このテーマが示された時、既に安田さんの絵が作成済みでしたので、披露する良い機会だし、空きの土曜日枠でいいから書こうとなりました。

さて、私は2009年5月にパチンコ必勝ガイド誌「勝者に学べ」に掲載されるべく上京し、安田さんと対談をいたしました。その後も2度お会いし、既に面識があります。この状態で稼働店が被っても面白くありません。それは私がコーヒーの差し入れとか忖度しまくるのが目に見えてるから(笑)。

なので、ライターでも何でもない無名の安田さんが私の山陰エリアに在住し、稼働されていたなら、と仮定して話を進めたいと思います。

最近は、パチンコ稼働中にもこの仮定の話を考えています。私のパチンコ歴は44年ですが、25年ほど前には私の地域にパチプロが20人ほどいました。彼らは主に新台狙い、イベント狙いをしていました。プロとしてますが、パチンコ副業の手練れも含みます。そして安田さんもそのうちの一人です(笑)。

20人ほど、としましたが、アラジンデスティニーや蒼穹のファフナーの攻略打ちをしたプロは皆無。まあ、田舎ゆえこんなレベルです。

プロかどうかの見極めは簡単です。毎日のように朝から入店し、釘を見て回って、夜まで粘る、こと。釘を見て回らなくても、新台、イベント狙いで食える時代もありました。

それから月日は流れ、プロは随分減りました。7年前、4人になったプロ連の年収もそれぞれを数値予測していましたが、羽振り良かった頃と比べ激減をしました。そして現在、専業として続けてるのは、隣町まで含めて立ち回る1人。他に、スロと兼業で、あるいは1パチも含め、小遣い稼ぎレベルなのが2人、くらいです。果たして今の環境下で安田さんはまだ続けてるのでしょうか?

新台やイベントの際に早くから並んで参加していたプロはその姿を消しましたが、当初から遅い目に入店し、海をメインに粘るスタイルの安田さんは生き残っています。ただ、ライター業として収入がある訳ではなく、またお付き合いしていた方と結婚をするには、職業がパチプロ、と言うわけにはいきません。なので、得意の英語の能力を生かし、塾の講師になることに。いわゆる兼業です。

稼働エリアは田舎ゆえお店少なく、殆どのお店では海でさえ回らないのが当たり前となりました。ただ、ストローク技術を注意されることはありません。なので、少し前なら甘地中海を打つことになります。

私は甘地中海導入時には設置店廻りをして、少し離れた3台導入をされたお店に絞りました。中で1番と思う台を朝から狙いです。なので、安田さんはもしかしたら、そのお店の2番手と思われる甘地中海を打つことになる日がありそうです。

基本は海のミドル、そして今は沖海5がメイン。打てるお店は、2店舗くらいだし、たいしたことはないレベル。この台をストロークを駆使してなんとか、な台に仕上げればまだいいのですが、著名ライターとして手練れなプロ連と関りを持つ環境ではありませんので、捻り打ちまではしません。時間が勝負となりますが朝から夜まで粘るお客は殆どいないので、目立つことは請け合いです。

朝、ややもすると12台の沖海5に座るお客皆無の日もあります。なので朝からしばらくは打ってるのは自分1人、だったりします。日中、数人のお客あれ夕方には1人また1人、といなくなります。そんな中、朝から打ってるその1人が夜まで打つのです。たいして回らん台を最後の1人になっても。

ミドル機と対峙することは、大ハマリの日の経験機会も多くなり、もういいや、の日も当然でてきます。こんな忍耐を要するパチンコ、バカバカしいと思うようになるかもしれません。

田舎ゆえ近隣店は無く、車必須のお店移動するには時間を要しますので、安い台でも粘るべき、ともなります。そしてそれが出なくても、ピンポイントで締められます。あんだけ負けたのに、あの程度の回りなのに締めやがる、とこれまたストレスになりそうです。やはり、毎日打つ専業ではなく兼業で良かった、です。

そして今回、甘の新海が入りました。やはり導入店廻りをした私が打てると判断したのは某店の2台のうちの1台。なので安田さんは打つ機会に恵まれないかもしれません。

しかし、遅れて6台導入店が。ここは棲み分けできそうです(笑)。

さて、ここまでの境遇から安田さんと同世代の私が互いに会話一つしない、のは考えられません。まず、私と同世代の社交的な盟友ケンケンさんが、声を掛けてるハズです。この狭い田舎でよく顔を合わせ、互いに意識しない訳がない、その流れで私とも声を掛けるくらいにはなってるハズ。

そして、もし安田さんが打ってるその後ろに突っ立って釘をガン見してくる輩がいたなら、打ち出しヤメすっくと立って、その輩にマナーの話を持ち掛ける私がそこにいるでしょう。