朝6時アップの予定が間違ってポチッと押してしまいました。えっとこれは謝るべきなのか(笑)。

オカパチクローバーさんにいただいたネタが好評のようでして、さらに私も書いていて楽しいので再び採用させていただきます。ほんと足を向けて寝られません(笑)。

今回は「パチンコ・パチスロの地域性」について。とはいえ、私は東京生まれの東京育ち。旅打ちを多くしていた時期やメーカーの方から聞いたことを思い出すこととなります。というのも、現在はまったく旅打ちをしておりません。私の求める“機種の地域性”があまり感じられなくなったのは大きいです。いや、行ってみたい今時のホールもありますよ。それは最後に取っておきますね。

 

あっ、ちょっと毒でも吐いておきますか。いろいろなホールさんの営業で飛び回った演者さん多かったですけど。その地方の魅力とか発信している方が少なかったのは残念でした。なんか「お仕事」だなと。ホールの中の光景とか、今はどの地域も大差ないですよ。

パチンコ・パチスロが好きで仕事にできたから旅もできているんでしょ。その地域に少しは感謝しなさいな。毎度発信されている方とかいたら尊敬します。いらっしゃったらごめんなさいね。動画くまなくは見ていないので分かりませんけど。妻の実家がある山陰とか、褒められているツイートとかを見ないのでスネているだけです。

マッタリして良いところなのに。出雲大社か、水木しげるロードか、青山剛昌の記念館でも寄ってから帰れや。売れっ子アピールかっ。はい、毒はここまでにします(笑)。

 

○信じるか信じないかはアナタ次第!

いきなり真偽が定かでない都市伝説で申し訳ないですが。東日本と西日本で電気の周波数が異なることはご存知でしょうか? 明治時代の文明開化の際に、東日本は50ヘルツのドイツ式、西日本の発電機は60ヘルツのアメリカ式を導入してしまったのが原因だそうです。今でも新潟県の糸魚川市と静岡県を流れる富士川を境に周波数が違っています。

パチンコ・パチスロ機が世に出て構わないものなのかを検査する保通協は東京にあります。50ヘルツです。こうして認められた台が富士川を渡った瞬間に異なる挙動を示す……なんてことがあったとか、なかったとか。私がライターになるずっと前の話らしいですけどね。

これが本当にあったのならば「作った人、天才」と言わずにはいられません。なかったとしても「このようなガセを考えられる人、天才」と言わせていただきたいです。このように挙動が違ったりしたら、そりゃ打って確かめたくなりますよね(笑)。

 

○沖スロが盛んな地域

いまも残っている地域性の代表が“沖スロが盛んな地域”でしょう。本場の沖縄は別格(沖縄県にしかない機種もあります)として。九州以外では、愛知県・岐阜県を中心とした東海圏・新潟県・茨城県あたりでしょうか。

県民性に合致したとか、営業が強かったとか、ホールも根付くようにたくさん出したとか。いろいろ理由はあるかと思いますが、正確なところは分かりません。むしろ、なぜ東京に沖スロが少ないのかが分かりません。まあ、県民性は大きいのでしょう。

5号機『シオサイ-30』(2012年)

パイオニアの方から伺ったのは、九州では確率がやや重くボーナスの枚数が取れる『シオサイ-30』系が好評となりやすいとのことでした。『ハナハナ』系がおせち料理なら『シオサイ』はカレーなのかもしれません。九州の血は一滴も流れていないので知らんですけど。

その傾向は、その10年ほど前にユニバーサルの方からも聞いたことがあります。4号機で大量獲得タイプの火付け役となった初代『B-MAX』。全国的な初動はあまり良くなかったそうです。しかし、確率は重くてもたくさん出ると嬉しい九州男児が熱烈に支持し、西からジワジワと人気が高まっていった……と。ブレない九州男児、素敵です。地域性、バカにできないんです。

 

○低交換率の地獄を味わえた地域

同じ機種でも、ところ変われば。それを痛感させられるのが交換率です。設定状況が大きく変わってきますからね。2000年頃までは、一律で低交換率という地域もありました。これは前にも書いていることなのでサラっと。私が体験したのは……

京都府:7.0枚交換

大阪府:7.6枚交換

長野県:8.0枚交換

宮城県:8.4枚交換

そういうホールもあったではなく、その地域の上限がコレでした。さすがに、長野県と宮城県は高設定だらけでしたよ。高価交換が増えた東京との違いは体感できました。うん、大阪府は聞かんといて(笑)。

 

○メーカーも昔はお膝元が強かった!

