我ながらなんちゅうタイトルやと思いつつ

これがぱちんこ玉である事を認識すらしていない息子と戯れたこの日しかパチ・スロとの接点がない今日この頃。

そんな中で感じたどうでもよい事を本日も綴っていきます。

期待値と仕事量の違い分かってる？って話

古くは雑誌、今ではネットの世界において、パチンコで勝つ為の大切な理屈として、「期待値」という言葉があげられます。

ただ、パチンコであれパチスロであれ、「期待値」という言葉は本来「この台を正しく打ったら、理論上はこうなりますよ」という未来予測の指標であって、「仕事量」というのは実際に打った後に算出される数字という違いがあります。

これはある程度パチプーをやっている人であれば当然分かっていなければいけない違いなんですが、「期待値」と「仕事量」をイコールで考えている人はかなり多いし、そもそも「仕事量」という言葉を知らない人もいるし、「仕事量の計算」をしていない人もいるから、余剰と欠損の精度が悪いままアレコレ言いたがるのは、ボクを含めたニワカ時代にパチ・スロで勝てている人のあるあるです。

そして、パチ・スロは相手が機械ではあるものの、運・不運によって必ずしも結果は一律ではないので、その根本が分かっていないと欠損が続いた時に心情的なブレが大きくなるものです。

そこがまたパチ・スロのオモシロイところなんですが、少なくとも「仕事量」の意味を正確に語れない人は、パチプロとは言えないと思っています。

 

他方、育児の話をすると、相手は人間。

自分とは違う人格として生まれた子どもに対して、どれだけこちらが綿密に計画を立てたところで、始める前に想定している「今日の期待値」を子どもはあっさりひっくり返してきます。

ですから、そんなじゃじゃ馬相手に「期待値」を語ってもその通りになるわけもなく、今日何が出来て、何が出来なかったのか、という「仕事量」の方が、日々の現実に反映されていきます。

パーフェクトにこなせたら〇〇〇〇円の期待値だけど、実は差が出る内部モードを計算に入れてなかったり、本来取るべき出玉を取れていなかったり、見積もりが甘かったり。本当はお昼寝を１時間以上させたくて、万全の準備をしたのに、ちょっと横を通った車のクラクションの音で全てが台無しにされたり。

そんな細かい差異が毎日必ずあり、その積み重ねの方が「期待値」よりもよほど重要で、結果を正しく把握して受け入れるという振り返りの作業をしなければ次に活かす事は出来ず同じ過ちを繰り返す、というのはパチンコであろうと育児であろうと同じと感じています。

その振り返りが、パチ・スロであれば日々変化するお店の状況に対応する力を養い、自分自身の甘い見積もりを改める事に繋がり、欠損を想定した資金管理に繋がります。

育児も同じで、今日の何がダメで何が上手くいったのか、それらを正確に把握して自分のやり方を絶対視せず、日々成長する子ども相手に自分も常にアップデートしていけるかどうかが一番大切な事で、自分の考えに都合よく見えるネットの空論だけを拠り所にしたって、そのやり方でたまたま上手くいく事があっても、いつか必ず行き詰まるものだと思います。

 

これは、それなりに長くパチプロ生活をして学べた事です。色々とツライ状況に追い込まれても、その責任は他者ではなく自分に向けなければいけない。

何をどう言い訳したって、勝てていない現実があるならそれは間違いなく自分のせい。勝ち負けとは離れて、楽しめる楽しめないも同じです。与えられる状況の中でやるしかないし、それでもやる事を選択するのは自分ですからね。

自分なりに一所懸命作ったご飯を子どもが食べてくれないのも、どんなに優しく丁寧に伝えても言う事を聞いてくれないのも、ふいに訪れるクラクションを想定していないのも、自分がまだまだ子育ての「仕事量」に関して至らないから。

そう思えるようになってからが、そもそものスタートだし、そうして自分の弱さと向き合う事でしか人は成長できないので、パチプロだろうが主夫だろうが、やる事は一緒。

そんな、よく分からない１週間でした。

※コメ返激しく遅れてすみません。いずれまとめて必ず……（青保留

■万回転　プロフィール

  • 1978年生まれ　♂　
  • 累計15年間パチプロしちゃってごめんなさい
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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