つい先日新年を迎えた感覚なのですが、もう一ヶ月経っているんですね…。

まぁ、毎年2月に同じ事を言って(書いて)いる気がしますが、実際そう言う感覚に陥っているので仕方がないというか(苦笑)。

そんな2月の恒例行事(?)はさて置き、私のテーマコラムの恒例行事でもあるテーマ発表です。

今月のテーマは…

遊技と健康

となっており、今回は夾竹さんからの提案となっています。

この世に『身体が資本』という言葉が存在するくらいですから、遊技も含めて『何をするにしても、健康が大事』というのは言わずもがな。という感じではありますが、実際に自身の中で『遊技』と『健康』がどんな関係なのか考えてみた事も無かったので、この機に振り返ってみようかな…と。

ホールデビュー当時

私自身が初めてホールに足を踏み入れたのは、4号機の北斗の拳(Sammy)が設置されていた頃のこと。

遊技デビューに対する胸の高鳴りを抑えて自動ドアの前に立ち、その扉が開いた瞬間に視界に飛び込んできたのは煌びやかなエンターテイメント空間…なんてことは無く、澱んだ空気

ゆえに、『これがホールかぁ…』という実感よりも先に『ヤニ臭っ!』と反射的に思った事を、今でも鮮明に覚えています。

北斗自体が2003年(平成15年)導入ですので、私のホールデビューはその1~2年ほど後。

なので、この時点で受動喫煙対策が盛り込まれた『健康増進法』は制定されていましたが、まだ努力義務の範囲。
※2003年(平成15年)5月1日施行

世間一般でも分煙などへの取組み状況はまちまちという状況であり、むしろ、遊技業界においては『パチスロ筐体の下皿に灰皿が備え付けられている』というのが当たり前で、穿った見方をすると、さながらホール内での喫煙を推奨しているかのようにも見えるワケで。

で、私はと言うと【非・喫煙者】

この時点でバンド活動もしていたので、周囲に喫煙者が多かったものの、副流煙や呼出煙に慣れていたり許容できていたか。というと、勿論そんなことは無く。

遊技を趣味として選んだのは他ならぬ自分自身なのですが、それでも脳裏には『スタジオやライブハウス以外でもヤニ臭さや肺がんリスクに晒されるんか…』という嘆きの言葉が過ぎってしまうことになりました。

今でこそ、健康増進法の改正によってある程度は分煙化・禁煙化が進み、【(終わりのない)経過措置】としての過熱式OKエリアを設けることが横行しているとは言え、従前よりはマシな状況となっています。

とはいえ、それなりの年数にわたって副流煙・呼出煙を浴びさせられたという事実は消えませんし、今でも胸部X線検査を受ける度に『蓄積されたリスクが悪さをしていないだろうか』と不安に駆られるワケでして。

そう言った意味で、『遊技暦が長い場合は、健康を害されている可能性が高い』という点は否めないかな…と。

今にして思うと、自身が居心地優先で過疎気味のホールを好んでいた理由のひとつとして『嫌煙』があったのかも知れません…と、今更ながらに気付いた次第です。

 

失ったモノと得たモノ

私が遊技に出会った時点で、パチンコもパチスロも液晶画面はあって当たり前。

今現在では、画面も大きくなった上に裸眼3Dやら透過液晶、LEDイルミ等々、演出の表現技法やそれを支える技術は進化の一途を辿っています。

と同時に、色々とド派手な演出が増えたことにより、長時間の遊技でなくとも、とんでもないレベルの眼の疲労感に見舞われる事もしばしば。

そして、それだけ目に負担がかかっている事を考えると、『視力』にもその影響は少なからず出ているかな…と。

勿論『遊技をやらなかった場合』の事なんて判りませんし、他にもゲームや携帯電話・スマートフォンの影響もあるので一概にも言えませんが、あくまでも個人的な感覚として『遊技も視力低下の一因』と捉えています。

ちなみに、私の裸眼視力は【右:0.1/左:0.3】と、日常生活では眼鏡を常用した方が良いレベルです。
※一般的には1.0以上は日常生活に支障も無く不要、0.9~0.3が必要に応じて使用、0.3未満が常用を推奨とされています。

で、実際に私が眼鏡をかけているか。といえば、そんなことは無く、裸眼で過ごしています。

それどころか、必要に応じて使う為の眼鏡も所有どころか作ってすら居ない状態で、度の入っていないファッショングラスやサングラスを幾つか所有しているだけです。

でも、別段日常生活の中で困ったり不便だったり。と感じた事は無いんですよね。

完全に自己分析ゆえに『ただの思い込み』かも知れませんが、長年の遊技で目を酷使してはいるものの、リールなりパチンコ玉なりの動きをずっと目で追うことによって動体視力が培われ、その結果として外眼筋・内眼筋ともに発達し、ピント調節機能が通常よりも優れている状態なのかな…と。