まだまだ情報インフラが発展中の1990年代は、メーカーも地域に根ざす傾向が残っていました。特に大阪を中心とした関西メーカーはその傾向がありましたかな。パイオニア・高砂電器産業・ネット・バルテックあたりです。

本社機能が関西にあるので、販売網も関西が強いわけでして。関東で見かけないマイナー機も関西では普通にゴロゴロあることも珍しくはありませんでした。時代が時代だけに、メーカーの意図せぬチューンナップをされていることもありました。むしろウェルカムでしたが。

関東でも探せばなかったわけではないかもしれません。しかし、当時はP-WORLDも登録店舗が1000軒とかの時代でして。「普通に置いてあるところに行ったほうが早い」となるのは必然でした。ええ、足を伸ばして兵庫県とすることが大半でしたよ(笑)。

 

○今でもお膝元を体感できる(?)ホール

沖スロの扱いはありますが、どこに行っても同じような機種構成となってしまって、私の旅打ちのモチベーションは下がってしまいました。それでも行ってみたいという地域・ホールはあるのです。それは、メーカーの直営店です。

京楽=サンシャインKYORAKU

SANKYO=フィーバー

三洋=SANYO

大一=大一

ニューギン=ニューギン

右側はホールの屋号です。パチンコメーカーはこれくらいかな。SANKYOのフィーバーのみ群馬県桐生市を中心に展開していますが(以前、本社が桐生にあったため)、それ以外は愛知県が中心です。パチンコメーカーの多くが、愛知県に本社があるからです。ちなみに、群馬県桐生市。パチンコメーカーでは平和も直営店を持っていましたが、現在は手放してしまっています。

山佐=エンドレス

大都技研=大王・アリーナ

北電子=ティアラ

パチスロメーカーは、いま3社のみかな。山佐は、本社のある岡山県。大都技研は東京やその近郊に。北電子は埼玉県蓮田市に構えています。東京都北区に作りなさいな(笑)。

2000年ちょっとまでは、ユニバーサルも東京近郊に複数の直営店を持っていて(ひまわり系列と船橋スペースユー)、先行導入された機種をよく打たされたものです。手放してしまったのは、外国カジノでオペレーター側になったから。その国の規定で、オペレーター側はカジノを経営してはならないという項目に引っかかったと聞きました。他媒体のライターさんとご挨拶できる数少ない場所だったので寂しくもあります。ネギ坊さんと初めてお会いしたのは、南武線は武蔵新城のひまわりで『クレイジーレーサー』の先行実戦のときでした。二人とも悲惨な展開でした(汗)。

この中で特に行ってみたいのは、山佐のエンドレスですかね。ロケ店舗を兼ねているので、全国導入されない機種を打てたりもします。“そこに行かなければ打てない”“メーカーのお膝元を感じられる”私の旅打ち条件をクリアします。レンタカーを借りて、山佐経営のガソリンスタンドで給油もしてみたいです。『ニューパルサー』のケロットの看板らしいですよ(笑)。

 

神奈川県にあるニューオオネのような名物ホールには興味津々ですけどね。ホールの存在が強すぎて地域性とは関係なくなっちゃう気がしてしまいます。あと、6号機への切り替わりで古い台を残すのも困難に。個性作りが難しくなっているのもあります。

ということで、このような話をイメージされていたかは不明ですが「お題:地域性」でお届けしました。今回も書いていて楽しかったです。ありがとうございます。ほかの方々もお題お願いいたします(笑)。