東京は早い段階で梅雨入りしましたが、連日のように猛暑に見舞われております。散歩を始めたのが去年の10月。初となる夏に汗が止まりません。まだ代謝があるようです(笑)。

私の散歩が普通と少し違うのは、ホール視察も兼ねているところでしょうか。喫煙所をお借りしたり、主にジャグ系など分かりやすいノーマル機のデータを眺めながら涼を取らせていただいたり。

 

25年ほど前の朝から晩まで粘ること前提の4号機技術介入時代は、カーディガンなど持参することが必須でした。粘ることになった台が冷房直撃なんてことも少なくなかったからです。しかも、換金ギャップがあるからヤメられない(笑)。『タコスロ』のとある1台なんて“冷凍タコ”と名付けていましたことよ。そんな当時の記憶があると、炎天下の路上と涼しいホールを行き来すればサウナよろしく“ととのう”のではないかと。

しかし、ふと気づいてしまったのです。最近のホールってそこまで冷房が効いていないことに。

大昔のホールって、6月あたりに妙に寒い日があったりしたのです。「あそこに行けば涼める」そんな体感を植え付けて、暑さが本格化する8月などの集客につなげようという魂胆です。

 

変わったのは東日本大震災以降でしょうか。パチンコ業界の電力消費を問題視する人もおりまして。冷房の気温を1℃上げれば電力消費が……と、電力だけでなく経費的にもエコが推奨される雰囲気になっていったかと思います。長くいる分にはありがたいんですけどね。

そんな散歩の途中。30年以上前からあるであろうホールを発見しました。私のパチスロ歴よりもおそらく長く営業しています。初めて存在を知りました(笑)。マイナーな駅。しかも、それほど有名な道路もなし。駐車場もないし……という立地。散歩でもしていなければ見つけられなかったことでしょう。我が家から徒歩1時間半。電車を使っても1時間近くはかかるかな。

おそらく、近隣の住民の方の憩いの場として愛されている遊技場なのでしょう。その人たちの信頼を裏切らなかったから今日がある。隠れた優良店に違いありません。

入ってみると喫煙所は屋外の駐輪場で暑さ倍増。こういう旧態依然としたホールならば店内は涼しかろう。そう思ってみるものの、そこまで涼しくもありません。『CCエンジェル』があったのでお賽銭とばかりに打ちましたが(笑)。

 

長く打つには“寒すぎない”ことも大事ですが、そういや本能に働きかけるような営業って減っているのかな。そう思わされました。というか「期待したほど涼しくはない」という思いが強すぎて、隠れた優良店かまったく覚えておりません。また歩いて行くことにします。

情報の取捨選択が大事な時期が続きましたが、やっぱり“足で稼ぐ”のが間違いないですね。生憎、打てない……だらけとなる散歩コースですが。いろいろなスタイルがあるのですから、やはり自分の目で確かめるのが手っ取り早いです。それはホールの件数が少なくなっても変わらないのではないでしょうか。はい、熱中症には気をつけます(汗)。

そうそう。長野県とか普段から涼しい地域のホールは、冷房が効いていることが多いみたいですね。自宅にクーラーがないケースも多いそうな。そういう人たちが冷を取れるように(来客数を上げるために)涼しくしているそうです。