緊急事態宣言は解除されましたが、こんなに気分が重いものになるとは。東京だけは、独自のロードマップにてパチンコホールへの営業自粛要請は解かれておりません(千葉県は6月1日に解除予定)。メディアの人間は、ユーザーの模範たるべき。そう思っていましたが、この中途半端な状態。いったいどうしたら良いのでしょう? ほんと勘弁していただきたいというのが本音です。

例えば神奈川県民が神奈川のホールで遊ぶのと、都民が東京のホールで遊ぶのではリスクが大きく異なるのでしょうか。少なくともそのような根拠は目にしておりません。また、東京の厳しいロードマップが正しいから他の自治体も従えというのであれば、まず緊急事態宣言の解除に異議を唱えるべきと思っております。

いずれにせよ、東京のホールも営業を再開し始めました。大手も今日からというところが多いみたいですね。まあ経緯は、万回転さんの記事を参照していただくといたしまして。

都遊協からの陳情には「ガイドラインパチンコ・パチスロ21世紀会が作成した詳細なものを無視した店舗が発覚した場合には、対策を怠っている店舗として公表していただくことに異議はありません」とまで書かれていたんですけどね。それでも営業再開に向けての対話が継続されなかったことについて、簡単な言葉では表せません。私は都遊協の苦渋の決断を支持いたします。

とはいえ、コロナ以前と同様の気構えで打ちに行くかといったら別の話です。

大前提として、ガイドラインを遵守した営業をしていること。ホール選びの指針の一丁目一番地に感染リスクが加わった方が多いかと思います。正直なところ、まだ打ちに行っていないのでガイドライン通りで“やっぱり安心”と思えるかは分かりません。

何かやるのにリスクゼロはあり得ません。経済活動との両立を見据えた“withコロナ”とは、それぞれ利用する側がリスクを判断するものだと思っています。安心だと思ってもらえるような営業をしなければ、多くの人に選ばれない。国民の関心事です。当然のことでしょう。

ホールの対策としてガイドライン以上のことは、難しいような気もしますが。ガイドライン通りでも不安に感じたら、必要以上に混んでいるホールでは打たないなどのマイルールを追加することとなります。そんなやる気のなさで勝ちたいとかおこがましいので、負けても許せるホールばかりに行くこととなりそうです。

少なくとも、ハイエナがフラフラ周回ばかりすることを許すようなホールでは打ちたくないかな。こういう対策も判断基準。台上カウンタやサブ液晶をベタベタ触られるのは、普段でもウザいのに接触感染のリスクも高まります。携帯用消毒液で、台上カウンタなどを触る前と後に自分で消毒していたら偉いとも思いますけど(笑)。

 

営業再開への支持もそうですが、こういったリスク管理の考え方はパチンコホールだけに限った話でもありません。

カラオケ店も営業方法によっては大丈夫だと(突如ステップ3に格上げされましたが)、まあまあ早くから応援をしておりました。独りカラオケ・複数ならば家族での利用のみを認め、歌う際はマスク着用を義務付け。退室後は換気と消毒を徹底する。これくらいであれば、個人的には安全と思えるかな。無類の独りカラオケ好きの妻には、それでGOサインを出しております。携帯用消毒液も持って行ってますけどね。

それでも危険と思われる方もいらっしゃることでしょう。それも否定はいたしません。そういったリスクの価値観を共有できる友人とか貴重ですよね。リモートワークで1ヶ月に1回くらいしか電車に乗っていませんが、潔癖すぎる人から見ると私は不合格かもしれませんし、私も危機意識が薄すぎる人には近付きたくなかったり。これも“withコロナ”で生まれたことかもしれませんな。

ホール選びも、そのようなリアルに会う友人選びと同じだと思っています。コロナ対策に危うさを覚えるホールは、どんなに出玉が優秀っぽくてもパスかな。私は……ですよ。ともあれ、油断せず。感染拡大の防止に協力する意識は、緊急事態宣言が全面解除されたといっても変えてはならないものだと思っています。