「パチンコ特技なのだ」

私が新卒で社会人になって3年後、社内報の紹介欄にこう書いた新入社員がいました。 パチンコ好きなら“趣味:パチンコ”がデフォなのにこの変な自信。彼をよく表した言葉です。 私と同じ店舗に配属されたこのK君。その後、パチ友になるのにさほど時間はかかりませんでした。

1980年代当時、羽根物をメインにしていた私に対して、K君は「センターフェイス」や「マグナム」などの一発台をメインにしていました。1990年代、デジパチ全盛時代となって勝てなくなったK君。私に「パチンコ以外の趣味を持ちたい、釣りはどうかな?」と、一緒に釣具店へ行ったこともありました。しかし、結局その後1度も釣りをすることがなかった訳は、必勝ガイド誌に「ブラボーキングダム」の攻略打法が掲載されたためでした。

早速仕事帰りに2人でブラボーキングダムを実践し、私の台が早々に大当たり。保留消化も無事、ノーリーチ。さあ、ドキドキしながら単発回しを開始。直ぐに大当たり、が繰り返されて、「凄い!こりゃ本物だ」と後ろではしゃぐK君。6連した時、イケメン店長登場し、「その打ち方止めてくれ」。

さあ、その後は私とK君を中心に会社の昼休みはパチンコ仲間が集まってブラボーキングダムの話で盛り上がる。そこで、広範囲の設置店情報が集まることで、次の休みの日の狙い目店の精度が上がり、さらには攻略打法OKのお店が登場してパチ友と流れプロ(余所からの出張プロ)集合状態になったり。

やがて、キングダムネタが終焉し、社内間で転勤などがあったりしてだんだんパチ友連中と疎遠になる中、K君との付き合いだけは続きました。2人で漁師町気質などにより過激系機種が多い福井県の大型店を目指して遠征、連れパチもよくしました。K君は「ラッキーボーイ」や「初代花満開」が好きでしたね。行き帰りの道中では、メーカー毎のハンドルの癖の話など、互いにパチ談義が止まりませんでしたし、けっこう共に勝利が多かったですが、この時の帰りの道中は本当に盛り上がりました。

朝に強いK君。まだ誰も到着していない開店前の店舗にて、気恥ずかしいので車内待機の私をしり目に急ぎ足で入り口に向かうのがK君でしたし、このスタイルは今でも変わらず、会社の年休日をマイホの新装日に充てています。

齢80にして海系機種メインで勝っている彼の母親と、全国をパチンコ店店員として廻った経験を持つ妹さんを持つパチンコ一家のK君。オリ法のQ太プロが全国旅打ち中に宿を提供した時の、パチ仲間連中の集合写真はオリ法誌に掲載されましたね。

K君の名文句。

「俺のために24時間開けてくれ」

・・・何時間打っても疲れを知らない体質や

「5万の負債など、ワンクッションで返せる」

・・・連チャン機大好きで大負けしてもケロっとしている資質により、ツーランホームラン級の大勝ち経験の多い彼を“爆裂王”と命名していたこともありました。

今は、ケンケンさんとして私のサイト「じゃじゃもれ掲示板」に参加していただいたり、私が購入するガイド誌と彼が購入するパチマガ誌の読後交換もしています。新台の演出やスペック情報を打つ前から勉強し、マイホに導入された新台はほぼ全て打っている様子ですが、隣台の演出まで楽しんでしまうのが玉にきずかも。

「こんな当たらないとおかしい演出が外れた!」とよく教えてくれる彼は、また今度の年休日はマイホの新装に合わせ、最新台の角台を打つべくきっと先頭付近に並んでいることでしょう。

ちなみに、平成14年1月8日の朝日新聞に、『HEIWAパチンコトーク』(パチンコファンから集まった短文トーク)に、私の作品も掲載されました。

「昨日どうだった?から始まるいつもの会話」

この時の、どうだった?の会話のお相手ももちろん、ケンケンさんでございます。