ひょんなタピオカミルクティから、コメント欄が悠遊道連載陣によるハートフルな展開に。そこでまっきゃんさんやナミさんから、このような質問? いや、お悩み相談をいただきました。一言で要約するとコチラ。

初心者にも怖くないパチスロを教えてください(笑)!

うん、普通の読者さんでないので。豪快に端折れました(笑)。しかし、しかしながら超難問です。コインサンドに千円札を入れて、コインを投入してペシペシ押す。その作業を覚えるレベルであれば、オーイズミの『羽根スロ』シリーズ。特に『リラックマ』は絶品です。しかし、そういう機種ほどホールは導入したがりません。利益率が低いんです。

自店でユーザーを育てるのは手間がかかります。他店が育てたユーザーを射幸性で奪い取ってくれば早い。そんな流れがもう20年近く続いています。ほら、薄利多売で地域に密着していた中小ホールが潰れて、ドーンと大きいホールに変わっていっているじゃないですか。そして、遊技人口は減り続けています。いかん。こんな暗い話を書く予定ではなかった(汗)。

○どの機種でも構わない

極論すると、どの機種でも良いんです。誰かにオススメされたところで、その機種を好きになるかはわかりません。“好きこそ物の上手なれ”なんですよ。この機種を打ってみたい。打ってみたら、よくわからなかったけど楽しかった。これが一番です。その機種で「赤7を狙え!」という演出があったら、目押しもマスターしようと思う気持ちは、より強くなりますよね。

とはいえ、オススメできない機種は確実に存在します。玄人好みの機種です。アフロの台(ディスクアップ)などハードな目押しを必要とされるのは、まだ打つには早いですね。打ちたいと思った機種で、どの程度の技量が必要とされるかはチェックしましょう!

ちなみに、一緒に挙げられていたトマトの台(リノ系)は、目押しの敷居が高くはないので大丈夫ですぞ。こちらは玄人好みというよりも、養分上等オッサン好みの機種です。お金でアツい瞬間に出る脳汁を買おうとしているだけです(笑)。

 

○意外でしょ? AT機もOKなのよ!

パチスロを打つ上で必要とされるのは、技量と知識でしょう。技量は敷居の低い……というか、まったくない機種がたくさんあります。6号機で主流となっているAT機なんてそう。目押しができずにレア小役を取りこぼしても、1枚損するかどうか。押し順ナビにさえ従っていれば、プロと技術の差はほとんどつきません。知識を増やすほうに集中できるんですね。

多くある『RE:ゼロ』なんて、スマホを見ながら打っている人が多数(笑)。ほぼゲーム数管理の“白鯨”からしか当たりませんし、ATや”白鯨”終了での即ヤメを基本にしておけば、ヤメ時も大きな間違いとはなりません。このあたりのことは機種によって変わってくるので、予習で最低限の知識を仕入れてから打つことをオススメします。技術不要なら、知識は必要です。

設定推測のために覚えることはありますが、パチンコも設定付きとなっていく時代。キャラの名前ではなく、その絵が出るタイミングなど。良い予行演習になるかもしれませんね。参考になるサイトの見つけ方からして。ただ『RE:ゼロ』は、ハマって白鯨で勝つかどうか。通常ゲームはそれだけで、非常に波の荒い機種なので好き嫌いは激しいということだけは言っておきます。なお、私は凄いとは思いますが好きくはありま……ゴホンゴホン。

 

○ジャグ系は目的意識を持って打とう!

もう1つは、ヤメ時を気にせずに打てる『ジャグラー』タイプです。GOGO!!ランプが光っていなければヤメてOKと知識は必要ありません。安心して技量の段階を上げていくことができます。

ジャグ系を打つ際は、左リールにチェリーを狙おうなどと言われるかと思います。そんなの最初からできたら世話ないですよね。最初は右リールだけ頑張りましょう。赤7とBARのカタマリがあります。それを毎ゲーム狙うのです。目押しの練習ね。

左リールは赤7もBARも2つずつあります。中リールは、赤7が2つにBARが1つ。右リールは1つで上下隣合わせなので見やすいです。

まず、右リールでリールが1周するリズムを習得します。できるようになったら、練習場所を中リールに移動。1つしかないBARを毎ゲーム目押しします。最後に2つある絵柄の対処方法として左リールです。左リールにBARを押せるようになれば、チェリーも取りこぼさなくなります。

大事なのは、適当に打たないで目的意識を持つことです。最初は疲れると思います。疲れて精度が下がったらヤメちゃっても構いません。これを何回か繰り返していれば必ず上達します。ちょっとずつではないのが難しいところですけどね。壁にぶちあたって、でも知らないうちにできるようになってる。そんな段階を繰り返すことになるかな。

 

○私も昔はそうでした

目押し不要と言われるような機種でも、目押しの練習はできるんです。そのリールに1つしかない絵柄を探して押してみる。それだけのことです。なので、よほどの技量が問われる機種以外は、なんでもいい。興味を持てる機種がいいと書いたのです。

今は、5スロやスロゲーセンもありますし、勉強代は安く済むかもしれません。そういった安パイではなく、パチンカーとしてパチスロのシマを見ているわけですから「ここのジャグはいつも盛り上がっている」なんてホールを見つけて、そこでうっかり本格デビューしてみるのもアリでしょう。

私も実はそうでした。CR機よりも前。西陣の『ファンキーセブン』を打っていたホールで、いつも出ているように見えたパチスロの角台が空いていたから座ってみたのが初めてでした。当時は青い絵柄が見えなかったり。それも段階をいつの間にかクリアして今に至ります。ま、次の壁を越すのを待っている間に老眼が始まって退化してしまいましたが(笑)。

まだ触っていないので、ボーナス告知は分かりませんが。大都技研から予定されている『ピラミッドアイ』は初心者さんにオススメかな。50枚あたり22Gと回りませんが、設定1でもボーナス確率は1/40を切ります。何も起こらないことがないので、パチスロを打った感はあるんじゃないですかね。細かくは、まだ計算するほど分かっていないのでごめんなさい。でも、気になっています。