3月の統一テーマは相性について。私も長らく打っているので、感じることは多々あります。しかし、非常に表現が難しいもので「相性なんかない。そんなのはオカルトだ。信じられるのは仕事量のみ」と言ったほうが格好良く思えたりもしますし、万人に当てはまるのでそのほうが気楽です。

ただ、結果として自分が歩いてきた道、打ってきた確率の記録は残るわけでして。そこに相性というものは表れてしまうものだと思っています。大事なことなのでもう一度書きます。結果的に。

何度か書いていますが、人生で一番回したのは『クランキーコンドル』(ユニバーサル:1995年)です。これを越す機種はもう二度と出ないでしょう。病気とかそういうことではなく、2006年まで12年も設置され続けていたからです。検定・認定切れの概念が当時は違いましたしね。物理的な日数として無理なんです。

 

そんな『クランキーコンドル』ですが、設定1だけで300万ゲームは記録していました。PCクラッシュで消えましたが。なぜ設定1と分かるのかって? 設定1しか置かないところをマイホにしていたからですよ。それでも十分でした。それ以外の設定も100万ゲームほどはありましたよ。

確か1999年頃の「パチスロ攻略マガジン」で「クランキーコンドル300万ゲームの真実」という企画記事がありましたけど「俺より少ないじゃん」と思ったのは世界広しといえども私くらいなものでしょう(笑)。

 

『クランキーコンドル』の推定設定1ですが、BIGの抽選確率は1/277となっています。しかし、私のデータでは設定3相当の1/256程度だったんですね。300万ゲーム以上を回して。

これ丁寧に説明しないと「設定1以外も紛れ込んでいるデータだろ」とか反発を招きかねません。一応付け加えておくと1/481だったはずのREG確率は1/800を下回っていました。トータルすると理論値に近い105%くらいに落ち着いたでしょうか。

この頃の私「BIGが連チャンする台が分かる」なんてホザいていました。頭の中に全台のスランプグラフが入っていて(それくらい見ていて)、これと思った台に座っていました。BIG間2000ハマリ連発という悲惨なことも経験しましたけど。でも、その通りにして1/256で引けていたわけです。

そんな感覚は、別の機種でも同じ『クランキーコンドル』にしても別のホールで味わったことがありません。まったくもって不思議です。

 

一つ考えられるのが抽選の受け方ですかねえ。自分的にこれと思う台を見つけられた時と、そうでもない時はレバーの叩き方が違うと思うのです。パチスロ機の抽選は、メダル投入orBETボタン操作時に光が走り出して主にレバー操作時などで止まります。そしてそこに書かれた抽選結果を参照します。狙い打ちされないように光は高速です。

しめたと思ってウキウキとレバーを叩く時と、そうでもない時は微妙に叩き方が違って当然じゃないですか。微妙に……ですけど。しかし、抽選の光は高速で動いているので、叩き方が微妙に違えば選ばれる値も変わって当然です。それなのかなと。

ただ自分でも説明に苦慮するんです。でも、それで結果的に出せていたんです。元がアマい機種なので違う台に座っても……という意見は否定しようがないですけど(笑)。

だから元来、オカルト否定派ではございません。説明が難しいし、万人に当てはまるとは限らないので放棄しているだけで。だってそのほうがラクなんだもん。よって、確率論的には相性は存在しないけれども、過去の結果としての統計学的には相性はあるというスタンスをこのまま続けようと思っています。

一方は統計学、もう一方は確率論をベースにして話が噛み合わないケースが多すぎて面倒臭いというのが本音です(汗)。