久々に行動制限のないゴールデンウィークだったこともあり、高速道路にも長い渋滞の列が帰ってきたようです。私は相変わらず、東京から離れなかったんですが。ゴールデンウィークらしいことをまったくしておりません(笑)。

そんな渋滞の中継を見ていて、昔はよく旅打ちをしていて、渋滞になると“しりとり”をやっていたのにすっかりやらなくなったな。と、しみじみ思ったわけです。もちろん旅打ちですから、車内にいるのはなかなかキャリアのあるパチスロ打ちです。“しりとり”のテーマは、もちろんのことパチスロの機種名。

“しりとり”ですから『アラジン』のように最後の文字が“ン”になってしまってはいけません。『ンゴロポポス』(大都技研)という返し技もできましたけどね。それ以上に要注意だったのは“ヌ”でした。長いパチスロ史上“ヌ”から始まる機種名はないのです。6号機時代となった今でもないのです。

正直なところ、機種名を発して思い出を語ったりするのが楽しいわけで、相手を詰まらせて困らせてはいけないのです。受けて返すのが基本。渋滞の暇潰しですから、ショッパイ試合は不要なのです。そこで注意しなければならないことは、なるべく“ア”で回さないことでした。

 

『アンジェリーヌ』(タイヨー)と発声した瞬間にスリーカウント鳴ってしまいます。しりとりを終了するのか、それを回避して続けるのか。“ア”で回ってきた人にすべてを委ねることになるのです……と、そこまで気合いを入れて続けていた“機種名しりとり”ですが、5号機も中盤になった辺りからとんとやらなくなってしまいました。

『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』

“ス”で回ってきた時に答えれば良いのでしょうか。劇場版の“ゲ”の時に答えて良いのでしょうか。みんなが略す『まどマギ』ではダメ? というようなネーミングの機種が多すぎて、前もってルールを作る話し合いが面倒になってしまったのもあります。正式名称なら京楽はみんな“パ”始まりですぞ。下手すれば、しりとりの本編よりもルール決めに時間がかかります(汗)。

また、タイアップが多すぎて“アニメ・ゲームしりとり”をやっているのと大差がない展開になりやすいと申しますか。それ以外もリバイバルした機種名が多く『押忍!番長』に『番長2』に。あっ、ここも“押忍”は省略不可? となってしまうわけです。『RE:ゼロから始まる異世界生活』ブブー! 『RE:ゼロから始める異世界生活』だもんね~とか多発しそう。

 

まあ、過去にも『エノカナ』とかありましたけどね。まだ、ミドルネーム的なものはそう多くなく「正式名称で行こうや」といった雰囲気が5号機初期まではあったように思えます。子供の頃の“駅名しりとり”や、大人になってからの“競走馬名しりとり”のように、言語化して二次利用的に楽しめるのもカルチャーとしては大事だと思うんですがね。

ともあれ“ヌ”から始まる機種名はまだないので、何か作れば目立てますぞ(笑)。>各メーカーさま

ということで、機種名しりとりはなかなか茨の道ですので、渋滞の暇つぶしには“古今東西”をオススメいたします。