山佐さんの最新機種「パチスロ 学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド」(以下、H.O.T.D)のショールーム試打に行ってきました。そんなわけで、今回は例によって私のファーストインプレッションをお届けしようと思います。

 

本機はいわゆるA+ART機です。1Gあたりの純増はボーナス込みで+約1.9枚となっており、5.9号機の規則に則って製作されたオーソドックスなART機という印象を受けます。

通常時の待ちどころはもちろんチャンス役。弱チェ、スイカ、チャンス目、スベリチャンス目、強チェ…等を引くと液晶画面に煽りが発生し、擬似連ぽい演出で「H.O.T.D」のロゴが点灯するほどボーナスの期待大という感じ(上の写真はロゴ全点灯)。ここでめでたく「奴ら」を撃退するとボーナス確定となります。

取材に同行したそのまんま宮ちゃん曰く、毒島さんが絡む演出は激アツとのこと。

 

ボーナスは全5種類。赤7または青7の同色揃い、および赤青赤はビッグで、赤BAR赤はREGです。

これらの消化中はBRそれぞれにCZまたはART直撃のチャンスが用意されていますが、以上のボーナスには設定差がなく、出現率が高ければ高設定の期待度がアップする…といった類の要素ではないので注意が必要です。

 

一方、それとは別に搭載された「スクデッドチャージ」には大きな設定差があります。これは「赤・ブランク・赤」の並びから突入する純増204枚のボーナスなのですが、前述したビッグやREGと違って有利区間への移行やCZ&ART抽選の機能を有しておらず、純粋に出玉を獲得するためだけのボーナスとなっています。ようするに、ART中にこれを何回引けるかで最終出玉が激変する…といった感じですかね。どうやら単独フラグしかないようで、成立時には必ず「逆押しで赤7を狙え」の演出が発生するため(実戦上)、プレイ中は同演出が多く発生している台をチェックしておきましょう。

また、CZは10G継続。この間にレア役を引ければART確定とのことで、期待度は約33%。ここらへんは小役確率がわからないので具体的な言及は避けますが、まぁそれなりに突入して当たるという印象が強かったです。チャンス役成立時にはCZを介さずにARTを直撃することもあるので、前兆ステージに突入したらチャンスアップに注目しながら演出の行方を見守りましょう。

そして、数々の難関を乗り越えて見事ARTに突入したなら、まず最初に必ず特化ゾーンに突入して初期ゲーム数を決定します。特化ゾーン中はBARを狙えカットイン=BAR揃い確定で、シングルラインなら10G以上、ダブルラインは20G以上確定で、トリプルラインで揃えば50Gまたは100Gの上乗せが約束されます(チャンス役を引いても上乗せ確定)。特化ゾーンは「?」ナビ発生時に自力の押し順6択に失敗するまで継続。ある意味、最初にどれだけ乗せられるかが全てなので、最初にできるだけ初期ゲーム数を稼いでおきたいところです。

 

ARTの消化中は通常時と同じくチャンス役待ち。チャンス役を引けばボーナスやスクデッドバトル突入抽選が行われ、バトルに勝利すれば特化ゾーンに突入します。カタログを見ると突入後の特化ゾーンは全3種類、バトルは全5種類、三大限界トリガーとして特別な特化ゾーンも用意されているらしいのですが、残念ながら試打中には遭遇できませんでした。

全体的に見て「そつなくまとめた5.9号ART機」という印象。さすがに一撃の出玉性能では旧基準機や5.5号機に遠く及びませんが、長時間かけてまったりゲーム性を楽しみたい人なら、それなりに納得のいく機種ではないかと思います。

気になる導入開始は7月2日を予定。原作ファンおよび山佐ファンの皆さんは、どうぞ楽しみにお待ちください。

 

(C)佐藤大輔・佐藤ショウジ/KADOKAWA/H.O.T.D製作委員会

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