今週の本。パチンコを打ちながらも読んでいた。

歴史好きと言っても、精々ゲームやWikipediaで表層をなぞる程度のボクにとって、かなり刺激的な内容だった。昨年、NHK大河ドラマの西郷どんを毎週楽しみにしていた影響でもあるのだが、

『なるほど、歴史の見方は角度によってこんなにも変わるんだ』

という意味で大変面白い。巻末に列記されている参考資料のどれが一次史料でどれが小説なのかすら分からないボクにとっては、この本の賛否など判断しようもないのだが、個人的には、さすがに現代日本や大東亜戦争にまで繋げているのは無理筋な気はする。一方、西郷どんではサラっとしか触れられていない山縣有朋の汚職やら、井上馨と三井財閥との関係やら、キナ臭い話があったにも拘らず彼らが要職に復帰している様は、確かに現代日本の政治に通じる物がある。

その気付きをくれる、というだけで自分にとっては十分だ。

そして今、Amazonで購入して到着をとても楽しみにしている本がある。それは、コレだ。

さすがに23年前の本ともなればもはや新刊が無く、購入したところで一銭たりとも安田さんの懐には入らない中古本なのは心苦しいばかりだが、それ以上になぜ今までこの本を手に取らなかったのか。

『次の本は何にしようかな』と考えていた折、ふと気付いて購入したわけだが、よくよく考えるとボクはあくまでもパチンコ必勝ガイド上での連載(と悠遊道)でしか安田さんの文章を読んだことがない。

なぜ今までパチンコ黙示録を購入しなかったのか。我ながら情けない。

不敬を心から恥じつつ、1995年に発売されたこの本に収められているであろう、ボクがまだ17歳だった時代の情景を心から楽しみたいと思う。

■2/2

月一のゾロ目デーは、いつものお店に向かった。先月末に固めてパチンコ屋へ行く時間を取ったとは言え、3連続であぶれている。さすがにこの日ばかりはしっかり期待値を稼ぎたい、という思いで並び順のお店に7:30ごろ到着した。

最近、どうにも寝つきが悪い。意識して7:30に着いたと言うわけでもなく、単に早寝早起きの高齢化が進んでいるだけなのだが、お店についてビックリしたのは、明らかに以前より人が増えていたことだ。真冬とも言える寒さの中、この時間ですでに10数人が並んでいる。

『よし、マックへ行こう』

開店15分前までのんびりと本を読みつつ、ジャンクな朝食を頬張った。

いざ、開店。一応定番の北斗無双を抑えてから、店内を見て回る。どうやら北斗の他にはP押忍!番長2、AKB3がアケに見える。

恐らく期待値で言えば北斗無双なのだろう。ただ、朝の並びを放棄するような人間なのだし『打ちたい』優先でいいじゃないか。期待値がマイナスでなければ。そんな思いでAKBに座った。

当初は例のデカすぎる筐体の圧迫感やら、最大音量設定で始まる隣のRTC公演やらで困惑しきり。

『ゴチャゴチャしすぎてて訳わかんねぇよ!』

と文句を言いたくなったものの、レバー操作で色々カスタマイズできることを知り、AKB1でお馴染みだった重力シンパシーをエンドレスでかけることが出来る事を知り、漸くここでプレイスタイルが落ち着く。回転率は最終21.3/K。決して満足とは言えないけれど、今のボクの実力なんてこんなもんだ。

途中、今年初の1000オーバーハマリも食らいつつ、約10時間の稼働で14回の大当たりを射止め、その全てがブーストアタッカーモード(小当たりラッシュ)無しだった。振り分け7割の14乗。0.678%。無作為に14回の特図1当たりを抽出した場合、147回に1回の確率で起こる出来事だ。

 

……。

 

あれ?現場では『ふざけんなw』状態だったわけだが、こうして数字にしてみると思ったほど大した出来事でもないと気付く。

長年、パチンコを打っているような方ならこれしきの不幸、いくらでも経験しているだろう。そして、こういう時に常々思うのは、逆に幸運が訪れた時、起こり得る確率計算などしないということだ。幸運は速やかに受け入れて、不幸は如何に不幸かをこれでもかと確認してしまう。まぁ、そんなもんだ。

 

収支:-62K

2019トータル:-8.5K

 

あぶれ続けて結果が出ることもあれば、プラスの期待値を積んでいても大敗することもある。また振り出しに戻ってしまったけれど、こうして仕事の合間に打った事の無い機種と向かい合いながら、パチンコ屋での時間を過ごせるなら万事OK。

来週もまた頑張ろう。