パチンカーなら誰もが知っているエヴァンゲリオン。パチンコ業界において既に確固たる地位を確立したわけですが、2004年に初めてパチンコ化された時は、これがパチンコ化?と疑問の声も多かった、というかエヴァンゲリオンって何?と知らない人の方が多かった。

当時、玩具売場店員をしていた私は、ロボット系プラモデルでエヴァンゲリオンが人気あったことは知っていました。1番人気はガンダム(ガンプラと呼ばれていました)。次いで、エヴァンゲリオン、とマクロス。以下、ボトムズ、ダンバイン、モスピーダ、バイファム、など。

ちなみに、エヴァンゲリオンでは何と言っても紫色が特徴的な初号機、マクロスはかっこいいバルキリーが人気No1でした。こう書いてみると、エヴァンゲリオン以外にもけっこうパチンコ化されていますね。

で、賛否両論あった中されたパチンコ化。これが当たりました。

当時、1/500のMAXタイプがメインでしたが私は大当たり確率高めのスペックを好んで打ちました。1/262、確変62%で時短無し。

何か懐かしい感じがしつつ、未来都市的なものもある背景。背景に合ったBGM。と、突然入る黒背景に白文字のタイトル予告。「男の戦い」

同じ波長で淡々と変動する図柄。その変動に違和感を感じたら、「1・3・5」の歓喜の突然確変。エヴァで認知をされた突確演出も秀逸でしたね。そして「動け、動け、動いてよ!」

ミッション演出「○のリーチをかけよ」

突然変る格納庫背景の嬉しい事といったら。

そして大当たりして流れる、名曲「残酷な天使のテーゼ」。曲に合わせて次々切り替わる背景の演出も秀逸でした。

「上段の4テンパイ」「勝ったな・ああ」甘デジ打っててよく出た当確演出でした。甘デジと言えば、「CRA新世紀エヴァンゲリオンプレミアムモデル」がPワールドで設置店が全国1店舗のみとなってた2年前、これを求めて兵庫県の某店へ3時間かけて遠征するも、すでに「調整中」だったのが残念でしたね。

シリーズ第2弾となった「セカンドインパクト」、以降「~奇跡の価値は~」「~使徒、再び~」・・・どれも人気を博しました。思い入れのある方も多いと思います。この頃、個人的に書いていたコラム「10年後から来ました」では、エヴァ7の話を書いていましたが、実際そんなシリーズになりました。

ただ、最近のエヴァンゲリオンについて、だんだん演出が華美になり、通常時のあの懐かしく淡々とした世界観が損なわれてるのを残念に感じています。

原作を知らないファンの掘り起しに最も貢献したパチンコ化、エヴァンゲリオン。現在(これを書いているのが2021年6月)、全国の劇場で絶賛放映中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。観客動員数もすごいことになってるようですが、もしエヴァンゲリオンがパチンコ化されていなければ、恐らくこれを観ること、というか劇場化されることすら無かった、のかも。

映画としては3時間のロングがあっという間。いや~良かったですし、これがシリーズの見納めと思っていたのでなおさら、でした。