「パチンコに相性?んなもんねーよ」

これ、某誌のガチプロ系ライター氏が言ってました。まあ、言いたいことは分かりますし、こう断定されてしまっては話が終わってしまう訳です(苦笑)。せっかく盟友パチドランカーKさんが提案をされたテーマだし、敢えて話題をひねり出しましょうか。

相性をオカルト、に置き換えると、確か安田さんも無いね、と言われていたと記憶しています。オカルトは、それを楽しむのならアリ、とも。

そして相性は、ある意味ではある。つまり、確率のブレはあって当たり前。結果、相性が良い悪い、はあって当たり前。まず、これが前提。

私はずっと、データを取っています。お店ごとに、機種ごとに、勝率のバラツキ、確率のバラツキ、当然あります。このお店、この機種はどうにも当たりが遠く感じる。所詮少ない試行だし、そう感じる事象もあって当たり前。

なので当たりが遠く感じようが、所詮確率のバラツキなので気にせず、回るならGO。

果たして、これは正解でしょうか?私は場合によっては正解とは言えない、と思っています。

場合によっては、としましたが、これはその昔、特に海系機種で、当たりが遠く感じるケースについて、です。

例えば、私の地域でも海系機種についてPCと繋いで遠隔操作不正が発覚し、営業停止&閉店に追い込まれたお店もありました。別のお店でも、1/200のメルヘンが設置20台、確率分母以上回ってる台も多いのに、毎晩仕事帰りに確認して全台大当たり回数0、なんて日が多い、事象もありました。よく回りましたが私も1度も当てることできませんでした。

そのお店はお客が、モンスターハウスが2日間1度も当たらん、と所轄にチクって営業停止喰らった、という話を聞いたことがありました。

またその昔、メーカーさんが、間違えてミドルの大当たり確率を甘デジに採用してしまった台があり、まあいいか、とそのまま出荷した、という暴露話を小耳に挟んだりもしましたね。

このような事象なども含め、私がまだデータカウンターの無い時代から脳内カウントを続けてデータを取ってるのは、パチンコは自己責任、表記上の数字を鵜呑みにできない、の思いがあるから。

そして実際、2007年頃、隣町A店の「CRスーパー海物語IN沖縄MTA」(1/315.5)設置120台について、よく回るからとプロ集合状態だった時。自分の台も他人の台も当たりが重い感覚があり、データで検証したところ、1/330くらいとなりました。時間帯でも、特に夕方当たらん感覚で、プロ唯一の必勝法である持ち玉で粘るスタイルがどうしても目減りしてしまう日々、でした。

挙句、夜粘るプロが減り、挙句プロ自体が減って行きました。このお店では、玉増やしを得意としていた甘カイジざわ、がよく回ったのにどうしても勝てなかった、などの事象もありました。ハイ、私もこのA店を「プロ殺し店」と銘打って、最終的に行くことをヤメ、ました。

海系では他にも、B店「CRスーパー海物語M55W」、C店「CR新海物語スペシャルM5」、D店「CRA大海物語3SAP」などが表記上の大当たり確率よりかなり悪い数値となりました。まあ、よく回ったから粘った結果であり、この対策は同じお店ばかり続けない、でした。

海系機種をグループで打つ軍団の親方も言ってました。「これだけデータを集めても海は大抵トータル確率が悪くなる」と。

先のA店では、ココばかり通いつめて回転率28回(千円)レベルの台でさえ月間マイナス計上、をやらかしたことの反省、でもありました。

相性がいい(大当たり確率が良い)、ケースもあります。よく打った機種では、「CR冬のソナタ」「CR冬のソナタ2」、は実践値がそれぞれ、通常時45186回転させて表記上1/317に対し1/266、通常時58857回転させて表記上1/299に対し1/276でした。

また、海系機種では「CRスーパー海物語IN沖縄桜ライト」について、通常時373944回転させて表記上1/199に対し実践値が1/191となりました。この機種は3年以上追いかけたのですが、海系機種にしては珍しく、安心感を持って打つことができました。

そして昨年から今年にかけては、「P大海4スペシャル」をよく打っていますが、どうも確変比率が悪いです。同じくこれをよく打って、私とは違いよく連チャンするデータをパチドランカーKさんから見せて頂きました。同じ機種を打ってるとは思えない、凄い年間平均連チャン数(4連台)でした。

Kさんが選ぶモードは「海モ」一択にて、このモードの面白さも教えて頂きました。兎に角予告少にしてのチャンス目がアツい、そう。これに学んで普段「クリスタルモード」にしてましたが、「海モ」にして挑んだ結果、チャンス目も魚群も何もアツいの来なくてもう千回転以上当たらず。

そう言えば、北斗無双でのST時のバトルキャラ選択時、ケンシロウが脆弱過ぎる傾向があり、もうケンシロウは選ばん、と心に決めてたりしています。

やっぱ、心の奥底にも相性はあるようです。

余談ですが、アイキャッチ画のカラフル猫ちゃんを造るには、いろいろ試した結果、麻の紐を巻いた太目の針金を土台とし、石粉粘土、アクリル絵の具、水性ニス、が相性が良いようです。