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設定
ボーナス初当り
ストックタイム
機械割
1 1/361 1/834 97.9%
2 1/339 1/763 99.2%
3 1/262 1/536 100.7%
4 1/243 1/473 104.3%
5 1/201 1/395 107.2%
6 1/175 1/308 110.1%

ハイパーブラックジャックはこんな台

通常時はベル、リプレイなどの小役、レア役、技術介入役でポイントを貯めて、1万ptに達したらCZを抽選。

モード別のゲーム数天井があるものの、基本的にはポイント周期とレア役による抽選がメイン。

小役６連はボーナス確定。CZ成功か、BJ対決勝利、ゲーム数天井でボーナス。

ボーナスは純増6.1枚の疑似ボーナス（BIG or REG）。BIGは150枚前後。REGは50枚前後。

ボーナス終了後にストックタイム（疑似ボーナス連荘ゾーン）、もしくは引き戻しゾーンがあり、ストックタイムの連続で出玉を増やしていくゲーム性。

ストックタイムもしくは引き戻しゾーンを終えたところで有利区間リセットとなる。

通常時レビュー

パチスロは設定１と６は別の機械なので、あくまでも低設定を前提としたレビューです。

まず、通常時はpt周期を目指すシンプルなゲーム性。明確な死にゲームは無いように感じます。無駄に過剰な煽りもないし、全体的に演出は淡泊。小役が成立するかどうかの強弱もハッキリしています。小役連、レア役、技術介入役で間が持つので、良くも悪くも淡々と消化することが出来る通常時です。

ただ、低設定ではレア役はptを稼ぐだけで直撃当たりに結び付く事はほぼない感触（解析値未確認）。高設定であれば別なのでしょうが、強チェリーが重い（1/524）のも相まって、その点はストレスを感じる人がいるような気がします。

また、1万pt溜めてのCZ抽選も、低設定は「高確！（BJ対決高確率）」からの「何も起きずスルー」を繰り返しがち。BJ対決に行ってもどういう抽選がされているのか分からないまま、淡々と負ける事もよくある形。

まぁ、低設定の通常時が楽しいパチスロなんて無いと思うので、個人的には無駄に煽らない分、マイナスポイントが少ないと捉えました。

ポイントは技術介入役

上記演出が発生したら、上・中段に赤７を目押し。２コマ目押しが必要な台です。

1/60で成立し、通常時・ボーナス中・CZ中等あらゆるタイミングで発生するこの技術介入役が、個人的には良いアクセントになっていると思います。

技術介入スキーなボクとしてはここが非常に好印象で、特に通常時の間が持つ大きな要因でした。

逆に言えば技術介入（目押し）が煩わしいという層にはウケない可能性が大で、打ち手を選ぶ機種と言えるでしょう。

ボーナス中・ストックタイム中レビュー

当然ながら当たれば気持ちいい。

SEやら演出面のツボはしっかり押さえていると思うし、ネットでも話題になっているニセ竹内力也のコミカルな演出を一度は体験して欲しいです。

初見ではやや叩きどころがボケていると感じたのですが、１度固まった当たりを体験すればそれほど違和感なく受け入れられる感じはしました。

ST中のCZ（エナチャンス）で、リプレイを引けばボーナスストックというシーンで、押し順ベルナビかと思ったら特殊リプレイ、みたいな「良い意味の裏切り」演出も用意されていて、出れば楽しい時間になるのは間違いないかと思います。

ただ、天井⇒REG（50枚）を繰り返す可能性が普通にある為、そうなるともう「全くヤレない」感がスゴイ。

このあたりはヒキに印象が左右されてしまうのは致し方ない気がします。

総評：もう一度打ちたいとは思うが……

演出：★★★☆☆

スペック：？？

技術介入性：★★★★☆

個人的には「あわよくば高設定を狙いに行きたい」と思わせるに、十分なデキ。

えなこさんやその他の登場人物の容姿に関するアレコレについては、ボクは気にならなかったし、二次元リオはもう死んだんだ、と別の台としてとらえれば良いだけだと思います。

