授業で「スペイン風邪」について知った、学生時代。

その時点では、自身が生きている間にパンデミックに見舞われるとは予想だにしていませんでした。

と言うよりは「そんな事態に陥ってほしくないから、想像すらしなかった。」が適切な表現でしょうね…。

前回の実戦記を公開した3月18日時点では[921人]だった国内累計感染者数も、当記事を執筆中である7月7日時点累計で2万人超

他国に比べれば幾分かマシな状況であるとは言え、コロナ禍が世界規模で深刻な状態であることは変わりありませんし、5月25日の「緊急事態宣言解除」から1ヶ月以上が経過している現在でも、まだまだ気を弛める事はできません。

むしろ、経済活動の再開に伴い「新しい生活様式」を実践しながら「Withコロナ」として過ごす事を余儀なくされているのが現状であり、それゆえに「緊急事態宣言下よりも気を引き締める必要がある状況」と思っています。

それを踏まえて、この状況下で何を重視して打つべきなのか。

実戦記と共に、私なりの回答をお届けします。

今だからこそ「店選び・台選び」を考える

7都府県を対象に先行発出された緊急事態宣言が発効となったのが4月8日(水)の午前零時。そして、その対象範囲が同月16日をもって国内全域へと拡大されると共に、パチンコ店も休業要請対象の業種である事から「全国的に店休」となりました。

・・・ま、一部アレながあったり、そんな店に押し寄せたアレな連中も居ましたけどね。(冷ややかな目線)

ちなみに私はと言うと、緊急事態宣言の発出の数週間前の時点で打ちに行く事を自粛していました。

如何せん、状況が見えない上に【ホールも客も「対策と意識」が不十分】としか思えなかったので、感染リスクを避けるための選択です。

勿論、ここで言う「感染リスク」【他→自】と言う方向に限らず【自→他】の方向のリスクも含んでいます。

また、それらリスクを勘案しての危機管理意識は、緊急事態宣言が解除され、東京都における休業緩和ステップが進んだ今でも、弛ませる気はありません。

ゆえに、自身の稼動範囲にある各ホールが営業再開となっても、すぐに打ちに行く事はありませんでした。

と言うのも、打ちにいくのであれば「自身が受容できるレベルまでリスク低減」が必須条件だと思っているから。

他人に迷惑をかける事も、不要な迷惑を被る事も、まっぴら御免ですからね。

よって、まずは営業再開した各ホールの情報収集。

と言っても、「出玉状況」は二の次。

集めるべきは「対策実施状況」や、自身が思う「リスク低減」に繋がる状況であるか否かの情報です。

 

実戦する上での「リスク」と対策

休業期間があった事を踏まえてホール経営状況を加味すると、本来であればいつものディスクアップ(銀座)等の「(機械割的に)低リスクな機種」を選ぶのが定石でしょう。

ただ、私が今重要視したいのは「感染リスク」

打ちに行く時点で「外出に伴う感染リスク」が生じますが、リスクが生じるのは遊技でも買い物でもその他の社会生活でも同様ですし、それらリスクを加味して生活するのが「Withコロナ」の在り方。

よって、「打ちに行くならば、その上で諸々を勘案して『最大限のリスク低減を図る』」と言うスタンスで臨むしかないですし、そう言った意味で、以下を満たせば「リスクを受容出来る」と判断することにしました。

 

①ホール側で、以下の対策がとられている事

  • 間引き営業or飛沫防止ボードによる飛沫対策
  • 空き台の随時消毒作業の実施
  • 手洗い場のハンドドライヤー停止及び手拭き紙の設置

 →言わずもがな、どれも営業する上で最低限必要と思えるリスク低減策ですので、これを満たさないホールには行きません。また、本来であれば「入店時検温及び手指消毒」や「マスク非着用者の入店拒否」も必須条件としたいのですが、これらがおざなりになっている店舗も見られるので、必須とはしません。
 よって、他の自衛策でカバーすることとして処理します。
 また、よくある「消毒済み」の札も100%までは信用していませんので、こちらも同様に自己防衛を追加することでカバーします。

 

②入店者が、ホール側が定めたルールを順守している事

 →ホールに限った話ではないですが、店舗が講じる対策を無意味にする&余計なリスクを持ち込むのは「無頓着・無神経な客」だと思っていますので、そのような者が極力少ない傾向にあるホールを見極める必要があります。

 