なので、視力自体は間違いなく悪い部類ながらも、裸眼のまま何の不便も苦もなく日常生活を遅れていると思っています。

あくまでも『見る』と言う観点では。ですけどね。

というのも、外眼筋・内眼筋が発達していても、それを常時活用しているとなると眼精疲労に繋がりやすく、それを起因として頭痛や肩凝り、自律神経の乱れも引き起こされるとされており、その辺を自身が感じる頻度も極めて高いワケでして。

それ故に、視力を若干失ったものの、それを補えるような体質を獲得した。と言う感じですね。

とはいえ、そのために頭痛・肩凝り・自律神経の乱れの頻度が増しているので、トータルで見たらマイナス要素の方が多いような…(遠い目)。

 

トレードオフゆえの優先事項による代償

ここまでで挙げたもの以外で、私を悩ませているモノがもうひとつあります。

それは、『慢性的な腰痛』

要は、遊技している際の座り方や姿勢が宜しくないがゆえに、腰痛が慢性的になっている。と言う事です。

私自身はどちらかと言えばパチスロが主なのですが、地元のホールについてはスロ専/併設店のスロコーナーとも、高さ調節機能を有する椅子が使われていません。

そんな中で、遊技の際にレバーの叩きやすさ・リールの見えやすさ、ストップボタンの押しやすさ等を考慮した高さとなるように己の座り方を工夫すると、自ずと『座る姿勢』としては好ましくない状態になるざるを得ないワケでして。

頭では『人間本来の良い姿勢をキープする。』ということが腰痛防止・回避の策であることは判っているものの、それを意識した姿勢だと遊技に適さないのもまた事実。

結果として、遊技のための姿勢に調整しているが為に、腰痛回避の観点では自滅している。と言ったところでしょう。

まぁ、これもまた遊技に限った話ではなく、職場の業務環境なんかにも同じようなことが言えます。

とはいえ、椅子の高さや諸々が調節できる上に、PC・ディスプレイ・キーボードの置き方も自由にカスタマイズできるので、職場環境の方が融通が利く=ある程度の腰痛回避策を講じられるだけ、幾分かはマシではありますが。

ともあれ、幸か不幸か最近は技術介入機を打つ気会も減っているので、リールの見えやすさやストップボタンの押しやすさについては妥協してしまい、もう少し腰を労わるような座り方を意識したり、冬場は実戦時に腰痛サポートベルトを常用してしまおうかな…と、割と真剣に考えています。

 

スマスロ様々

前のセクションの最後に『技術介入機を打つ気会も減っている』と書きましたが、現役の技術介入機の多くがメダル機である事を踏まえると『スマスロを遊技する頻度が高い』とほぼ同義になります。

で、これによって確実に改善された事がひとつあります。

それは『指先の荒れ』の緩和

金属に長時間触れるからなのか、メダルの汚れに起因するのか、それともその汚れのための研磨剤や洗浄剤が強すぎるからなのか、理由については色々と思い当たるものの、いずれにせよ『メダル機で長時間遊技すると、指先にダメージが出る。』と言う事に変わりは無いワケで。

で、その指先の荒れ・割れについては、ギター弾きとしては致命的であり、言わば死活問題でもありました。

これが、メダル不使用のスマート遊技機では完全に解消されており、快適極まりない感じです。

…ただ、メダル云々関係なく、冬場はキチンとケアしないと乾燥によって硬質化した指先が思いっきり割れるんですけどね…と、左手の指先を見ながら溜め息をつきつつ、このセクションを綴っているのは内緒です(真顔)。


思いつくままに遊技と健康を絡めて色々と綴りましたが、そこまで深刻に健康に響いている事は無いとはいえ、どうしても悪影響の要素が多くなってしまいますね…(白目)。

まぁ、いずれも遊技だけが要因ではないモノですので、あくまで一因と言う風に捉えています。

また、自身が長く付き合っている趣味に出会えている。と言う意味合いで、遊技が【心の健康】に対してプラスに寄与しているとも言えますので、そこは差し引きゼロとしてもいいのかな…と。

勿論、上述した『遊技が【心の健康】に対してプラスに寄与~』と言うのは、あくまでも私と遊技の距離感や諸々をひっくるめた上での持論でしかないので、遊技を趣味とすることが必ずしも心の健康に対してプラスに寄与するとは思っていません。

何なら、むしろその逆もあって然りですからね…。

いずれにせよ、このコラムを綴りつつ『長く遊技を嗜めているのは、心身ともに健康であるからなんだな…。』と、改めて実感した次第です。

そして、この記事を書いている途中段階までの『PCに向かう姿勢』が明らかに腰に悪かった事を、自戒の念を込めてここに記したところで、今月の当方のコラムを〆たいと思います。

(K.S.Yuki)