2週間ほど前に日本プロ麻雀連盟の「連盟ニュース」で、私のプロテスト受験が紹介されました。

本来年齢的に受験資格がない私を、理事会を通しての特例で受験させて頂けることはとても有難く感じています。

色々な方から声をかけて頂き質問をされることも多いので、少し自分の考えを語っておきたいと思います。

 

 

ファンの方から一番聞かれるのは「スロットはどうするのですか?」との質問です。

これは非常に単純で、今までと何も変わりません。

麻雀のプロはその道だけで食べられるほど甘くないのです…多くの方が副業を持って二足の草鞋で活動をされています。

自分もそれに倣って、スロットを軸としながら麻雀でも自己表現が出来たら良いなと思っています。

 

 

また、なぜ今なのか…もよく聞かれるところ。

ずっと麻雀好きだったのでもっと早い時なら年齢制限に掛からず通常受験もできたのですが…これはタイミングとしか言いようがありません。

 

 

若いときはひたすらスロットにハマっていましたし、毎日スロットをしないと生きていけるだけの金銭的余裕もありませんでした。

そして、ここ数年で言うならスロットの仕事が忙しくて、時間的にも他のことには手が回らなかったのです。

ところが、コロナの影響もあって一気に時間ができました。

仕事からの積み上げで経済的な余裕もあり、麻雀に打ち込む時間ができたのが今だったということですね。

 

 

ただ、ここまでの説明は環境的な条件が揃ったというだけで、率先してプロになる衝動には繋がりません。

自分が強くプロになりたいと思えたのは、麻雀プロと交流を持つ中で生き方の格好良い理想のプロに出会えたからです。

 

その筆頭は常勝理論にも出演して頂いた瀬戸熊直樹プロ。

一本気な生き方をそのまま表現したような剛直な麻雀に、ユーモアもあり、ファンへの目線も忘れない…麻雀プロの見本のような方です。

また、そんな格好良さとは裏腹に、お酒が全く飲めなかったり、隊長(瀬戸熊プロのブログ参照)に弱かったりと人間味があるのも魅力的です。

 

他にも、パチンコ業界でも活躍されているカリスマの塊「二階堂姉妹」や、クレバーな中に情熱を隠し持つ白鳥プロ、プロ意識の塊であり人間的魅力もずば抜けた滝沢プロ、自分では想像もしない打ち筋でワクワクさせてくれる柴田プロや前田プロや西川プロ、

和久津プロなど、このプロがいるからと例を挙げると切りがありません。

ついでに、沖ヒカル先輩もいらっしゃいますし。

そんな中に混ざって麻雀をしてみたい…が一番の理由です。

 

 

たまに、「Мリーグを目指すのですか?」とも言われますが、私がもし連盟に入れるとしても、肩書は「連盟で一番麻雀が弱いプロ」になるくらい力の差があります。

Мリーグどころか、リーグを一つ上がることが出来るのかどうかすら分かりません。

ただ、それで諦めるのではなく弱いなら弱いなりに必死に喰らい付いて、その姿に何かを感じてもらえたら…と思っています。

 

 

正直、40歳を過ぎて新しいことにチャレンジすることになるとは思っていませんでした。

…が、それをしたいと思わされる出会いと、幸運が廻ってきたことは何かの運命なのでしょう。

私がプロテストに合格できる可能性は現状で50%くらいですね。

今はまず、目の前の最初のハードル…プロテストを越えるところから、このチャレンジはスタートです!