☆先日届いたパチンコ必勝ガイドの見本誌に、「回転ムラの不思議」なる見出しが踊っていて嬉しくなった。
こういうのは専門誌の歴史を知る自分には、「ああ、昔はよくあったな。それでこそ必勝ガイド!」と頬が緩んだものです。
もちろん、今回の記事でも(理由の推測は昔より進みながらも)決定的な答えと対策までは出てこない。これは過去に自分が書いた物と同じ。
でも、挑戦し続けることこそが大切なんですよ。一つ謎が明らかになる都度に、打ち手全般のレベルがちょっと上がる。それを繰り返して今のパチンコ理論があるんだから。
☆ちゅうわけで、今回はあまり世間様で言われない、でも自分が気になっている疑問を記してみよう。
まず、風車の回転。これは10年とか前に自分の名前で必勝ガイドがパチンコセミナーやCDブック発売記念トークライブをやっていた頃の話。
皆勤賞に近い参加者のお父さんから、「風車の回転方向でヘソへの寄り具合が変わるのでは?」という質問をされたんですね。
当時は「良い観点です。データを採るなり、ご自分で突き詰めてはいかがでしょう?」と答えたものです。
お父さんはがっかりしたかなぁ…。自分の中では「風車の回転を自在にコントロール可能ならすごく役立つけれど、現実はなかなか難しい。そして、デジパチで風車が内向き回転する事はごく少なく、ちょくちょく内向きに回転するような台は勝負にならぬ」としか思えなかったから。
ただ、ホール全般が限界近くまで渋くなった今、風車の回転方向理論も多少は役に立つかも? と思うようになっています。
例えば、最後の保留(保4なり保8なり)を埋める時。ヘソへの複数入賞によるロスをゼロにしたければ、1個打ちをすればいい。
ただ、1個打ちでは玉が当たってから回る風車の力を次の玉が利用することができない。
となると、その分入賞率が落ちるのではないか?
こう考えて、現在の自分は2個打ち、ないしは3個打ちをしてます。ヘソ賞球が4個になって(ウルトラセブン2甘のようにまた3個の機種が出てきてますが)、ヘソの入賞率自体も賞球3個の頃よりは低く、オーバーフローのリスクも少しダウンしているし。
まあ、検証は難しいですね。上記の仮説がもし正しくても、打ち出しを増やす行為は節玉関連のロスと同時に時間効率アップのメリットも抱えているので。
同じ台を複数日間違う打ち方で期待日当を比べないと、何が得なのかは断定できない。
それでも、実験をやらないと真相は不明なまま。考えるのは誰でもできるのだから、誰かが発表する前に自分で検証するのが大事!
これは製品の特許を取るのに、試作品まで作成して実用的と認められる必要があるのに似ています。
えっ、自分っすか? 「多分、こっちの方がいいんじゃない?」くらいでやって、こうして記事にする機会が作れれば上等です。
P.S.悠遊道のぽち。君なんかもそうだけど、現場のプロの多くは細かいことを明かすのをとにかく拒む。それは自分の食いぶちを考えるとよ~くわかるのだけれど、パチンコから離れるような時には誰かに話してくれてもいいように思う。
人間というのは経験や思考を後の世代へ伝えて、進化していくものだから…。
回転ムラは昔から気になってます。色々考えすぎて疑心暗鬼になり、ついついオカルトに寄ってしまったり…
プロの方は実は真相を明かさないのでは?なんて思ったりして てか仮に知ってても教えないですよねw
過去に色々攻略ありましたけど、一般の人が知る頃はホールの対策や、既に外される時期だったり
自分は素人なので、そもそも釘読みがなってないから回転ムラなんて言うのは100年早いと思ってます。
安田プロがいつか引退の時は、色々言えなかった真実なんかを教えて頂けないかなぁ~なんて思ったりして
LAPFさんへ
回りムラに関しては、かなり理由が出揃ってきましたし、プロが明かさないというのは無いと思います。
知ってるフリをする人は、案外強がっているだけかも。
攻略はなかなか口にできないものですね。
私も打ち方が生きている間は、聞いてもうかつに話せません。
だから「俺はいいよ」とやらなくなりました。
過去の物は折に触れて記述しているので、そちらで読んでいただけたらと思います。
回転ムラってボーダー超える台でもよくありますね。昔からパチンコの仕組みは、変わってないって事でしょうね。千円で40回回って次の千円で20回ギリギリとかも、大体こういう台は出なかったw
