☆今回のテーマコラムですが、パチンコはあくまで個人で楽しむ物ですからね。手厳しいことを書いたとしても、それはあくまで私の主観。むろんのこと、異論も認めます。

さて、前もっての弁解はここまで。
今回は自分が長年打ってきての玉の挙動に関する意見です。

☆若い頃はすんなりと入るべくしてチャッカーに入賞する台が好きだった。ランダム性が小さいというかね。玉のスピードも速すぎない方が動態視力が弱い自分には好都合

だから、一発台はあんまり好みじゃなかったっけ。機種の特性上、入賞が望めそうな玉がどうしても少ないんで。羽根モノも一瞬でVが決まる台は苦手だったし。

そういえば、玉の反発は釘の硬さの影響が大きいという話を(現在は必勝ガイドの日記を長期お休み中の)小池さんから聞いた。彼は実機をよく触っていたから、これは確かな話だ。平和は柔らかいとか、ニューギンやFUJIは硬い等だね。
この辺はイメージ通りで、釘の硬度が高いメーカーの台は玉のスピードがゆっくりめで、逆だと速い。跳ね方も硬い方が大きいと思う。

でも、近年はプラスチック部品の採用が増加中。金属に比べてプラスチックはやっぱり反発が弱くて、昔からやっている自分には違和感があるほど玉に勢いがない台が増えている。
ヤクモノのサイズ問題もあり(液晶部分の前を玉がバンバン通るのは、やっぱり邪魔なんだろう)、玉が上に跳ねない方がメーカー的には望ましいのかな。釘のゲージもそんな感じになりつつあるし。

さすがに最近の台でのこういうパターンは気持ち悪い。なんかこう、玉の躍動感の無さにゲンナリするっていうかね。
京楽の風車から内への流れが典型かな。海も大海5からはそれを追随している印象あり。

自分でもけっこう面倒臭い注文をつけとるなあ(汗)。まっ、なかなかバランスってのは難しいもんってことですよ。

☆あとは何だろう。ストロークの合わせやすさに欠ける台も嫌い。同じところを狙った場合のバネの強弱幅ってのはメーカー毎に微差があって、ハンドルの精度が高いメーカーは狙いどころが狭くてもいいんだけど、ブレ幅が大きいメーカーでブッコミ等が狭すぎるのはちょっと…。
また名前を出して申し訳ないんだけど、一時期(冬ソナリメンバーあたり)までの京楽なんかがそうだった。だから、今のプラ部品のスロープ形状にしたのかな?
沖海も親切な矢印が盤面に描かれているものの、台の劣化でその範囲に収まりにくくなってるのは気になるところ。その分、合わせに神経を使うことで他人と差をつける余地があるとも言えるんだけど。

☆プロだって回ってお金になればいいだけじゃないんだな。一般ファンより玉の動きに敏感な分、気持ちいい入賞を体でわかっている。
これは台の造り以外のホールの釘調整にも言えること。「ステージに乗る玉が多いとクセの差が入賞率に影響が大きくなるし、止めるかどうかの技量差が出て管理がしにくい」その気持ちはわかる。今は数値を細かく採っている時代だから。
でも、だからといって、「じゃあ、機種の魅力の一つでもあるステージを活用しない調整(ネカセも含む)に逃げていいのか?」という話ですよ。

こういうのは寄りや道にワープと、ヘソのバランスでも言えること。ネカセもその条件に入るんだけど、千円あたりの回転数が同じでも、打ってて気持ちいい台とそうでない台は歴然としてあるんで。
これはプロでない打ち手でも体感でわかることだと思う。だから、キカイを運用するホールの責任者さんは、その辺をたっぷり自腹で打ってわかっていてほしいっすね。

現在負け組に落ちそうなホール(でも、自分はそういう店の方が好きだ)ほど、「回り具合は繁盛店に負けてないのに」と思っているんじゃないかな。
その理由はもちろん集客の方法が一番だろうけれど、来てくれたお客さんが負けてもイライラしない遊技環境作りも大切なんで。その中の一つが今回の話です。

まっ、素人にとやかく言われたくはないでしょうけどね。あくまで1個人の意見です、と逃げを打ちながら、今回はここまで。