このテーマですが、以前安田プロとDOKさんと3人で談義を行った時、仮に明日からパチンコ台が1機種のみとなってしまったら?…全国何処へ行ってもその機種しか打てないとした場合、何を選びますか?

という質問に対し、安田プロと私は海をチョイス、DOKさんはF・クイーンを選びました。

安田プロは安定して勝ちやすい機種が選択理由だったと記憶してます。
DOKさんは、ご自身のパチ歴から一番入れ込んだ機種、楽しかった台を選択されたようです。

私はその両方…とは言え、海がけっして一番楽しい台とは思いません(笑)…が、とにかく飽きのこないシンプル演出、ドキドキしたり感動したりはないが、ふつうに長く打てる…この長くとは終日もそうですが、長きに渡ってと言う意味も含んでます。
しかも荒くなく、時間効率は群を抜いている。

食事で言ったら鰻やステーキではなく、おにぎりやお茶漬けと言った感じでしょうか?(笑)

それはさておき(笑)、今回は機種ではなく、メーカーにスポットを当ててみました。

私が一番好きなメーカー?
これも非常に迷いましたが、Sankyoさんを選びました。

理由は3つあります。

一つは「どんなリーチでも当たる可能性がある」

海のようなシンプル系においては、ノーマルリーチがふつうに当たったりしますが、演出コテコテ系においては、ノーマルはもちろん、SP発展前ではマズ当たらないのがデフォ。

ところが、Sankyoさんの場合「えっ?こんなんで当たるの?」というモノが結構あります。

…で、長く打ち込んでいくと、そういう大当たりには「法則崩れ」が含んでいたりします。

熱い演出が出たのにスーパー前半の場合は鉄板とか、ちょっとだけいつもと違うパターンだと鉄or激アツとか、隠れた演出が豊富にあります。

昔好きだったパトラッシュは「法則崩れの塊」のような台でした(笑)

代表的なモノでは、あり得ないハズレ出目のリーチに発展した場合、その時点で鉄板が確定するというモノ。

最近では大工の源さんが、コレと非常によく似た演出があります。

SPのハズレ最終形で中央に0と7という出目はあり得ないという法則があります。

例えば1図柄でテンパイし、SP前半のリーチへ行った場合、前半のハズレは一コマ手前になるので101という出目になるが、中央に0はあり得ないので鉄板。

6図柄でテンパイし、SP後半のリーチへ行った場合、後半のハズレは一コマ先になるので、676となるが、中央に7はあり得ないので鉄板。

パトラッシュにおいては、ここまで分かりやすいモノではなく、打ち込むと徐々に分かって来るものが多かったです。
色々なパターンがありましたが、11?で右の数字が1なら当たりですが、0か1にしかならないリーチに発展した時点で大当たり確定…と言うのは110というのはいわゆる警察の110番…大当たり確定のプレミア出目だからです。

あぁ~話していたらまた打ちたくなってきた♪(笑)

二つ目は「優れた役物技術」

最近では何処のメーカーもド派手な役物が当たり前となっていますが、そういう派手さではなく「えっ?これどうなっているの?」系です(笑)

ちょっと古いが電車でGO2はご存知でしょうか?
テンパイと同時に3両編成の電車が右から左に、左から右へと通過する演出があったのですが、これ右から左に行った後、次は必ず左から右なら分かるのですが、右から左ばかりだったりします(笑)

ふつうに考えれば、片側に電車の役物が沢山たまって溢れちゃうやん←小学生か?(笑)
まぁ、スグに山手線のように、奥でグルリと繋がっているのかな?と考えますが・・・パチ台の奥って何処よ?(汗)ってなります(笑)

まぁ、パチンコのドラム機を考えれば、あの液晶部分はそこそこ奥行が取れるのかと想像しますが当時は不思議で不思議で(笑)

そのドラムと言えばSankyoの十八番ですが、Fユンソナやその後継機?とも言えるFスーパースタジアムのドラム役物も凄いの一言でした!
通常は極普通のドラムの動きをしているのですが、発展するとドラム自体がグルリと回転し、最終的にはドラムではなく、ダーツの的のような役物に変化する(汗)

仕事柄この手の役物には非常に興味が湧くのですが、とても私には設計どころか、こんな発想自体、思いつきません。

三つ目は「斬新なアイディア」

最近の中ではシンフォギアが秀逸?

一番の特徴はラッシュ中の抽選にあります。
一種二種混合機なので、STとは言いませんが、内容的にはショートST機のようなモノ。

約1/7.4の抽選を7回出来る・・・しかし普通のST機との大きな違いは最後の1回転を激アツにしてしまった事。

1~6回までは普通に抽選し、7回目だけは残保留を含め5回まとめて抽選する為、その大当たり確率は約50%・・・なんと最後の1回転がニブイチという前代未聞のスペックが完成!

回数切りのあるST機においては回が進めば進むほど大当たりの期待度がどんどん下がり、カウントダウンが始まれば、もはや絶望感しかない・・・しかし、この台は最後の最後まで期待が持てる…なにせ最後の一回転は必ず激アツなのですから♪

美味しいモノは最後に食べたい日本人向きと言うか何と言うか、抽選の仕組が分かれば何てことないのですが、最初にコレを考えた方は凄いなぁ~と感心するばかり。
さらに兄弟機?とも言える逆襲のシャアでは、最後の1回転(4個の保留をまとめて抽選)で当たると次回の大当たりも約束されるという、打ち手には堪えられないオマケをつけてしまいました♪

また、細かいところでは、保留変化に関しても特出したモノがあります。

てがみ保留というのがあり、コレが入るとリーチが掛かった時、そのてがみの中から色んなモノが出てきて熱かったり寒かったり…これは、まぁ斬新でもないですが、この保留が入った瞬間、先に入っていた保留全てがてがみ保留に変化してしまうと言う演出があります、もちろん激アツ!…さりげない演出ですが、実に興奮する(笑)

また保留変化の色に関しても、普通は青<緑<赤<金というが一般的ですが、この台では青は特殊扱いで、一番熱いサプライズ保留にしてしまった点も素晴らしい。

まぁ、どれも慣れてしまえば何てことないのですが、最初はおぉ!ってなります(笑)

ちょっと古いですが、クリムゾンフィアーのように、保留の変化のみの演出で打ち手を興奮させてしまうモノもありましたが、やはりSankyoさんの保留変化は独特の魅力があると言っていいのかと。

さて、散々褒めまくってきましたが、勝ちやすさから言うとカナリ疑問???(笑)

特に通常時の時間効率の悪さや出玉性能も決して優秀とは言い難い(苦笑)
さらに、斬新なスペックの副作用と言っていいのか?ウッカリ打ち出しを止めたりすると大損してしまうケースも多々あります。

古くはタイガーマスクのパンク、最近ではアイドルマスターのVスト取りこぼし等々。

まぁ、それらを差し引いても、パチンカーを楽しませるという点では、素敵なメーカーの一つではないでしょうか!