③店選びや台選びでの留意事項

  • 客付きの悪い店を選ぶ。(客の絶対数が少ないほどリスクは低くなる)
  • 若い&巧い客層が寄り付かない店を選ぶ。(朝イチのチェックやゾーン狙いでの徘徊を警戒)
  • 併設店の場合、パチンコフロアとスロットフロアが分かれている店を選ぶ。(ご高齢者が近くに来る可能性を下げる)
  • 左右の遊技台に人が来なさそうな台から実戦機種を選ぶ。(メイン島や技術介入機の島には行かない、バラエティコーナーかつ左右が不人気の台であると好条件)
  • 喫煙コーナーから遠い台を選ぶ。(マスクを外した状態の者が近くに居ない方が好ましい)

 →勿論、客層・客付き等は日によって変動しますし、上記の②が徹底できていない客が紛れ込む日もあったりしますので、そう言った場合は実戦を見合わせるようにします。

 

④「自身がすべき対策」も忘れない

 →行き先の特性を踏まえて必要な対策も変わってきますが、ホールに行く際は以下を徹底します。

  • 水分は屋外かつ人が居ない場所で摂る。(店内ではマスクを外さない)
  • 私物は極力持ち込まない。(小役カウンターは使わない、実戦メモ&筆記具は使い捨て)
  • 共有物への接触を避ける。(階段の手すり、無料ロッカー等)
  • 消毒用アルコールの携行。(ホールの消毒作業を過信せず、遊技前後に自身でも遊技台、飛沫防止ボード、貸出ボタン等を拭く。遊技後にスマートフォンも消毒。)
  • 「あごマスク野郎or鼻出しマスク野郎」を目撃したら警戒を強める。

 併せて、日常的な部分として以下も徹底しています。

  • 体調管理への留意。(検温、免疫力及び代謝の維持、規則正しい睡眠及び食事の摂取)
  • 少しでも体調に違和感がある場合は徹底休養。
  • 正しい手洗い及び手指消毒を励行。(定期実施、私物を触る前の随時実施)
  • 外出したら、帰宅直後に入浴。

 

正直、思いつく範囲かつ個人で出来る範囲の対策を講じていますが、これで充足しているのか、もしくは不足しているのか。と言うことは、私には判りません。

ゆえに、これらをすべて徹底しても、実際問題として感染リスクが低減しきれているかどうかも判りません

それでも、遊技する上で「自身が考え得る&出来る範囲の基本的対策は事はすべて講じて臨むべき」と言う考えの下で、感染対策を実践しています。

 

いざ実戦

・実戦ホール
  →筆者地元(都内)の駅近郊PS併設店
・ホール特徴
  →バラエティ色強めの機種構成
・交換率
  →50枚貸し・5.6枚交換
・実戦日
  →令和 2年 6月28日(日)
・実戦開始時間
  →10時15分

前述の内容を踏まえて実戦店としたのは、色んな意味で久しぶりのバラエティ専門店。

持ちメダル移動も貯メダル再プレーもできず、万年閑散状態と、勝ちを狙いに行くには不向きな条件が揃っていますが、今回は「採算度外視」と言うか「負けて当然・勝ったらラッキー」の気持ちで、条件に合致している中で好きな機種を打ちます。

1台目
ウィッチマスター(山佐)

山佐オリジナルコンテンツのボーナス+ARTタイプ機種です。

豪華声優陣と充実したヴォーカル曲の魅力も勿論の事、ゲーム性も非常に面白く、ボーナス+ART好きの私の中で「名機」となっています。

本機のART「MAGICAL DIVE」で採用されている「分散管理型」と言う仕様が秀逸。

ARTは「残りG数/ベースカウント」で構成されており、分子が分母を上回る「Over Ride」状態は所謂「上乗せ型ART」、分子が分母未満になるとST方式の「ループモード」状態となります。

なので、前者の状態では上乗せを、後者の状態ではバトル演出によるSTループ・ベースカウントアップ・Over RideのG数の追加を目指す。と言ったゲーム性になります。

ループモードではバトル発展で最低でも「ST巻き戻し&ベースカウントアップ」となりますので、そこそこのヒキが絡めばそれなりのメダルが獲得可能であることも、魅力の一つですね。

・・・まぁ、その分ボーナスとARTの初当たりが少々重たいのが玉に瑕ですが。。。(小声)

