ファンにはすっかりおなじみの三重のオールナイトだが、今年も盛況のようだ。オールナイト営業が可能となったのは1984年に条例が改正されたからなのだが、当初は全国的に注目を浴びるようなことはなかったと思う。雑誌をはじめ、メディアで取り上げられるようになってから、なかばお祭りのような感覚でパチンコ、パチスロを夜通し打つというファンが増えたようだ。

三重県では、大みそかから元日にかけ、パチンコ店が夜通し営業している。深夜の営業は法律で原則禁止されている。なぜ、三重だけで許されているのか?

 「オールナイト 36時間営業!!」「世界最長! 40時間営業」「打ち納め・打ち初めは当店で」。歳末の県内は、パチンコ店の店頭や駅頭などにこうした告知や広告があふれる。

 「睡眠を取り、可能な限り体力を温存すべし」「クッションを持参すべし」などと長時間遊技の心得を指南する店も。~引用ここまで~朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/ASKDZ4DKGKDZONFB001.html?iref=comtop_8_04

 元々は伊勢神宮を訪れた多くの初詣客がパチンコ店のトイレを利用することから始まったとされる三重のオールナイト営業。現在はほとんどイベントと化しているのだが、店が計画的に赤字を打つということはまず期待できないだろう。

 それでも、大新聞に取り上げられるほど話題性があるのだから、この業界もまだまだ捨てたものではないということなのだろうか。まあ、本気で勝ちにいくという人はまず参加しないだろうが、年に1回くらいはこういうイベントがあってもいいのかもしれない。