先週はオカルトに触れたので、その繋がりからもう一本書きますね。

紙の世界は斜陽だ。これは悠遊道のスタート時から言い続けていることなれど、ますますその傾向は強まっている。
専門誌もなかなか大変になっているようだけど、もっと厳しいのは漫画誌の方かな。漫画は基本バラエティだから、無料で観られる動画に圧される部分が大きいのが理由かも。
実際、自分も見本誌を送ってもらえば読むけれど、自腹で購入するとなると、本屋やコンビニで必ず手にする自信はないしなあ。
(だからこそ、いま残っているファンに作り手側は大感謝をしているはず)

漫画といえばオカルトもセットのようなものだ。こちらも時代の流れのせいで元気がなくなっている。
これはパチンコの仕組みが昔より広くファンに行き渡ったのも理由だが、オカルトを楽しむ層のサイフがもたなくなったのが一番の要因だと思う。
かつて人気を博した漫画のオカルトには、「粘るな」という教えもあり、それは「打つ時間が減れば、負けも少なくなる」という、負けを前提にする人達への効力もあったけど、とにかく抜くホールを相手にすると、今となってはその程度では遊技を続けられないということだろう。

自分も昔はオカルトに対して、「それはいかがなものか?」と反論する直前までいった。
言いたい放題描かれて、それは真摯にパチンコと対峙してきた自分達の書いていることを小馬鹿にされるのとイコールだったんで。
思い止どまったのは付き合いがある編集さんが悲しい顔になる、それだけの理由。
だから、「もし俺に火の粉が降りかかったら、遠慮なく暴きますよ」と言うだけにしておいた。結局、そんな最悪の事態は訪れずに終わりそうだけどね。

ただまあ、パチプロという商売を考えたら、「オカルトを少しくらい持ち上げておけば良かったかな?」なんて思いもある。
パチンコの勝ち方なんて、今じゃあWEBを漁れば正攻法からずる賢いのまで山ほど出て来る時代だ。大昔にモメた店長から「アンタたちが客に余計な知恵をつけるからいけない」と吐き捨てられた通り、パチンコというジャンルは未成熟なままでいた方が、ホールのおこぼれをいただき自分達には得だったのか、なんて(黒い安プロ)。

まっ、そんな人間にはなれんし、それをやっていたら、メディアでの自分の今は無かったろう。正しい方法論は自分が書かなくても、他の誰かが書くわけだし。
ただの笑い話っすね。