パチンカーの間では「マイホ」…つまり自分のお気に入りで頻繁に通う店をそう呼んでますが、この初代「マイホ」に関して書いてみたいと思います。

自宅から一番近いホールで現在でもまだありますが、ほとんど行く事はなくなりました。
勝つには非常に厳しい閑古鳥店となってしまったからです。

それでも、遥か昔に遡れば、沢山のお客で賑わい素敵なお店でした。
色んなサービスもあり、とにかく他店より廻る!
廻りにおいては何処にも負けない?と思えたほどでしたので、足繁く通ってました。

まぁ2.2円交換の低換金ホールで貯玉使用不可というルールなので、廻るのは当然と言えば当然!
持ち玉ボーダーを切る台は皆無ゆえ、持ち玉さえ固めてしまえば勝ったも同然?…あとはひたすら粘るだけ。

機種としては、現金機では初代バカボン、ワニワニパニックJr、不二子におまかせ等々
CRでは初代サンダーバードや初代ピンクレディが登場した頃です。

私は現金機を中心に打っていたのですが、毎週1~2つの機種がイベントになっていて、イベント台であれば、@30越えは当たり前、40近いのも珍しくありませんでした。

おそらくホールのサービスが一番過剰だった時代でしょうかね?

イベントだけでなく、他にも色々なモノがありました!

特に来店ポイントサービスが面白かったかな?
来店すると1P、雨の日や新装開店の日は2Por3P貰えたりするのですが、そのポイントを貯めると色んなサービスを受ける事が出来ます。

少ないポイントでは景品(ジュースやパン)と交換出来たり、3Pで一旦電源をオフにしてくれると言う謎のサービスもありました(笑)
恐らくオカルト的観点から、そういう希望者も居たのかと?

強烈なのはMAXの100P

これはパチとスロ、それぞれにありました、スロは自分が選んだ機種の設定を6にしてくれると言うモノ…その場で扉を開け6に変えたところを確認させてくれます。
止める時は店員さんを呼び、再び設定を戻されます(ココは見せてくれません(笑))

パチはハネモノのバカ釘を打たせてくれると言うモノ。
約4500個で打ち止めなのですが、100%打ち止めになります(笑)

早いと20分、時間が掛かっても30分程度でしょうか?

まぁ釘を見れば一目瞭然!・・・全ての釘がこれ以上はないだろ?ってほど開いていて、例えVに入らなくても減る事はない(笑)

打ち始めのルールとして、最低1コイン(500円分)の玉を買わされるのですが、そこからが凄い!
サンドから玉がジャラジャラ出てくると「あ、お客さん打つのはちょっと待ってください」と言われます?

店員さんが扉を開けチャッカーに玉を入れ羽根が開くと、おもむろにVゾーンに入れてくれます(笑)

ココからスタートとなりますが、その後Vゾーンに入らなくても、玉が減るどころか徐々に増えていく調整なので持ち玉が無くなる事はたぶん無い、万が一玉が無くなった場合は呼び出しボタンを押してくださいと言われます。

どうやら、玉が無くなった場合は再びVゾーンに入れてくれるようです(笑)

私がこのサービスを受けた時は、百姓一揆という台だったのですが、Vゾーンに中々入らず、打ち止めまで40分くらい掛かったのですが、店員さんに「すみません、いつもなら30分程度なのですが、調整が厳しすぎました(-人-)」って誤られました(笑)

スロは朝から設定6を終日打てるので、どちらかと言うとスロの方が旨味があったのかも知れませんが、こちらは運が悪ければ負ける可能性まであります。
しかしバカ釘台は必ず打ち止め、1万円程度になるので、毎週何人もこのサービスを受けてました。

とにかく毎日通って、打たずともポイントを貯めれば、2~3ヶ月に一回は、必ず1万円を貰えるようなモノですからね(笑)

あと私が一番驚いたのが、ジャンケンサービス(笑)

着ぐるみを着てハンマーを持った店員さん(恐らく店長?)が1人1人ジャンケンをしていきます。

お客がジャンケンに勝つと「どこの釘を叩いて欲しいですか?」と聞かれます(笑)
ヘソを指さすと、ヘソを思いっきり広げてくれます!・・・さらに、これはサービスね♪とか言って寄りも広げたり(笑)

しかもジャンケンをする前に、ココを見ろ!と言わんばかりに、パーやチョキを指さします(笑)

当然お客が勝つので、その日はほとんどの台が偉い事になります(笑)

その後は当局の規制がだんだんと厳しくなり、このようなサービスは皆無となりましたが、今にして思えば都市伝説のようなサービスでした。
まぁ、逆にそこまでやってもホールがボロ勝ちしていた時代だったのでしょう?

そんなサービスの復活までは望みませんが、あの当時の活気が少しでも戻るよう願っております(-人-)