今年から始まった月替わり特定テーマコラムも、早いもので第3弾となりました。

そして、3ヵ月連続で第一日曜の掲載枠をいただいているからか、さながら「月イチ連載を任せられた」かのような感覚に陥っておりますw

実のところは、あくまでも「実戦記以外でも、自身に書ける事がある&書きたいから書いている」であり、併せて「事務方として、テーマの説明をする」と言うお役目をまっとうしている。と言うだけなんですけどね(苦笑)

と言う事で、早速お役目こと「テーマの説明」です。

今月のテーマですが、既に公開済みの佐々木師匠のコラムの通りに…

パチ(スロ)と勝ち飯・負け飯

と、ちょっと変化球な感じのテーマとなっています。

一言で「勝ち飯・負け飯」と言っても、「ルーティーン的なモノ」に限らず、「ちょっとした拘り」であったり、「思い出深い勝ち(負け)飯」等々のエピソードのある方も居れば、「【勝ち飯・負け飯】と言う概念や在り方に対する考え方」と言う観点で一家言ある方も居たりするでしょう。

そんな多様な感じのあるテーマな上に個性的な面々が揃っている悠遊道ライター陣ですから、色々な角度からのコラムが飛び出てくるかと思います。

なので、変化球なれど…。いや、変化球だからこその面白さ・読み応えのあるテーマだった。と言う結果になるであろうと思っております。

…って、これから自身の記事が始まると言うのに、自らハードルを上げてしまった気がするのは私だけだろうか…?(汗)

それにしても、まさかパチンコ・パチスロコラムサイトである悠遊道で「食」がテーマになる日が来るとは…

ただ、これは自身にとっては非常に嬉しいテーマだったりしています。

と言うのも、私は「食」に関して言えば、「作る事」も「食べる事」も「食べてもらう事」も大好き。

特に「作る事」・「食べてもらう事」に関しては、以前に悠遊道動画チャンネルで行われていた生配信にて「飯テロ画像公開」や「現場での生飯テロ(賄い調理)」なんかをやっていた事もありますし、実際に悠遊道メンバーからも…

等々、べた褒めされております。

「昔の夢は料理人で・今も料理が趣味」ゆえに、食材や料理に詳しかったりもしますし、間違いなく悠遊道の中でも食への拘りは強い方だと思います。

かと言って、格安チェーン店やB級グルメ、レトルト食品等を否定する気は全くありません。

実際に、遊技と絡むエピソードとして「記憶に残る忘れられない食事」は、何の変哲もないカップ麺でしたからね…。


あれは、忘れもしない2014年7月19日(土)のこと…

忘れもしないと言いつつも、詳細な日付はあやふやだったので、個人のAmebaブログで確認したのはさて置き(苦笑)

その日はたまたま家族も不在で、開店~閉店まで実戦が可能な貴重な一日。

前日の下見を経て狙いを絞った「アナザーゴッドハーデス~奪われたZEUS Ver.~(ミズホ)」の据え置き狙いにて開店から実戦開始としました。

ただ、このハーデスはリセット挙動こそ見られなかったものの、前日の好調っぷりが嘘のように諸々が弱く、投資1,250枚でヤメ。

ココから「立ち回り」と称した迷走が始まるのでした…。

ハーデスを見切った後ですが、手を変え品を変え…もとい、機種を変え店を変え。と言う流れで…

  • CRダブルライディーンWXA(高尾)→ -2,500玉
  • CR風雲維新ダイショーグン 霧子式(大一) → -5,000玉
  • 蒼天の拳2(Sammy)→ -750枚
  • 主役は銭形2(オリンピア)→ -250枚
  • サイボーグ009(三洋)→ -1,000枚
  • ぱちんこマジカルハロウィン(高砂)→ -1,250玉

と、更に6台を打つも、どれも「引けない・伸びない・増やせない」と言う三重苦の悲惨な流れから抜け出せない状況。

そして、19時過ぎ時点の累計で…

  • パチンコ( 4円):-8,750玉
  • スロット(20円):-3,250枚

と、マイナスが諭吉さん10人分に到達。

ただ、その状況下に置かれた私が選んだのは「実戦続行」でした。

一日累計が100本負けの状態でも心が折れていなかったのは、当時の機種スペックの賜物か、ただの自棄か、それとも『一矢報いたい』と言う意地だったのか…(苦笑)

そして、そんな状態から選んだ機種は、「ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編(京楽)」。

スペックは【大当り確率:1/397.2/確変確率:77%/払い出し球数:600~2,400】と、所謂「(当時における)MAX機」となっています。

で、このキン肉マンですが、投じたのは諭吉さんお一人分の2,500玉。

諭吉さん3人分くらいを投じる覚悟で臨んだのが奏功したのか、望外に早い初当たりを射止める。

そして、この初当たりから…

スーパーマッスルボーナス×12回
16Rボーナス×1回
合計34,005マッスル

と、『まさかの大爆発かつ一撃でプラス域へ浮上』と言う出来過ぎな結果に!

キン肉マンの二つ名でもある「奇跡の逆転ファイター」を自身に投影したかのような出来事でした。

そして長時間実戦から帰宅すると、プラスに転じて終了となった事への安心感を上回るが如く一気に加速する空腹感。

まぁ、朝食も昼食も摂らないまま打ち続けていましたからね。

かと言って、心身ともにエグいほどの疲労感が蓄積されていたからか、帰宅したところから身動きをするほどの気力もなく、夕飯を買いに行くにも食べに行くにも作るのも厳しい。

幸いにも、余り玉を適当に交換した中にカップ麺があったので、ポットで湯を沸かす事にしました。

蓋を剥がし、カップ麺にお湯を注いで待っている間、ふと脳裏に「キン肉マンに肖って、帰宅途中に吉〇家に立ち寄って牛丼でも買っておけばよかった…」と言う思いが過ったりもしつつ、腹が減り過ぎていた為に1分ほど早くカップ麺に手を伸ばす。

未だフライ麺の触感が少し残るパリっとした噛み応えと、ホールの冷房に一日中さらされて冷え切った身体と嵩む投資に疲れ切った心に染み渡る温かい塩気は、今でも忘れられない味であり、私にとって一番思い出深い「勝ち飯」と言えます。


時代的にP機と6号機に移行しているが故に「無茶苦茶な投資からの大逆転劇を経て、安堵の勝ち飯を味わう。」と言う事はもう無いでしょうし、そもそもの話としてこんな『著しくメンタルを擦り減らす様な展開の実戦』を再度体験したいとも思っておりません(苦笑)

そして、このコラムを書いてあらためて気付かされた事がひとつ。

それは、かの哲人ソクラテスが語ったとされる『最高のソースは空腹である』が示すように、味覚のみの絶対評価だけでなく、食事に関する様々なシチュエーション…要は「どのタイミングなのか、誰と食べるのか、食卓の雰囲気がどうなのか…等々」も、「食」への評価を左右する。と言う事。

そう言った意味でも、『皆で談笑しながら食卓・宴席を囲める日』が早く戻ってきて欲しいものですね。

と言ったところで、当方の今月のテーマコラムを〆させていただきます。
(K.S.Yuki)