吉宗3やモンスターハンターワールドがデビューして、ホールの中に6号機が増えてきました。

久々のビッグネームに少しだけホールがにぎやかになりましたが、やはり数週間すると客足は遠退いて…どうにも6号機には厳しさを感じますね。

 

稼働が維持できない原因は「6号機は出ない」というイメージが定着してしまったからのように思います。

…が、実際はこれは間違えです。

機械割112%くらいの機種も多数ありますから、機種スペックとしては十分。

では、何が足りないか…というと、ずばり設定です。

ホールに元気がなくて設定を使えないから6号機は出ないというレッテルが貼られているのです。

 

だから、ホールが悪い…と言うのは少し酷ですね。

…と言うのも、皆さんご存じの通り今年はコロナの影響でまともに営業ができませんでした。

さらに、お客さんの財布も自営業などでは冷え込んでいますから、ホールとしてはつらい時期。

オマケに、人気の5号機が設置期限を迎えて、入れ替えに追われているのも追い討ちをかけます。

若干の延長措置が執られたとはいえ、ホールからすると七転八倒を超えて八転九倒くらいの苦境だと言えます。

 

具体的には、八月のサラリーマン番長撤去は台数を抱えているホールも少なくてそれほどでもなく…11月の凱旋撤去は多くのホールが痛手をこうむっていた印象です。

それなりに台数を抱えていたホールでは入れ替え費用も嵩みましたし、ファンを抱えていた機種でもあるので目に見えて客足も悪くなりました。

ここからさらに、一月中旬までに沖ドキを外さないといけない…50台近く抱えているホールもそれなりにあり、全部入れ替えるなら一台40万で計算して(40万×50台=2000万円)の出費。

金額もそうですが、入れ替えたくなるような機種もなく、本当に頭の痛い事態だと思います。

 

客足の低下に加えて、客単価も悪くなり、コロナの影響がいつまで続くか分からない…だから、出玉を絞る。

すると、財布が厳しいお客さんは余計に足が遠退く。

稼働がさらに落ちたホールはより設定を絞り…と悪循環が続いています。

 

この状況がいつまで続くのかと言うと、恐らく沖ドキを外して落ち着くまでで一段落かなと。

そこからは大きな入れ替えが必要になることもないし、徐々に6号機に慣れてもらえれば稼働も上がってきそうです。

また、コロナのワクチンも来年には使えるようになるでしょうから、そこも良化していくと思われます。

 

しかし…自分としては常勝の収録が憂鬱です。

ホールの厳しさがそのまま収支に出てしまっているし、かと言って手詰まりなほど絞られているホールではどうにも手の打ちようがありません。

スナイパイやディスクアップを打てば良いのでしょうが、その選択は最も理にかなっているのと同時に究極の思考停止に陥るものなので、状況が変わるまでずっと同じ選択をするのも…と考えてしまいます。

 

声をかけてくれる方に「スロットやめました」と言われることも増えてきました。

何とも残念…だけど状況的に仕方なくも思います。

沖ドキの撤去が終われば、そこからは徐々に回復するのでは…と期待しながらも、それまでに潰れてしまうホールや離れていくファンの方がどれだけいるのか、ちょっと考えたくなくなります。

 

4号機から5号機になったときも同じような悲壮感がありました(今ほどではないけれど)。

そんな時に現れたのが、番長2と北斗転生だったと思います。

あそこから、5号機の流れはガラッと変わったんです。

この6号機の暗雲を払うような機種がまた現れるのでしょうか?

ビッグネーム機種が出た時は期待して、数週間で失望して…の繰り返しがどこかで変わってくれたら良いのですが。