と言う事で、自身でも台及び周辺の消毒を行った上で朝イチ台を打ち始めると…

投資1本の僅か12Gで青BBを射止め、更に消化中のBAR揃いにてCZも獲得し、そのCZからART獲得と最良のスタート

ただ、このARTは上乗せにもバトルにも恵まれずに、駆け抜けで終了orz

その後、持ちメダルでARTを射止めるも再度駆け抜け終了となり、クレジットを埋める程度のメダルはペロッと飲まれて追加投資へ。

追加を9本入れたところの503GでCZを射止め、CZ消化中に1本追加を投じる羽目になったものの、ここでもARTを獲得。

そしてこのARTが…

ボーナス・バトル・上乗せ特化ゾーンと、比較的ヒキが良好に絡んで…

一撃1,353枚の獲得となりました。ありがとうございます。

思いの外挙動も良いですし、設定差のあるART中ハズレ&共通ベルの体感も優秀なのですが、今日は設定狙いの実戦ではありませんので、一旦メダルを流します。

ウィッチマスター実戦詳細データ】※タップ/クリックで別タブ表示

そして、手洗い及び消毒の上で店外に出て、外の空気を吸いつつ水分補給で一息つき、次の台を探すこととします。

 

2台目
マジカルハロウィン5(KPE)

こちらもボーナス+ARTタイプであり、ウィッチマスター同様に豪華声優陣と充実したヴォーカル曲、そして安定のマジハロシリーズと言う事で、こちらも私の中で「名機」です。

現状朝イチ台で「消毒済み」となっていますが、ウィッチマスター同様に自身でも消毒作業を行った上で遊技を開始します。

すると、投資5本目の135Gで青7BBかつ、これが超高確率状態確定の塔ステージ滞在中の当選だったのでART「カボチャンス」も確定と、こちらも上々の立ち上がり。

ただ、ヒキが更に絡まないと伸びないのがマジハロシリーズ。

このARTはREGを挟んで、3連の270枚獲得にて終了でした。

気を取り直して続行すると、ART後163Gで青7BBを射止め、詠唱モード中に青7BBとREGを1発ずつ即連するパワープレイで再びARTへ。

このART突入セットでカボチャ揃いからストックを獲得。

更には次セットで赤7BBからエピソード!これ即ち…

上位ART「悪カボチャンス」獲得となります。
 ※継続率あり&消化中のストック獲得時に0G連追加上乗せ抽選あり

ただ、この悪カボはストックにもループにも恵まれず、ただ消化したのみで終了…orz

とは言え、まだ通常カボのストックがあったようで、ARTは続きます。

すると…

悪カボの次セット中に射止めたREGから銀箱、更にはカボチャンス100Gスタート等を重ねる良い流れ

そして、ART9セット目でもある2発目の悪カボチャンスにて…

悪カボ自体のループが7連、カボ揃い計5発、0G連乗せ計8発、通常まじかるちゃんす→赤7BBでエピソードと、一気にARTストックを大量獲得!

ストックを消化しつつ適度にボーナスを引き、ちょいちょいストックを重ねてのロングランとなったこの一撃ですが…

34セット継続、悪カボのループ分を加えると実質40連の2,883枚獲得となりました、ありがとうございます。

こちらも良挙動ではありますが、もう十分な満足感も出玉も得ましたので、メダルを流します。

マジカルハロウィン5実戦詳細データ】※タップ/クリックで別タブ表示

と言う事で、思いもよらないラッキーパンチを決めたところで、実戦終了としました。

結果ですが…

総投入:   800枚
総回収: 4,350枚
総差枚:+3,550枚

と、快勝と相成りました。


リスクを勘案した店選び・台選びの上で、好きな機種をヒキで制する。と言った感じの実戦内容でした。

まぁ、状況が状況ですので、自身の中の立ち回りメソッド「コロナ対策」を追加の上で最優先事項と位置付けているので、暫くはこんな感じの実戦が主軸になるのかな…と思っています。

「緊急事態宣言下にスケープゴートとして必要以上に叩かれた業界」と言う認識がある程度広がっていても、仮にクラスター発生と言う事になれば「それ見た事か」と手のひらを返されるのは自明のこと。

まして、最近では遊技機メーカー社員やホール従業員の感染と言う事案も漏れ聞こえていますので、より一層の注意が必要となります。

そして、遊技時に限らずに全ての生活時間において自衛に努めるのは勿論のこと、『大切な人・モノ・趣味等を守るためには、何が必要なのか』を考えて、全ての人が【With コロナ】を意識される事を、そして、それが少しでも状況の良化に寄与する事を、ただただ願っています。

と言ったところで、少々長くなりましたが28戦目実戦記を〆させていただきます。

(K.S.Yuki)