ドンスペシャルB。それは豊丸が1988年に世に送り出したデジパチです。1300発機でもあり、おまけチャッカー機でもあり、そして何より保留連チャン機の始祖というパチンコの歴史的にも重要なターニングポイントを作り出した名機です。

そして、そんなドンスペシャルBの保留連は、パチンコ必勝ガイドに寄せられた投稿をキッカケに攻略法として広く世に知られるようになりました。

手順は至って簡単。電源オンの状態から保留を付けずに大当たりさせればOK。単発打ち、単発回しで大当たりを引けば誰でもめくるめく大連チャンへの入り口に立つことができます。

そんな仕様を、話題を集める為に、出玉をもっと出す為に、とメーカー自ら仕込んだんだからねぇ。煽りの次元が違う時代ですw

ただ、ドンスペシャルBに限らない話ですが、30年以上前の台の内部仕様・攻略については、本当に正しいやり方というのは情報が錯綜しており、諸説あるのが定番です。かの有名なフィーバークィーンⅡですら未だに謎な部分が残っていたりします。

レトロ台の仕様に関しては「コレで間違いない!」と言い切れる情報ソースは中々見当たらないのが現状です。

また、当時はいくらでも裏物が出回った時代。表向きの顔と実態が異なるケースなんていくらでもあり、裏の顔を体験した人の証言が正規の仕様と異なってしまう事も当然のようにあるわけですが、それもそれで「事実」なんですよね。それが並立する。そんな時代でした。

だから今、ネットでいくら探ったところで、もはや確かなことなど分からないのも仕方ないところです。

ただ、実機が目の前にあれば、100%とは言わないまでも、真相に近づける事もあります。だからこそ、ドンスペであれば

「保留1-3まではつけても大丈夫」

「いや、ダメだ」

と相反する情報の真偽を今更であっても確かめ、エンタメに昇華させるのが、この時代にレトロ台を配信している者の務めだと思っています。

ならば、やるしか無いですよね。単発打ちを。1時間で70回転くらいしか回せない単発打ちを。

こんなの、ガラスを開けて手入れすれば済む話。大多数の方はそう思うでしょう。ボクも旅先などで時間的な制約があるなら、そうする事もあると思います。

一方で、それをどうしても「ズル」に感じちゃう自分がいます。そういうあからさまなショートカット・効率化を見ると白けてしまう自分がいるから、多くの方が無駄と思う手間をあえてかけることに小さな差と価値があると思っています。

さぁ、そうして挑んだドンスペ実戦の結果は……

 

タンポポ史上初らしい、開店前から並んで閉店までノーヒットという不名誉(名誉?)な記録を刻んで参りました。

 

それをどう動画にするかって??

んなもん追加撮影に決まってます。1つの当たりもない動画をエンタメに消化できる腕などボクにはありませんので。

そんなわけで、昨日(月曜日)起こった事を淡々と書きました。そして、以下、本音です。

 

 

 

 

ボクの右腕、死ねばいいのに。

 

 

 

 

木曜日また頑張ります。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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