貴方野チェロス君との対談動画が悠遊道チャンネルで公開されております。
アツく語るチェロス君との話は個人的にも楽しかったので、第一回のゼットン大木君(これまたガイドファンには「大木さんの違う面が見られて嬉しい」と好評)と同様に多くの人に観ていただきたい。

そんな対談の中で、チェロス君が「ぜひやりたい!」と持ってきたテーマが遊タイムについてでした。
自分も持論をぶつけているので、ぜひこれは観てほしいな、と。
そして、「補足になれば」と今回のブログでは安プロ流の遊タイム機への考えを書いておきます。

☆まずは稼働する身として。
これはメリットデメリット両方。後者は残り時間が大きいですね。「今から万が一遊タイムまで引っ張られたら残業になる。もしくは取り切れない」で、回りはあっても早めにやめなければならない時を多く経験してますので。

メリットは天井間近の台を拾うと、勝ちやすいこと。これは遊タイム機の登場と共にハイエナへ転向したプロの多さでわかるでしょう。
積極的には狙わない自分にしても、何度かはお世話になりました。

☆打ち手全体から見た場合は?
これも良い面と悪い面の両方あると思います。
良い面は今までトータルで勝つ可能性が限りなくゼロだった層にもチャンスが生まれたこと。それから、知識への意識が一般ファンにも少しだけ浸透したことも。今はお年寄りでも「もう少し回すと遊タイムだからやめない」くらいの人は現れているし。

悪い面は遅い時間の稼働の落ち込みと、それに付随するホールの経営への影響かな。誰も座らない台は利益を全然生みませんから。当然、それは釘へ転化されるわけですしね。
この辺は各メーカーから続々と連チャン消化がバカっ速な機種が出ていて、対抗策が講じられ始めてますが。

☆メーカー側への意見というか感想。
本来は「ハマリを怖がって、早くやめがちな一般ファンの遊技時間の歯止めにしたい」という目論みがあったと聞きます。
それが功を奏したかは微妙なんじゃないかなと。「中くらいまでハマると遊タイムまで打たないといけない」そんなイメージを持った人は、海のミドルでも400回手前で引いていたりしますんで。

あと、ミドル機では遊タイムの恩恵が大きくないと、そこまで頑張る人が出ない=遊タイム突入での平均出玉を頑張り過ぎたかな? というのもあります。それがハイエナ層を作り出した部分は大きいでしょうし。

☆最後に。
遊タイムはまだまだ消えてしまうには惜しい機能だと、自分は思っています。
実際、甘デジだと初当り1回分の期待出玉なら、過度な期待で張り付きに出るハイエナも少ないし、割と頻繁に皆が遭遇する事象として認知され、打ち手もホールやメーカー側の期待する行動を取ってくれるかもしれません。
また、ホールも(今の均すと勝てないと諦めている打ち手層も)喜ぶ荒い機種作りに応用できる可能性がある。
内規の勉強が足りない自分が言うのは戯れ言レベルですが…。初当りの基本を浅い回転数での遊タイム(連チャンの期待は小)、自力の当りは(小当りでの抽選を絡めたりして)数100分の1~1000分の1にして、昔のパチスロの集中役(連チャンの期待大)なんて形もアナログとの混合機ならできなくもないのかな? なんて思うので。

また、多くのファンが嫌がる「やめた後をハイエナされる」可能性も、遊タイムリセット可能になれば、ずいぶんと減らせるとも考えます。
「スイッチ一つでポン」は現行の仕様では難しいと思いますが、スロットのペナルティ的な普通はしない打ち方でクリアできなくもない、のかな?

設定つきの機種は正直、パチンコとの相性が悪かったと思いますが(だから封入式の仕様には不安と共に大きな興味がある)、遊タイムはまだまだ可能性を秘めているんじゃないかと考えるわけです。
まっ、古い人間の自分はやっぱりハイエナに徹することはできないでしょうがね。