案外すんなり

借金に関してはもう返済しない、ただし今日の貴方がたの労力に対しては、足代くらい渡すよ。という着地点に追い込むべく再交渉。今まで邪魔にしかなってないアベンジャーズをさっさとホールに追い出し、本人・ナカムラ・業者でもう一度向かい合わせに着席。
改めてこれ以上の借金返済はできない旨を伝え、その上で本人を謝らせて足代+αで帰ってくれないか?と打診。電話で煽りまくったナカムラの罪は無かった事になってるが、もうみんな忘れてるって事で無問題。

それに対する業者の返答は「足代っていくらや?」で、そりゃ当然そうなるだろう。3人で来てるから1人2万の合計6万。これが妥当なとこだと思われる。そこで業者のうち1人が席を立ち、外に電話をしに行く。恐らくこれで手打ちにして良いか上の判断を仰ぐんだろうが、この世界も縦社会で大変そうだ。
しばらくして電話が終わった業者の1人が事務所に戻って頷くと…残りの2人も席を立ち、これで一件落着っぽい。

奢らないよ!

ナカムラの財布から、昨日パチンコで勝ったばかりの6万円を渡して領収書も取らず。そして本人を謝らせる。こういうのってさ、悪徳業者も悪いけど借りた奴が一番悪いんだよ。いくら暴利でもそれを分かってて借りて、その後で勝手に金利上がったワケじゃないんだからさ。

業者が去った事務所で借金の本人から「交渉とお金払ってもらってありがとうございます!」と感謝はされたが…ちょっと待て。しばらく話した後にも「返します」がないぞ。まさかこれってナカムラ自腹?そんなワケないやろ!オマエ払わん気か!?しばくぞハゲ!そう思いながらも、その場は終了。
翌給料日、最初から6万引いて渡すか満額渡して本人からこっちに渡させるか…悩んだ末に天引き渡しで。当時は現金の入った封筒手渡しだったので、渡す時に「6万引いといたからなー」と伝えると、、

(本・_・)えぇっ!?

やっぱりか!やっぱり奢りだと思ってたのか!なんなら業者が来た日から2週間経ってるから、シュージュー計算で24万ボッタクってやろうか?そうなると小銭しか残らんけどな!

Flying High

何をどう勘違いしたら「店長が奢ってくれた」となるのか理解不能だが、そういう思考回路だからシュージューなんかに手を出すんだろう。今回はなんとかなったけど、無反省で繰り返すんだろうなーと思っていたら…なんと!翌月も本人宛てに前回とは違う業者から督促がww そりゃぁシュージューに手を出すくらいだから、他でも借りれるだけ借りてるわな、納得。本人は今日休みで外出してるから、帰って来たタイミングで詰めるかと考えていたんだが…
結果から言うと

( ゚Д゚)飛んだww

店に督促が行ったのを感づいたのか、帰ってくる事はなかった。それは別にいいんだけどさ、残された寮の部屋のドアを開けた後が地獄。THEゴミ部屋。よくこんな中で寝起きできたな…と感心するくらい積まれたゴミの中に多少通路が見える部屋を自力で片付ける気にならず、清掃業者に丸投げして終了!翌給料日に「残りの給料を振り込んでくれ」と電話があったが、そんなもん部屋の清掃料金でほぼ全滅だし、最後の給料は面と向かって制服や備品と交換じゃないと渡さないと定めている。即却下である。
今でも中にはこういうお騒がせスタッフは居るんだろうが、昔はほんとこんなのが余裕で過半数だったのよ。

( ゚Д゚)まじ苦労したわ。

※このコラムは遊技日本・本誌からの転載です※

遊技日本さまのご厚意により実現したものです。ご協力ありがとうございます。