タイトルにある「誤謬」と言う文字。皆さんは読み方・意味が分かっただろうか。大変恥ずかしながら、ボクは読めなかった。誤謬の“謬”は、漫画キングダムに出てくる摎(きょう)の字かと思った。勿論、意味も知らなかった。

ごびゅう
【誤謬】
(考え・知識などの)あやまり。 「―を犯す」

 先週のブログ内「洋子’s KITCHEN」でサラっと触れた、玉ねぎを水にさらす・さらさないという、どうでもいい論争を自分の中で振り返った時に、最初に「詭弁」と言うワードが浮かんだ。

きべん
【詭弁】
道理に合わない、言いくるめの議論。ごまかしの議論。 「―を弄(ろう)する」。論理学で、相手の思考の混乱や感情につけ入って相手をだます、見掛け上は正しそうな、虚偽の推論。

 口達者な人にありがちな話だと思うのだが、相手を説得したいと思うあまり、本題・命題と逸れた論理展開をしてしまう。そんなシーンがボクにもあった。いや、中身はただの玉ねぎの辛味抜きの話なんだけども。

 玉ねぎは水にさらしたら栄養が抜ける。さらさなくても辛味は抜ける。けれどもさらした方が辛味が抜けるのは早い。正しいのはどれ?という、導き出す必要がない正解を求めてボクの頭の中がぐるぐる回り、詭弁と言うワードから、誤謬と言う言葉を知った。

 玉ねぎの事は「どっちでもええわ!」で流して良い話。むしろ流すべき話。けれど、それが自身の譲れないナニカに触れる物だったら――。そうして争いは生まれる。けれども、過ちを犯す事は誰にでもある事だから、少なくともボクは自身の誤謬を反省できる人間でいたいと思う。

 

 こうして書いていて、何度も ごびょう・ごぼう とミスタイプしてしまう程、慣れない言葉。それが誤謬―ごびゅう―。語感が日常に無さすぎる。

■8/27

+33K

 設定狙いと言うには全く根拠に乏しい「う、打ちたい」着席で、お気に入りのあの花。嬉しくて、楽しくて、とシークレットベースの気持ちでこの写真をLINEに貼ったら、知り合いのスロプから「あの花クソツマンナイよねwww」と言うお言葉を頂いた。ボクは好きなので我が道を行く。

 「好きとか出たからでしょ?w」

 違う。初打ちで負けても打ちたかったから打った。多分、ここがそれぞれにある譲れないナニカ。どっちも正しい。

 

■8/28

あの花(見せ場無し)

-14K

 これであの花三戦目だが、毎回設定2以上確定が出ている。ネットの情報通り、基本スペックが辛めなのかな。そこは分からないけども、設定1じゃないところにホールが稼働をつけたいという意思を感じる。ならば打とう。フリーズを引くまで。

 

■8/31

 引いてしまった。ガックンチェック中に。つまりマイスロ入れてない。このショック、お分かり頂けるだろうか。

 オーマイガ。オーマイガットトゥギャザー。ノーカン。これはノーカンだ。

 

 あとはちょこちょこディスクアップ。

+43.5K 通算ビタ押し成績 443/493(89.85%)

 

 先日、初めて1日単位のビタ押し率が90%を超えた。ここから通算90%台に乗せる為には、7連続ノーミス+以降90%キープという難関を乗り越えなければならない。けれど、パチスロ大好きおじさんの名にかけて「俺のビタ押し?90%だね(ふふん」と言いたいから、以下に気を付けて真剣にビタビタしている。

  • 視点を固定
  • 座り方・目線の高さを固定
  • ボタンと右手の距離を一定に
  • レバオン時の「デデデン♪レディ♪」に心揺らさないよう毎G鳴るものと思って常に2周押しの真剣ビタ
  • 常に2周押しの場合、ギリギリウェイトがかかる。このほんの少し“間”でビタがブレている事に気づいたので、ウェイトはかけないでレバオン⇒押すまでを一定のリズムに保つ
  • 力がブレないよう呼吸も意識

 ここまでしなければ90%に届かないところに凡人さが際立つ。周囲の目など気にせず、集中力を高めて自分の考え得る努力をしている。きっと、ディスクアッパー選手権で上位に食い込むような超人たちにこの気持ちは分からないだろう。

 ボクはパチスロを覚えたての頃、初代サンダーVのビタ外しが全くできなかった。けれどもそれが悔しくて、試行錯誤を繰り返して少しずつビタ押しが出来るようになっていった。だから、今でも稼働している、うみねこ、サザンアイズ、ロックマン、バンバン、そしてディスクアップらを臆せず打てるようになった。

 そうして今、計測当初は全く見えなかった90%の背中が少しだけ見えてきた。そんな確実な成長を実感できるから、パチスロの目押しは楽しい。それは確実にパチスロの世界を広げてくれるし、勝ちへの選択肢を増やしてくれる。

 

 ディスクアップを打っている人は、目押し自慢の人々ばかだ。そこには、一種異様な空気がある。ボクが行くホールで周囲を見渡せば、ボクより下手な人など滅多にいない。みんなビシバシとビタ押しを決めていく。

 しかし、そこでよくある光景が、すごく上手で、すごく速いのだけれど、1打1打が散漫な人だ。そういう人は、得てして一度のミスから立て続けにミスる傾向がある。「周囲の目を必要以上に気にして斜に構える」のは、目押し自慢シマのあるあるだ。

 そういうシーンを見るたびに「もっと真剣にやれば更に上手になるのに勿体ないなぁ」と、自分より上手な人に対して、余計な感情が生まれる。一方で、ミスが多くても真剣にやっている人を見ると「一緒に頑張ろうぜ!」という謎の連帯感・好感を持ってしまう。

 4号機時代にはよくあった、そんな空気感を思い出させてくれるのがディスクアップのシマだ。

 ビタ押しの世界には、詭弁も誤謬も無い。ただシリアスで、シビアな機械と戯れる日々。それがボクは心地好い。