他のプレイヤーとのトラブルは、圧倒的にパチンコのほうが多かろうと思います。悠遊道は穏やかな方ばかりですが、パチンカーの集いとスロッターの集いの両方に顔を出していて感じたのは……

 

パチンカーのほうがアクは強い!

です。おそらく、パチンカーのほうが“己の技術で勝っている”“誰が何と言おうと自分の釘の見立てが大事”自分の力で勝っているという気持ちが強いような。それだけ自信がないとやっていけないでしょうし。それに対して、スロッターは“自分では分からない解析値が重要”“ホール状況など情報が大事”ということが身に染みています。無駄な波風は立てない。情報をもらえるようにフレンドリーにしていたほうが自分にとって得。そう立ち振る舞うことが当たり前となっているのでしょう。

なので、そうそうトラブルは起こさないんです。それこそ、3号機の体感機攻略とかはトラブル頻出だったそうですが。4号機となってからは『ビーナスライン』とか『バッドボーイ』とか? どちらも20年ほど昔の話です。そして、いずれもホールがしっかりしていれば(シマ閉鎖など)避けられるトラブルばかりです。

いや、今でも新規店の出禁とか出玉没収とか。聞くのはパチンコばっかりですよね。

君子危うきに近寄らず。それを地でいく私はそうそうトラブルには遭っていません。その数少ないトラブルも書いてしまっています(笑)。

で、終わっては何ですので。トラブルと言えないほどの小さな小競り合いの話でも。

ライターになった後、2004年頃のことだったと思いますが。女性の漫画家さんと一緒に打ってネタ作りをするというお仕事中のことでした。打っていたのは大量獲得機の『ガメラ』。設定1なら1/431です。ちょっとヒキが悪ければBIG間1000Gなんて平気で超えていきます。

私の右隣の台に着席した若者。BIG間800Gハマっている台です。私たちも楽しく銭ジャブしておりました。

 

ドンッ!

鈍い音が響き渡ります。右隣の台からでした。自分で回したのはたった200Gちょっと。それなのに1000Gハマリを超えてから台パンチしまくるようになったのです。

「自分の引きが悪いのを棚に上げて。貴重なレトロ台だから大事にして欲しいな」ボソッと独り言。それを聞いていたらしく「何だとテメー」と私の胸ぐらを掴んできたんですね。「自分のヒキ弱をアピールする目的で目立つことしたんじゃないの? 目立つことをして見るなは無理でしょw」と言い返しながら……

 

ヤベェ、今日仕事で来ているんだった!

と思い出すわけです。漫画家の先生、怯えて帰ってしまいました。そして、胸ぐらを掴まれたシーンを漫画に描かれました(笑)。

ちなみに、その若者はホールの事務所に連行されていきました。店員さん吹っ飛んできてくれて助かったわ。仕事だと思いだしてから、さすがに何をされても手出しできなかったんで。

もひとつちなみに。「アイツがヤメさせられたあの台、1000円で引けそうじゃありません?」とゲラゲラ笑いながら話してくれたのは後ろのシマで打っていたワサビさんでした。うん、今はなきグリンピース新宿タワー店での思い出。

エイプリルフールですが、本当の話です(笑)。