力が低下。そして何よりストレスが半端ない。

若くして他界された田山プロも池上プロも元はといえば、このストレスが原因だと思っています。お酒に逃げる姿勢も含め。愛読していた田山プロのパチンコ日記での忘れられない記述があります。

「今までのパチンコでの幸運など、全て無しにしてもいい。この病が治るなら。」

私が勝率重視としてるのも、ストレス軽減が第一だから。負けてなお楽しかった、は私には無いお話。極端な話ですが、大当たり確率一億分の一の台で出玉一兆個。ブン回りで期待値ものすごくても、嬉々として打つことできません。

どうしても勝たねば、お金が必要だから、のスタイルもストレス。やはり兼業がベスト。パチンコはお小遣い稼ぎ、がベスト。

お店の目、ライバルの目、素行、マナー悪いお客ら、そして不運。とにかくストレス溜まることばかりです。あの空間は。

土日に負けて、また次の土日に負け、明けた月曜日、サラリーマンのモチベーションはいかほどでしょうか。今日からまた一週間仕事。果たして次の土日のパチンコが待ち遠しい、となるでしょうか。私の回りには沢山のパチンコ好きがいました。彼らがだんだんパチンコから疎遠になるのも、仕方ないことかもしれません。

分かっていたことではありました。今はバブリーでも、やがて弾ける。面白いように勝てる時代など長くは続かない。だから、という訳ではありませんが、勝てる時に勝つ。勝つことが厳しくなれば、少しでもいい、と気楽に構える。

パチプロは長く稼働している者がエライ、はもう古い、と思っています。既にお店には安い台しかありません。もう、時間の無駄、稼いだお金はちゃんと使う、時間も必要。安い台だからせめて長く打つ、を歳を取っても続けてると、人より早く老けます、小さくなります。

パチンコ打ちの到達点。それは、もう十分に蓄え、もう勝てなくても良いくらい、となること。そしてそれ以降は、勝つことにアクセクしない、ノンストレスなパチンコライフとなること。そしてパチンコ以外の時間を充実させること。

と、こういう事を己に言い聞かせないと、相変わらずストレス抱えるから。

パチンコ以外に、家内と一緒の時間を最優先(毎晩一緒にウォーキングしています)に、読書、映画、絵を描く、創作物を作る、文章を書く、などの時間も楽しむようになりました。まあ、早く切り上げるのは長く打つと疲れるから、もありますね。

ちなみに、負けてもそれはそれでいい、ハズなのですが、今年、今(12月20日)現在の週間勝敗は46勝4敗。相変わらず抜け切れてないなぁ、まあいいか。