地域にもよるのかもしれないけれど、昔のパチンコ屋さんにあるコーヒーは利益率が高いのか、ヤクルトとかアサヒが多かった

 

珈琲たいむのビターが好きだったので個人的にはヤクルトどんと来いだけど、ワ〇ダが苦手だったので、アサヒの自販機しかない店が苦手だった

 

瞬間だけあった学生時代、雀の涙程度のバイト代を毎月根こそぎむしり続けてくれたお店がアサヒしか置いてなかったので、そのせいで印象悪いだけかもしれないけど

 

※あらためて調べてみると『パチロー缶』なんてものがあったり、やはり業界との結びつきが強いんですかね

(画像はヤクルトさんのホームページより)

 

さておき、パチンコ屋さんの自販機にメジャーなブランドが普及するまでには、結構な時間がかかった

 

そこを好機と捉えたのか、ペプシ社なんかは独自の路線で「バーディ」なんていうコーヒーを販売したりもした

 

 

CMでは、根津甚八さんが大活躍、その缶コーヒーを片手に勝負ごとにあたれば、やれ宝くじが当選したり、万馬券がとれたり、確変が揃ったりと、雑誌広告によくある「万札であふれるお風呂、両脇には美女」というアレをそのまま再現したような感じだった

 

巨額の広告費をかけた甲斐もあってか、結構な数のパチンコ屋さんに置かれるようになり、そのユーモアさを好意的に捉えていた自分も愛飲していた

 

けれど、いつの間にかなくなっていた

 

公共の賭場で遊んでいるライトな博徒さんにも受け入れられ、笑いながら差し入れし合う光景もよく目にしたものだけれど、いかんせん『バクチのお供に!!』的なコアな層を狙い打ちした製品

 

勝負ごとに興味のない層からの受けが想定以上に悪かったのか、実際、競馬場やパチンコ屋さん以外で飲んでいる人を、ほとんど見かけなかった

 

いまでは、どのお店にも2,3種類のメーカーの自販機が置かれるようになり、客はいつでも飲みたいものを飲めるようになった

 

店によっては、ドトールさんのカップコーヒーが飲める専用の自販機なんてものがあったり、「ネスカフェアンバサダ~♪」のコーヒーを提供してくれる店もある

 

そして最近では、店名や地域名をあたまにつけた「○○珈琲」なんていう、店が淹れてくれるコーヒーもあったり、新しい店でそんなものを発見すると、地味にうれしたのしかったりする

 

なにより、どれもが100円前後という設定がありがたい

 

良い時代だな、と思う

 

しみじみ良い時代だなあと思う

 

けれど、今日に限って一杯一万円弱というのは、、、どうかな

 

10月19日 -18000円