近所の土手沿いの桜並木の下を、季節感を味わいながら散歩するのが好きです。

5月にはホタルの乱舞も観ることができる綺麗な川沿い。夏の日の朝、昔はジーージーージーーとアブラゼミが煩く鳴いていたものでした。それが昨年くらいからはシャイシャイシャイ、とクマゼミの鳴き声に代わりました。暑過ぎるのか、虫取り網を持つ子供の姿もめっきり見なくなりました。猛暑は虫の生態系ばかりでなく子供の夏休みの姿まで変えてしまったのでしょうか。

気を取り直し、今回の共通テーマは「夏と遊技と思ひ出と」。夏に打った機種いろいろあれど、やはり夏らしい機種を夏に打ったケースは思い出深いもの。近年では、甘地中海を暑い真夏によく追いかけてた記憶がありますが、基本海シリーズは通年の機種となり、季節感は薄らぎました。

そんな中、フィーバー夏祭り(2003年6月登場 SANKYO)や、フィーバー吉田拓郎の夏休みがいっぱい(2005年8月登場)を押しのけ、個人的に1番夏を感じる機種は「フィーバービーチクラブ」(2003年7月登場 SANKYO)です。3つとも冠にフィーバーとあるように、夏らしい機種を夏に出すSANKYOは分かってますね。現在でもヒット機種が豊富なのは分かってるから、なのでしょうね。

背景は真っ青な空と海。海辺にて3人のビキニスタイル(赤、青、ピンク)の女の子が元気よく遊ぶ演出にて、アタックリーチ、ダイビングリーチ、パラセーリングリーチ、そしてバナナボートリーチなどがあり、メール予告や動画予告が楽しく、当たりますようにカットインが来るとアツかった。何色の子が好き、という話題もあったりしましたね。

また、ハイビスカスフラッシュはプレミアでしたし、メールで「ビーチクラブに入会しました」などプレミア文字も。大当たり中に流れる「ビーチクラブ 真夏の宝物」も秀逸でした。「真夏の~~宝物を~~♪」

ちなみに、パチンコ博物館館長牧野氏もこのビーチクラブに惚れ込んで、なんとシリーズ(MX.FX.JX.RX.SX)の実機を全て保有してる、と言われていました。

2003年の夏は県外の海辺のお店へ遠征し、このFビーチクラブをよく打ちに行きました。海辺にあるお店の夏って海水浴客需要もあり、冷房ガンガンに利かせ、床はサンダルから落ちた砂まみれにてその実パチンコは渋い調整なのが当たり前。

しかしこのFビーチクラブは元ゲージやステージ性能も甘目にて、よく回りました。当時のメモ張を見てみると、11回の実践それぞれの回転率26,32,29,32,33,29,30,29,32,32,31という申し分のない回り。打ったのはMX(1/315.5 確変1/2 確変後時短100回)でしたが、とにかく毎回よくハマりました。そして通常比率も高かった。

毎回@30レベルを9時間くらい打ったのですが、結局トータルで収支はマイナス。時間効率もそれだけ回ればかなり良く、時間350回転くらいし回せてました。しかし毎日千ハマ喰らい、打ちながら疑心暗鬼にもなってましたね。これだけ打ち込んで、ハイビスカスフラッシュが全く出なかったというのもありました。なんせ他店で打った際は簡単に出ましたので。まあ、そんなものかもしれませんが。

ちなみに、2003年8月4日の実践は、約300回転で通常当たり、約200回転で通常当たり、1200回転当たらずヤメ。8月26日の実践は、約500回転で通常当たり、約600回転で通常当たり、380回転当たらずヤメ。

私はお昼は車に積んだ、実家のお店の残りパンを食します。で、夏場は保冷バッグに保冷剤が必須。さらにこの海辺店の自販機に、お茶はミニサイズ(値段は割高)しかありません。なのでお茶も持参。で、回りが落ちて来た、またはハマり出したタイミングでエアコン利かした車内で食事となります。エアコン利かした車内って実に快適。ガソリン代が嵩むマイナス面あれど、快適性には代えられません。

そしてこの海辺店。秋になればあのパチンコの歴史を作った機種が登場し、もうこのFビーチクラブには見向きもしなくなるのです。そう、スキップ機の初代「ブラボーファイブ」の登場前夜。もちろん、2代目笑点以降も徹底してスキップ機を追いかけることになるとは、その時はまだ夢にも思わなかったのでした。