カラダは正直だぜ
劇画に出てくる手練れ男の小憎たらしいセリフを、何となく言ってみました。言われたことないけど。

夏だからね。

という不思議な言い草が、何でもかんでもにうっかり通用しそうなほどの暑さが続いています。

そんな夏女ソニアに、この土日、激アツな出来事がございました。まずは8.3のLive!

突然ですが「アメリカンダンスバトル」という、アメリカのスター発掘番組があります。競い合うのはアイドルではなくダンサーたちです。社交ダンスやコンテンポラリー、ヒップホップやらと、様々なジャンルのダンスを披露して勝ち抜いていく。

で何が言いたいかと申しますと、この番組はまずオーディションから始まり、それがキモだなと思うわけです。

シャイで中性的な外見の男性らが、踊り出すと途端に、とんでもなくワイルドだったり色っぽくなったりする。ダンスが解放する「何か」。その瞬間を見るのが好きなんです。

私は踊れないスットコドッコイなドスコイですが、それでもカラダは正直だぜ!
リズムが胸に響いてきて体は自然に揺れ、夢見るような空間の中にいました。POKKAさんの出で立ちに「ジャニス(ジョップリン)やん!」つったりしつつ、初めてのjelly-fishを堪能いたしました。

ギターを弾き、歌う安田プロを見るのも初めて。痺れたことでした、

セクシーな「違う顔」に。

アメリカかぶれみたいですが、英語の表現が好きでたまに使います。奇しくも安田プロは英語の先生だったんですよね。

キスした後、女の子がウットリした表情でこう言う時があります。

 わたし、どこにいたの?

そんな熱狂と恍惚の様子は、ファンたちのTwitterでも躍っています。ひたすらに熱く、素晴らしい夜でした。

安田プロには「私を見つけたら指を差してください!」と、ド厚かましいお願いをしたものです。混雑故にそれは叶いませんでしたが、サングラス越しに「目が合った!」と言い張りたい。なんせ若い頃、安全地帯のコンサートで玉置さんと目が合った事、あるからね。大阪城ホールの2階席の私とね。

あの人と同じ場所に同じ毛

誰も覚えていないと思いますが、昨年「福毛」について書いた事がありました。あり得ない所からあり得ない速度で成長する毛、有り、と。抜けたらどうなるのか報告しますとも。抜けたんです。抜けた日はハッキリしています。お風呂で体を洗っている時に、イタイタタオルに巻き込まれて抜けたからです。カレンダーに「福毛、抜ける」と書き込みました。

でもそのカレンダーを処分してしまったのです……。秋口だったかと思いますが、まぁ昨年のズンドコ収支を見て思いますのに、こんなもん別に福でも凶でもない、ただ「異常に早く伸びる、変なとこの毛ぇ」でしかないというわけです。

そう書きつつも、ちょっと嬉しいような発見がありました。実はまた、同じ場所から生えてきてるんですが、何週間か前の日曜日。午前中に爆笑問題の生番組があります。私は基本的にリアルタイムでテレビを見ず、日曜日は裏のフジテレビを録画しているため、偶然なんですが、なんとなくTVをつけると、彼のアップ画面が。あれっ?

同じ場所……ッ!

異才と呼ばれる人物と、ナイロンみたいな毛、おそろ。ちょこっと嬉しいミーハーぶり。松っちゃんが好きなのに悪い子ね。そんなこんなも、こんな毛ぇも、夏だからね。でしのぎたいところですが、「異常に早く伸びる、変なとこの毛ぇ」であると。そんだけです。でもまたこの毛が抜けたら、その後の福の動きは報告いたします。

君の名は。

嫌煙家ではありませんが、パチンコ屋さんに長く居られないのは環境のせいです。カラダは正直だもんで、ライブハウスでも人酔いも手伝って辛くなってしまいました。ヒゲを生やした4人の恋人のための門限もあり、途中でドロンしたわけですが、出入り口から外に出ると階段があり、その両サイドに男性が3名いらっしゃいました。

とにかく人見知り(信じてもらえないんですが本当です)。顔も見ずに「すんませんすんません」と通り抜けて階段を上がりました。「まっきゃん!」と何度も呼ばれているのも聞こえず、上がりきって振り返りますと、なんと安田プロがいるじゃないですか!はっわ!と驚きついでにレディーガガ。ビックリしてスカートの裾を自分で踏んづけてしまい、あわや脱げるところでした。ズロース de 大ピンチ。

ペッコリ45度して階下を見ますと、モデル・オノ氏の姿が。「うわっ!オノさんやん!」と思わず口から出てしまいました。まんま大阪のオバハンやんかっこわる。

しかし今から思いますに、この、階段の上にいる私ことスットコドッコイなドスコイを見上げるオノさんという構図。

これもう

 君の名は。

やん。映画なら完全に、もうそこから、真上にギューッと一気に東京上空からこんにちは、空撮パターンやん。ほんで隣に安田プロって、どういう事なの。東京から更にギューッ!もう宇宙いくやん!ダンドンダンドンと「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れて、スターチャイルドやん!

ちょっとナニ言ってっか自分でもよくわかんないスけど、オノ氏は君の名はでなく「あなたがまっきゃんさんなんだ」とおっしゃってくださったようです。だのにその後ろから、小太郎氏がひょっこりはんしてるのが目に入り、これまた「えええ?!」となり、皆さんにきちんとご挨拶もせず

「あ”!えっ?あっ!ええっ?」

ラ・ラーラ・言葉に・できなーい。逃げるように帰ってしまいました。Oh,No!!(掛けていると思ってくだすって結構です)なんてこった!あたすって社会人失格!

他にも、和泉プロにはド緊張から話しかけられず、フォロワーのレディたちにも会えず、そこはとても残念な事でした。積極的に動くべきでした。ヘタレ発動の自分を呪います。ただ皆さんライブはムチャクチャ楽しまれたようで何よりでした。

サプライズ的にYuki氏と、そしてじゃじゃサン、DOKさん、Kさんら悠遊道のジェントルなライターたちには、初めてお目にかかれました。

あっ、ひょっこりはん小太郎さんとは4年近く前、マイホでぶつかりそうになった経験があるんですよ。これでも一本のドラマが出来そうですね。ヒロインはお相撲さんですけど。ごっつぁんです……て、やかましいわ。

それにしても人生って不思議ね。すごい熱気でしたよ。パチンコってすごいじゃないですか。もう、何度だって言いたいよ。

 ねぇわたし、どこにいたの?

とにかく夢なら醒めないで!と思える出来事は、この翌日にもあったわけですが、それはまた後日、コラムに書きたいと思います。