安田一彦さん、先日はアドバイスをして頂いて有り難うございます。
僕は今1パチ5スロにはまっていて
少し古い台になりますが、遊パチ1/99[主役は銭形]を好んで打っていますが、
この台は元々のゲージが悪いのかヘソが
少々開いていても4パチで考えると、
30回転オーバーの時が有ると思うと、20回転以下の時も有るります。
たまに打つ北斗無双1/219は同じぐらいの
ヘソでもコンスタントに良く回ります。
このムラというのも風車を含む釘調整の影響なのか、ゲージの違いなのか僕には
分かりません。
安田プロの見解を聞かせてください。
その昔、某デジパチを打っていて、あまりの回りムラの激しさに、「この店は盤面の磁場を操作してるのか」などと疑心暗鬼に駆られたこともありました笑
さて、ムラがかなり激しい1k25、穏やかなムラの1k24、一日単位で打つならば、安田さんはどちらを選ぶでしょうか?出玉関係の条件は同じとした場合。もちろん機種やゲージや釘の形に左右される部分もあるでしょうが、そのあたりはすべて同一として、単純に激25か、穏24か、ちなみに僕は穏24です笑
近頃ネットでよく目にするのは『回転制御』なる謎の言葉です。
この回転制御を狂信してる方々の言い分によりますと店が意図的に遠隔操作で始動口に玉が入らない様にしてるのだそうです。
まず疑問に思うのは遠隔で始動口に入らない様にする事が物理的に本当に可能なのか?という事なんですが・・・
そもそも回転ムラのない台なんてものがあれば教えて欲しいくらいなのですが、もし常に1000円20回転を維持してる台があったとしたらむしろその方が異常ですよね。
この手の都市伝説を一ミリの疑いもなく信じる方々の共通点は、パチ業界の違法行為を根拠もなく確信しておきながら今日もこれからもホールに通い続ける、という事なんですよね。
蕨さんへ
そう、自然発生的にムラは起こりますから。
私は単位辺りの上限&下限を今も参考にしています。
頑固者さんへ
う~む、私はその位のムラは日常だと思っています。
機種により違いを感じるのは、サンプル数の関係なのか?
はたまたステージの紛れの影響もあるのか?(経時変化による乗る個数の変化、複数乗りの玉の干渉など)
まあ、入賞ルートが複数でも、それがムラの原因になるというのは理屈に合わぬ面もありますが。
両機種ともにあまり打ち込んでいないから、断言できないですね。すんません!
スロカスさんへ
回り具合が完全に確定しているのならば、私は前者ですね。
ただ、気持ちはよ~くわかります(^.^)
猫パチさんへ
回転制御(笑)。
いや、遠隔できるなら、そこそこ回して当りで調節するでしょう。
物理的に難しいのも同感です。
最後の部分は同感です。厳しい言い方になりますが、人は自分のせいにするのは嫌なんです。
努力するのは大変なので、他に理由を求めてしまうのでしょう。
別の面で、乗り越えられぬ弱さを持つ自分としては、せめてストレスを溜めないようにパチンコしてほしいな、と。
初めてコメントさせてもらいます
この稼業を始めた頃
安田さんの「パチンコ黙示録」を聖書にしてました(年がバレますね)
さて、回転ムラ、コレは永遠のテーマだと僕も思います。
以前は千円とかで見切って移動したりしてましたが、
歳を重ねる毎により大きなスパンで見るようになり、近頃は同じ調整で2日の平均値がその台の実力とみて、1日1.5回転位は普通にブレる時もあると。
アナログとデジタルの確率で考えてみると
ヘソに入る確率1/14とした時、デジタル1000回転したくらいでは1/12~1/16になるよなーって
それと打ち初め回るのは分母数までに当たる確率は62%ぐらいだし、下ムラの方が出にくいからとか。
もちろん、寄りでこぼすゲージの方がムラは大きいですし、バネの変化もあるしでアナログは色んな要素がありますね。
青空くもりさんへ
初コメントありがとうございます♪
回りムラを一日単位で見ない、これは近年の通常時に回せる回転数が減った状況からして、頷きますね。
自然現象としてのムラの範囲も今は数値にできるようで、青空くもりさんの考察は正解だと思います!
あの単行本から早数十年、安プロ理論から巣立ち、越えた人を見るのは嬉しいものです。