問題は設置台数の少なさ

NETの販売力・ブランド力の問題として、ホールに対してシマ導入させるほどの力が無いゆえに、高設定を期待できる状況が極めて少ないのは残念な点。

設定１を覚悟で打ちたいか、と問われたらそれほどでもないので、今後触る機会は極めて少ないでしょう。

そうしてホールから姿を消していく機種は多いと思うけれど、HBJもそうした１台になる予感がします。

スペックはちょっと気になる

HBJは技術介入役の２コマ目押しが頻出し、しかも重要な役割を担っている事から打ち手によって大きく機械割が変わる台です。

メーカー発表の設定１ペイアウト97.9％というのがフル介入での割なのか、未介入の割なのか。

甘い方向にブレるなら大化けする可能性もありますが……導入から１週間弱たち、甘いという声がまったく見かけないところを見ると、現時点では厳しい見方になります。そして、目押しが出来ないプレイヤーにとっては激辛台になってしまう為、確実に稼働は続かないでしょう。

さて、以上のレビューとは別に、少し気になる話題がありましたので取り上げます。それは、こちら。

【ハイパーブラックジャック】台で勝ち取った新規顧客なんて一瞬で居なくなるライター演者ファンと同じ説

ハイパーブラックジャックの評価に対して、ぱちんこ未来ラボの中の人 vs ラボ所属メンバー といった構図になっているようで、面白そうなのでボクも参戦してみますｗ

よくわからないコンセプト

打ってみればすぐわかるのが、この台は「２コマ目押しが出来なければ打てない台」という事。

その点で、全くもってライトユーザー・新規層に優しくない仕様の台です。

従来のリオキャラ（二次元）から有名コスプレイヤー（三次元）に舵を切って、「新規層を取り込もうとしている、そのチャレンジを評価すべき」と言う中の方の仰りたい事は分かります。

朝一、メダルを入れるとゲーム性のチュートリアルが始まるのですが、そういった演出も新規プレイヤー層を意識した細かい配慮だと思います。

しかし、最も肝心な「当たっている最中に（初心者は）その楽しさを享受できない」作りになっているという点は非常にいただけない。

上記ツイッターのリプ欄にもある通り、「呼び込んだ後の道が悪路」なんですよね。

 

２コマ目押しは、ある程度パチスロに慣れている人でも油断するとミスるレベルの技術介入です。それが頻繁に来る。更に、ボーナス中もST中もベルを取るのに、第一停止赤７・青７の打ち分け＋押し順という技術介入を延々と要求してくる台です。

これらの技術介入が出来なければ、大きく損をする＝負けやすい＝勝利体験の減少であり、楽しさの減少です。自分の技術でミスをしてメダル（お金）が増やせない遊びの何が楽しいというのか。これでどうして新規プレイヤー獲得に繋がるというのか、正直全く理解できません。

勿論、中には最初から目押しがある程度できて、そこに楽しみを見い出す人もいるでしょうが、それは間違いなく少数派。多くの初心者には打てない（まぐれ勝ちがしにくい）台に仕上げておいて、えなこさんに釣られた目押しの”め”の字も知らない新規プレイヤーに「打ってください！」と言うのは、この業界の悪癖にしか見えないのが正直なところです。

なんて言えばいいのかな……

こんな感じで、肝心な部分を隠して搦めとる商売のやり方というかね。

これで新規プレイヤーを増やそうなんてチャンチャラおかしいし、それがパチンコ・パチスロの業だと言うなら、幼稚園から道徳を学び直してきて欲しい。

HBJが新規プレイヤー獲得に重きを置いて作られたパチスロだと言うならば、間違いなく評価ではなく批判されて然るべき仕上がりの台だと思います。

そして、既存プレイヤー向けなら、十分良台の部類だと思っています。

■万回転　プロフィール

  • 1978年生まれ　♂　非業界人
  • 好物はアナログ機とリーチ目メインのスロ
  • パチプロ時代に当時タブーとされていたCR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上。
  • それを機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを卒業。現在は別業種のフリーライター・エディター他便利屋業
  • 色々あって×２

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