昨日の朝、寝起きにゴロゴロしながらスマホでYahooニュースを見ていたら「日本にいすぎて見についた60の習慣」という、実にキャッチーなタイトルを見かけた。

在日中国人の女性インフルエンサーがSNSで発信したもので、これは良い、と思い素直にパク……オマージュしてみる。

学ぶと言うのは誰かの積み上げた知なり経験をパクるもの。今回のブログに罪悪感は3mmくらいしかない。

 

1.喫煙

何と言ってもコレだ。タスポなどなくとも自販機でタバコが買えた高校生の時代、年齢をカモフラージュするためにパチ屋へ持っていったのがボクとタバコの初邂逅だった。

うん、ちょっと難しい言葉を使ってみたくなって「邂逅」なんて言ってみたけど、邂逅は偶然の出会いという意味だった。残念オマージュ失敗。

意図して持って行った非邂逅な出会いによって、以後ヘビースモーカーとして財布も健康も圧迫する日々は今も続いている。そろそろアイコスに替えた方がいいかしら。

 

2.缶コーヒー

タバコがカッコイイものだった時代、それは明確に映画やテレビの影響があった。インフルエンサーというのはネット上で影響を与える人物のことを指す言葉だが、一つ前の時代は映像がその主流だった。

タバコとコーヒーという組み合わせは、バレンタインにチョコレートくらい、誰かが仕掛けたものなのか、そうでないのか。調べてみると

やはり喫煙者の方がコーヒーを好んで飲むことが分かった。(出典:コーヒーとタバコとの相関関係に関する調査結果

さらにはこんなデータもあった。

年収の高い人ほど、缶コーヒーではなくコーヒー店を利用するそうな。自己啓発を売りにする情報商材屋の「高収入になりたければスタバを利用しろ」なんてキャッチーなのかよく分からないタイトルが浮かぶのは、ボクが低収入だからだろう。

パチ屋のキレイなコーヒーレディには話しかけられないボクはいつも缶コーヒー。糖尿病には要注意だ。

 

3.足組み

座っている時に足を組む姿勢。足を組むのは腹筋・背筋の衰えからくるもので、その姿勢の方が楽だからなわけだが、利き足や股関節周りの関係から、右が上か、左が上か、組みやすい形がそれぞれ存在するため、その偏りが骨盤を歪めて、腰をいわす原因になる。

背もたれにだらーんとよっかかる姿勢は、腰を守る意味では決して悪いことではないらしいが、腹筋・背筋はダメになる。

背筋を伸ばして真っ直ぐ座るのがベストなわけだが、パチ屋で背筋ピーンって張ってる姿勢のイイ人は大抵パチプロ(経験則)でめっちゃ目立ってるのが何とも面白いところ。

 

4.外食

昼と夜、下手したら朝もオール外食というパチプロは多いんじゃなかろうか。

昼はまぁしょうがない。世のサラリーマンの皆様も、誰もが愛妻弁当を持てるわけではない。ましてパチプロが休憩所でお弁当を広げていたら、常連のお婆ちゃんがたのソレとは全く異なる異様な光景になってしまう。

問題は夜だ。

ボクのような半田舎住まいはパチ屋が締まる時間に開いているスーパーがない。帰宅するのも22時23時が当たり前とくればそこから自炊する気力もなく、コンビニ弁当や居酒屋に頼る生活をしているパチプロは少なくないだろう。

外食の場合、食の好みはどうしても偏りがちになるものだ。家で夕飯を作って待ってくれている相方がいるパチプロは、そのありがたみを今一度噛みしめた方がいい。

 

5.時給計算

パチプロなら誰もが今打っている台の時給と閉店までの残り時間、それを計算しながら一日を立ち回る。

これは、仕事の能率を上げるという意味では、別に世界でも役に立つケースも多い。ただ、それをプライベートに持ち込むようになったら危険信号。目の前のお金に執着しすぎて人生の期待値を計れていない証左と言える。勿論、パチプロと人生の期待値なんて、水と油くらい相性が悪いもんだとも思うけれども。

少なくとも「証拠」と書けばいいところをわざわざ「証左」と書いてしまうあたりに自然と「計算」が働く悪癖が顔を覗かせているのは確かだろう。

何事も理屈に偏りがちなパチプロの理系脳は、長年の立派な悪習慣だ。

 

6.ネット(スマホ)

パチプロをするということは当然ながら毎日の大半の時間を台と向き合うことだ。

デジパチにしてもパチスロにしても、今は色々な演出やら音やらで刺激を与えようとしてくるが、刺激は基本的に慣れてくるもの。ある程度パターン化しているデジタル処理な以上、それらに心を動かされることはどんどん少なくなっていく。

一昔前は、打ちながら新聞、雑誌、文庫などを読んでいる人も多かった。今それになり替わっているのがスマホだろう。

無意味な演出を見つめ続けるよりは、スマホから覗き見る世界の方が刺激が多い。

ただし、そればかりになる傾向は否めない。考え方が偏りがちになったり、中毒性を感じる時があるのは否めないので、そうはならないよう注意しているが、ボクは立派なネット依存だと思う。

とは言え、ネットがあるから悠遊道もあるわけで、今ここまで読んでしまったあなたとの不思議な縁も生まれるわけである。

 

そんなことを書きながら、穏やかな春の陽気が窓から差し込む午前中、次々とタバコが消費されていく。

「イカン、外に出なければ」と思いつつも、行く先がスーパーか書類を取りに行くだけの某役所となれば、足は重くなりがち。それは、パチプロで身に付いた悪習慣とは全く関係ない、ただの出不精。

そのついでという訳では無いが、今日は整理していなかった貯玉があるホールへと出掛けてみた。

4600ゲームでBIG7回というまぁまぁドSなツイブレだったが、エンジェルタイムのヒキにも助けられそこそこ時間を忘れて楽しく打つ事ができた。

7時間遊ばせてもらった上にこの内容で2万負けなら、上等な部類か。

すっかり帰りが遅くなり、外へ出るとTシャツにパーカーでは少々肌寒い気候だったが、負けても満足できる程度には楽しませてもらえたからヨシとしよう。

タバコもコーヒーも足を組んでしまうクセも、しっかり三点セットで中々治らないわけだけど、スーパーが開いている時間には切り上げ、設定を気にせず楽しめた。

ボクも変わったもんだなぁなんて思いつつ、それがまた心地よいもんだから、元パチプロってやつは不思議なもんだなぁ。