すでにご承知のことと思いますが、現在のパチンコ&パチスロライターには2種類があります。一つは主に物書きを生業とするライターで、もう一つが来店取材や動画出演がメインのライター。かつてパチンコ&パチスロの「ライター」といえば前者を指した…というか、それしかなかったんですけど、ここ十数年で業界の事情は激変し、紙の媒体である「攻略誌・情報誌」の斜陽化が進むと、後者を指すことが多くなってきました。もちろん、両者を完全に区別することなどはできず、どちらかの専業というライターは少数派。多くの場合は両者を並行して行っており、だからこそ広い意味でライターを名乗るのが非常に都合が良かったりするのですが、有名無名あわせて約1000人とも言われるパチンコ&パチスロライターの中から、選りすぐりの精鋭44名がカードになった「2018 プロライターチップス」が、遂にホール景品として登場することになったそうです。

 

写真はエースプロさんの公式サイト画像より

 

当初、この景品は200セット限定販売で、1セット(500個入り)が10万円と告知されてましたが、最新の資料では1セット9万8千円となっていますので、若干の値引きが行われたみたいです。まぁ、それでも仕入れ単価が1個あたり196円と、ポテチとしてはかなり高額な商品になるため(名称こそチップスですが中身はチーズあられでした)、ホールさんも当初は様子見のところが多かったみたいですけど、蓋を開けてみればあらびっくり。すでに今回の第1弾は完売となったそうです。

でまぁ、果たしてこんな高額な景品をお客さんが出玉交換してくれるのか…と少々不安に思っていたところ、どうやらこれは出玉で交換する一般景品ではなく、総付景品として購入を決定したホールさんが多かったみたいですね。公式サイトでも説明されてますが、総付景品とは「お客さんに対して無償で提供する景品」のこと。ようするに、ホールで配られるお茶缶や缶コーヒーなどと同じです。早い話が、ホール側としては集客効果を狙った景品であり、仕入れ費用はお店の広告宣伝費から捻出されると考えればよろしい。総付配布はこの7月下旬から始まるそうなので、欲しい方は公式サイトで配布店をチェックして、早めに貰いに行くのが正解かと思います。いや、もしかするとライターさんの来店取材日に配布するアイテムかも知れないけどさ。

 

ところで、気になるのはカードの種類です。

すでに明らかになっているのは、カード総数は88種+α。内訳はノーマルカード44種とレアカードが44種、それにプレミアムカード21種となっているんですが、問題はプレミアムカードの出現率が約8192分の1ということ。まぁ、それだけ希少価値を高めたかったんでしょうが、前述したようにプロライターチップスは200セット限定販売の1セット500個入り。つまり、おまけカードも計10万枚しか発行されないわけですよ。プレミアムカードごとに出現率が8192分の1なのであれば、1種あたり12~13枚しか用意されておらず、これじゃあ「コンプリートを目指せ!」なんて謳ったところで無理があるような…。

ともあれ、機会があれば私も入手してみようと思います。

 

そうそう、総付景品としてではなく、普通に一般景品として取り扱うホールもあるようなので、そちらに行った方が入手率はアップすると思いますよ。

 

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