前回久しぶりに再開したこの講座。先週は店の選択に触れたので、今回は釘の話です。
今の御時世、「釘に触れるのはまかりならん」ですが、まあ、その辺は妖精さんのイタズラ等不思議な力が働くので、深く追求しないよう願います。その方面へコメントをされても、返信はいたしかねますんで。

それで、前回の続きとして使える店の条件ですが、それは各人のレベルで変わってきます。「プロや軍団がいる店は優秀台がある」との唱えは正論でしょうが、自分のように並んだり抽選を受けたりが苦手な打ち手は座れないと絵に描いた餅ですし、他人が「これはいい」と喜んで打っていようが、自分がそういう台を探せないのでは毎回お帰りのハメになりますしね。

ただ、店の傾向として頑張った時に回りや期待日当がハネ上がりやすい店と、そうでもない店は存在します。
例えば、寄りや道釘、ワープが良い店。これは見に行った時に目視や試し打ちで「ヘソ幅が足りないから無理」と判断しても、別の機会に頑張った日にヘソがアケば回りのアップに大きな期待ができます。
逆にヘソ以外の釘に殺しが多いと、ヘソがパックリになっても大して回りが上がらないなんてオチもあるわけです。

近年はホール側も(他にやることが沢山あり過ぎて)頑張る日でも変わるのはヘソのみな場合が非常に多いです。同時にプロ的な打ち手もヘソ偏重の傾向が強まってます。
だから、せめて「風車周りの寄りは真っすぐか?(多くの機種はこれで上等。大半の店が多かれ少なかれマイナスで固定)」に注目しておくのが良いと思います。
多くの店に導入されている沖海5なんて特にそうです。寄りが死んでいないだけで、驚くほどヘソへの玉の寄りつきが良くなるのは知っておくといいかな、と。

余裕があれば道釘の隙間や上下、バラ釘なんかも(同じく)真っすぐかどうか? 記憶や記録をしておくと、ドンドン勝率&収支は上がっていくでしょう。あっ、ステージからの入りも当然含まれますよ。

他には出玉関係でしょうね。機種の設置期間が長くなるほど電チュー周りも殺されていく傾向がありますが、最初はまずスルー!
特に最近のホールは出玉関係で利鞘を取ろうとする事が多いから、軽視はNG。
ここはほぼ100パーセント良くなることがないので、状態が良い店を見つけたら、あとは妖精さんがイタズラして(←しつこい)悪くならないかだけ気にしておけば十分です。