3/24のブログの方でお伝えしましたが、今回のコラムでは「設定推測のツボ」と題して、パチスロで高設定を掴む上での大事な考え方を整理したいと思います。

■Point1.設定を入れる気の無いお店では設定推測などムダ

どんなに好きなパチスロでも設定1ばかり打っていたらお金がいくらあっても足りません。

好きなパチスロだからこそ、長く楽しみたい。その為には少しでも上の設定を掴む事が大事です。

「そんな事言われてもこっちには1しかねぇよ!」

身もフタも無い言い方をしてしまえば

「ええ、その通り」

お店は慈善事業じゃありません。まして、世の中のパチンコ屋さんの8~9割(体感)はお客に運勝ち以外で勝たせる気などありません。そして、例え一時まぐれ勝ちをしたところで、機械割が100%を切っている低設定を打ち続ければ、最終的には必ず負けます。

大前提として設定が入らないお店でいくら探してもムダなんですね。どんなに設定差があるフラグを引こうとも、確定演出以外は意味がありません。1/8192だろうが1/65536だろうが引く時は引きます。どんなに高設定に見えるデータであっても、「その日、その台に高設定が入る根拠」が無ければダメです。まずは高設定を入れるお店を探しましょう。

■Point2.外的要因から高設定がある日を詰める

では、実際にどうやって高設定を使っているお店を見抜くか。その方法は色々ありますが、まずは分かりやすいポイントを箇条書きに補足をつけつつ整理していきます。

・メール、Line、Twitter等で具体的な示唆があるか?

今ではかなり少なくなりましたが、「○○(機種名)に456投入」「必ず1機種に全6を投入」など、具体的な設定値をお店側から情報開示するパターンです。こういった情報は1番分かりやすい取っ掛かりです。その真偽やライバルの過多についてはここでは一旦置いておいて、こういったお店があればまずチェックしてみましょう。

・特定日があるか?

多くのお店で未だにある「○の付く日」「月1○○(店名)の日」など、通常営業に比べて高設定比率が高い日があるかどうか。これについては、その月の流れ、年度の流れなどによって濃い薄いは変動しますし、そもそもガセもありますが、そこは一旦置いておきます。あくまで特定日という分かりやすい日があるかどうか。そして、こういった日を用意しているお店は、逆に「それ以外の日は高設定が原則期待できない」と考えます。

・プロがいるかどうか

一般の方からすれば忌まわしき存在であるスロプロですが、そういった人間が全くいないお店というのはそもそも高設定が存在しないお店。つまり一般の方も勝てないお店です。これは大事な判断基準になります。小役カウンター(スマホ除く)を使っている人がいるかどうか、またそういった人がしっかり回して出しているかどうかを見て下さい。プロは「設定推測をタダでしてくれる便利な存在」として捉えるのがベストです。ちなみに今はスマホの無料の小役カウンターアプリを利用している人を多く見かけますが、それはプロと見なさないのが無難です。見た目のスマートさはともかく利便性では圧倒的にアナログな小役カウンターに軍配が上がります。「現場での利便性」と「カチカチ君にかける数千円+見た目」。これを比較して前者を優先しない人は、勝つことに徹していない人とボクは見ます。

・ライター来店イベントは「“人”と“日”を見る」

一見高設定を期待させるライター来店イベントですが、内容はホントにピンキリです。呼んでいる日が毎月特定の旧イベント日なのであればライターが誰とか関係なくその日を強調したいから。そうでない日なのであれば「その人を呼ぶなら」という機種示唆とまず考えてみましょう。例えばガイドの中武一日二膳さんならGOD系、スーパーパチスロ777のガリぞうさんならジャグ・アクロス系、といったように誌面で得意・好みとしている機種を知ることで高設定が入りやすい機種が見えてくる事があります。一方、要注意なのは、そういった特徴を何ら持っていないただの賑やかし系ライター。特定日ではない日にこういったライターが来ても、経験上全く期待できません。

■Point3.外的要因から設定が入る機種を詰める

Point2である程度高設定が期待できる日が見えてきたら、次にチェックするのは「どの機種に高設定があるか」です。

・扱いの良い機種、悪い機種を見極める

設定12しか使う気が無いお店を除いて、ほぼ全てのお店で「大事にしている機種」と「回収用の機種」があります。これは時期によって変動しますが、今で言えばバジリスク絆やジャグラーはほとんどのお店のメイン機種です。一方、少数台設置の機種、バラエティコーナーの機種というのは基本的に設定には期待できません。ただ、これはあくまで一般論。お店とその日によってかなり変わるところですので、まずは「出す機種・出さない機種がある」と言う事を把握しましょう。

・今日自分が打つ機種はどっち?

前項で述べた扱いの違いを理解した上で、今日自分が打とうとしている機種は扱いが良いかどうか、というのが大事なポイント。メールやLineでジャグラーを思いっきり推しているのに、なんとなく「このお店のメイン機種は絆だから今日もきっと入るだろう」というのは危険です。あわよくば高設定を・・・・・・なんて考え方こそ店長の思うツボと、肝に銘じておかなければなりません。

●ツボ1~外的要因が大前提~ まとめ

アレコレ難しく言ってしまってるかもしれませんが、ここまでの話は恐らくなんとなく皆さんやられてる事だと思います。が、その“なんとなく”こそが1番危険なところで、この大前提のどこかを崩して結局「あー、なんだよ、低設定かよ」なんて辛酸をボクも幾度と無く舐めてきました。

少なくとも設定狙いをする上で、ここまでの話は徹底しなければならない基礎中の基礎だと思います。

今、座って目の前にある台にもし設定を期待しているのであれば、上記を振り返ってみてください。ここまでだけでも完璧に出来ているなら、少なくともトータル収支はマイナスにならない台選択になっているはずです。

推測云々の前に詰めるべき外的要因が必ずある、という事をまず理解して頂ければと思います。よく設定推測は“推測ではなく確認作業”と言われますが、確認作業と言い切れるようになるには埋めなければならない外堀が一杯あるって事だと思っています。

次回の「設定推測のツボ2」では ~外的要因の詰め方~ と題して、より実践的なお店の見方を書いていきたいと思います。