5月某日。
全くやる気の無いボクは適当に朝起きて、「そうだ、京都へ行こう」くらいのノリで家事に没頭していました。
その中の作業の一つにあったのが、郵便物の整理。
溜め込んじまうんすよ。色んなお役所様からのお手紙を。色んなお支払いの督促を。
勿論、毎月のお支払いに関してはクレカの支払いは○○日で~、嫁への上納金は○○日で~、と染み付いているのですが、この時期襲ってくるのが固定資産税と自動車税。未だに年間のキャッシュフローが出来ていないダメ人間です。はい。
GWの飲み会でのヒトコマ。
「年金?イチイチ見てないw」
「住民税?勿論シラネw」
「そもそも給料明細見ないし、嫁に全部握られてるし・・・・・・w」
こんな会話がありまして、「サラリーマン」という社会的立場をしっかり持っていても意外とそんなもんなんだなぁ、と実感。勿論、各家庭で家計をどっちが握っているかにもよりますし、中には会社社長をやっている人、取締役をやっている人なんかもいるもんで、そういう人はこの辺りのお金の流れは詳しい。同じ大学に通い、同じサークルで時間を過ごし、同じようにバカやっていた連中でも、それぞれの道でやっぱりモノの見方は変わるもんなんだなぁ、なんて思います。
そこで浮かぶパチプロあるある。
得意分野には異様に強いけど、それ以外の事がなーんも出来ないっていうところ。
昨年、我が家の庭にある倉庫が台風で基礎からもげてぶっ倒れました。中古のやっすいマンションなもので、倉庫は以前の入居者様の置き土産だったんですが、「経年劣化・・・やむなし・・・・・・」みたいな無念さを漂わせながら横たわってしまいました。
しかし、長年のパチプロ生活で衰えた筋力では1人で建て直すことなどままならず、地面から飛び出たコンクリとそこに繋がる捻じ曲がった金具を見て「あー、こんなん無理無理」みたいな感じで放置していたわけです。が、つい先日マンションの管理人様から「危ねぇからいい加減直せこの野郎!」みたいなお叱りを頂戴しました。
そうなると人一倍体裁を気にするパチプロ。
「はい!喜んでぃ!!」
と、即答するもののDIYなんて出来やしない。結局、現場系のお仕事をされている気の良いセンパイにお願いしたわけです。
すると、ものの30分ぐらいで生き返る倉庫。円筒の鉄パイプの先に見たことも無い円錐状の金具を差し込み、ハンマーで華麗に土中へ埋め、クランプを装着アーンド電動ドリルでネジ止め。あっという間に直立不動の倉庫の出来上がりです。
作業を横目に何も出来ず、何かしなきゃと手伝おうとすると裏目に出る。ヘラヘラしながらお茶を差し入れるくらいしか出来ない自分に、ほとほと無能感を感じたものです。知っていればなんて事は無い作業。でも経験が無ければそういう発想自体生まれないわけです。
そういった「経験の差」はこの業界でも感じるところ。
安田プロのバンドメンバーという事で快く当サイトを宣伝して下さったPOKKA吉田さん。ボクは前々からパチマガ・スロマガサイトの業界情報コラムや単行本、スカパーの出演番組などを拝見していましたが、ボクらイチ打ち手がいくらネットを駆使して調べようがうかがい知れない厚みのある業界情報を提供されていると常々感じます。
今回リンクを貼らせて頂いた「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー」は、個人で入会するには少々値の張る有料サイトです。倉庫の建て直しすら人の手を借りなければ出来ないボンビーではおいそれと加入できませんが、POKKA吉田さんの文章を読めばそれだけの価値を提供されているから故と理解できます。そして、その一端をパチマガ・スロマガサイトの月額540円で見れるのは幸せな事なのかな、とも思います。
一瞬で倉庫を建て直せる方の「経験値」、POKKA吉田さんの「経験知」。似て非なるものながら、共通するのは積み重ねというところ。
垂直に固定された倉庫の横で荒れ放題になった庭に除草剤を撒きながら、日々是勉強やなぁ、と改めて実感した休日でした。
京都行きたい(現実逃避)