安定のリングというわけで、藤商事は今後も定期的に当シリーズの新機種を出していくのだろうが、初代が出たのはもう10年も前になる。初代のヒットで、藤商事=ホラーものという評価が定着したような気がするのだが、確かに工夫を凝らした役モノ演出や臨場感あふれる効果音など、代を重ねる度に正統進化していると言える。今回はシリーズ初の小当りRUSH搭載機となっており、どのようなギミックで打ち手を驚かせてくれるのか楽しみだ。

藤商事は6月12日、都内の同社でパチンコ機の新機種「CRリング呪縛RUSH」のプレス発表会を開催した。

同社の人気タイトル最新作となる新機種最大の特徴は、シリーズで初めて小当りRUSHを搭載した仕様だ。同機の小当りRUSHは、初当りの4回に1回発動するチャンスが設けられており、その約40%の確率で16R確変大当りとループする設計になっている。

大当り確率は1/297(高確率1/93)、確変突入率は65%、電サポ回数は7or50回で、大当り出玉は約792個or約1,584個。専用筐体に装備されているバイブ、エアーといった体感系の役物アクション演出もみどころの一つだ。

発表会で挨拶した同社営業本部の中村俊幸副部長は、「貞子の恐怖がよりリアルに体感していただける新たな自信作」と新機種をピーアールした。~以上、遊技通信webより引用~https://www.yugitsushin.jp/news/category/

 初代リングは確か前回と同じリーチがかかったら高確率で大当りという特徴があったような気がするが、実戦でそのような展開になり、予想通り大当りとなった記憶がある。演出過多の傾向がどのメーカーの機種にも表れていた頃であり、こういう機能があればいいなぁと思っていたら実際に搭載してきたので、よく考えていると素直に感心した。

 自分は某誌で初代の紹介記事を書いたのだが、ショールームに行き、ホールで実戦し、記事を書き、おそらくこれは売れるだろうと思っていたら、予想通りまずまずのヒット作となった。以降のリングシリーズの隆盛は言うまでもないが、原作に忠実に、細かいところまで手を抜かずに作り上げる姿勢が評価される大きな要因だろう。まあホラーもいいが、個人的には恋が丘学園の後継機を早く出してほしいと願っている (笑)。