当初は

 ド素人プレイヤーが深くゆるやかにガチへと成長していく物語と書いてストーリー

にするつもりだったんですが「そんなんワシ、知らん」いうて、兎にも角にも知らない事が多すぎるわけです。

何しろ遊パチの事を「気軽に遊べる」という意味で、遊パチは1パチの総称だと思っていたくらいです。

そんなだもんだから「はあ?」とか「なに言うてんの?」とみんなに呆れられたり小馬鹿にされとるわけですが、けど思うわけです。じゃあキミらはなんで知ってんのと。
あのひょっこりたまごを藤丸くんて、最初から知ってた訳じゃなかろうがと。

私は藤商事の『リング』をよく打っていたのですが、そこは1パチ、単純に言えば4パチの4倍回せるわけでプレミアムと呼ばれる演出にわりかし出くわしました。

で、ひょいっと出てきたキャラクターに「わっ!」と驚き、「ひょっこりたまご出た!」つって騒いだわけです。そこで「はあ?!」と言われて、初めてあのたまごが「藤丸くん」であると知ったわけです。ちなみに藤香ちゃんの事は「ひょっこりたまごのメス」という身も蓋もない呼び方でした。

これはプレミアム?あれはプレミアム?デンジャー柄はプレミアムじゃないん?でもトラ柄はプレミアムなの?

とにかくパチンコは専門用語も含めてわからない事が多すぎます。若者が離れていくのは案外とここが原因じゃないかとも思うわけです。まぁ私だけでしょうけど、そんな風に思うてるのは。
実際は詰め込み教育時代を生きた私ですが、パチンコでは「ゆとり」なのです。

だもんで巷では早くもかっこわるいと言われてるこれからの型番、冒頭に「パチンコはP、スロットならばS」となる?件も、なんで早くそうせなんだかと思うくらいです。CRの謂われは導入時を知っていたためわかっていたのですが、CR○○FPHとかMTCとかそういうのもやめてほしい。サブタイトルの後ろにミドルか甘かの判別なのならそう記すか大当たり確率をくっつけてよ。『Pリング 愛と狂乱の雅美 1/99』とか『P水戸黄門 うっかり御老公?!ライトミドル』とか。

ああ、そうだ。そもそも、このミドルとかもわからない。
1/399をMAXと呼び、撤去されたので旧MAXと呼んでいますが、じゃあ今の1/319を新MAXと呼ぶべきじゃないんでしょうか。でもパチンコ雑誌にも新MAXなんて呼び方は出てこないし、確率は忘れましたが、以前MAXに対しての機種を「あれは強ミドル」となんとなく教えてもらったのが頭に残っていて、私は1/319を強ミドルと呼んでいます。でも「まっちゃん、ミドルやで」と言われて、じゃあMAXも強ミドルもなくなったの?と。

ベテランプレイヤーにとっては「はあ?」な事も、私にとってはまだまだ未知の世界。
せめて統一してほしく、特に訳がわかんないのは遊パチの事です。甘デジと呼ぶ人もデジハネと呼ぶ人もいる。羽根デジと聞いた時に「ハネモノのこと?」と言うといやいや違うと言う。バネが左右に振り分けてどうとか、もう頭の中のこんがらがりようったらありません。

遊パチに関しても、1/100以下の機種ってんなら、ちょいパチも遊パチなのか。

ここまで細かくうだうだ書いてきたのに、実際は「そんなもん知らんでもだいたいでええやんかもう」と打ってたりして、じゃあどないせえいうんやいう話ですけど。とにかくわからない事だらけなので、今はひたすらに少しずつでも理解していかなくちゃ段階なのです。

こんな私のパチンコは所謂”趣味打ち”というジャンル?のようです。1パチ時代はほぼ毎日のように通っていましたが、4パチに移行してからはだいたい週に1回、多くて3回くらいです。好きな台ではなく勝てる台を打て!という教訓もどこへやら。好きな機種しか打たないでいる内はダメなのだというのは、自分でもわかっています。でもなんせ少しずつ理解してかなくちゃ段階。勝つためにはすべき事があるけれども、詰め込みでは追いつかない今の状態ではひたすら混乱するばかり。小さなことをコツコツと勉強しつつ、今は興味を持った台を、楽しく打ちたい。

とか言うてますけどね。

今年に入ってからはツキに突き飛ばされており、先週末もクイーンズブレイド、慶次2とも微妙なハマりまで行き、さぁどうしようか、打ち続けるか移動かと悩んだ末に移動してズンドコ。

最初に「今日は絶対にクイーンズブレイドや!」と宣言した自分を信じきれず止め、慶次2に移動。

するとクイーンズブレイドがほぼオスイチで爆裂し、慶次2も止めた後すぐに急な坂道駆けのぼる右肩上がりの大当たり。つまり2台とも次の客に大爆裂されたというあるある悲劇を味わいました。

「読みは間違ってなかった」と無理くり自分を慰めてみるも、どぼじでどぼじで(TT)状態。自分を信じられなくなったら終わりだよッとウザい奴の台詞が頭を回ります。

翌日は「もう何を打ったらいいのかわかんない……」と、とぼとぼ歩いて3軒目の店に向かいました。諦めたらそこで終わりだよッと、自分がウザい奴だったという気付き。

私は現在パチンコ店カードは4枚所持しています。店は駅の裏側から少し先にあってなかなか足が向かず年に1回ほどしか行きません。駅前のこぢんまりしたお店が主戦場店。店は家の近所にあります。初めてパチンコを打ち、そこから1パチを打ちに毎日通った(とても良いお店なのですが、なんとなく足が遠のいて今は月に1回くらい)お店です。

それでこの3軒目というのは駅と家の中間くらいに位置する店。1パチを打ちたくなったらぶらっとたまに行くお店です。完全に移行したと言いましたが、大好きな化物語やウサビッチ、4パチにはもうない古い機種などが打ちたくなったらこのお店に行くことにしています。立地のせいもあるのかたいがい空いていて、広い店内でのんびりと遊び打ちが出来るからです。

ちなみに大好きな化物語は、とても細やかな演出がてんこ盛りですが、おかげで「もう見てない演出はない!」「あるとすれば全回転外しだ!」と言えるまで打てました。これは1パチのおかげ。
だから『偽物語』を日本一ワクワクして待っているのは私だと思います。ホント楽しみ!

さあC店で迎えた日曜日の昼下がり、前日の2大悲劇から私を救ってくれたのは……

カヲルくんでした。
やーん。あたしを眠らせてどうするつもり。

とウザい奴の本領を発揮しつつ、なんだかんだ言っても、やっぱり私をいつも救ってくれるのは遊パチなのよね、と再確認です。だって1万発を超えたくらいの出玉がちょうどいいと思ってるんだもの。それ以上は嬉しいけどなんだかドキドキするし。けど1万発以下も望んでないので、半端に出ると突っ込んでしまい、せっかく出た玉を飲まれるというややこしい展開になったりするわけですが。

この『CRヱヴァンゲリヲン8 Premium Battle』の怒濤の連チャンにより
獲得

1パチを打ちに行っても結局4パチ打ったりもする中で、今回は2パチでの出来事。
なんかそれもひっくるめて何もかもがちょうどええ。そんな午後でした。好きな機種で、よきタイミングでちょうどいい出玉。嬉しいな。ありがとう、エヴァ。

さあ、春の嵐が何を吹き飛ばし、次は何を連れてきてくれるのでしょう。

「ゆとり on パチンコ」となるように、蝶のように舞いつつ春を待つことにします!