名言シリーズもこれで3回目。9月はこればっかりになってしまいました。興味がない方にはすみません。

今回は自分がメディアデビューするきっかけを作ってくれた石橋達也さんの「食えるパチンコ」から。

「努力は資質に及ばない」
これって、物凄く冷酷なフレーズでもある。
完全なデジタル思考ながらに、性根が優しくて自分が声を掛けた我々には面倒見がすごく良かった石橋さん。時に脱力するギャグを発したりの人間味を知らない読者には誤解を与えたかもしれない。

でも、これって逆に、読者に対して正直とも思えませんか。昔インターネットでよく見かけた「ダメな奴は何をやってもダメ」みたいな、ただバカにするセリフでなく、「物事には適性がある。パチンコに向いている人は伸びるし、そうでない人は別方向を進む方が良い結果が出るだろう」という意味だから。

自分のことを棚に上げて言うのは気が引けるのだけれど、信じられぬことに昔から釘がわからないプロというのはいた。正直、これは厳しいと思うし、やっぱり長くは残らない。
今はデータやら数採り、ネットを含む情報で、ずいぶん自分が必要だと思うパチンコの資質(釘や思考、性格や発想力)はカバーできるようになっているが、それでも「やりたい事とできる事は違う」と思わされる人は見るんですよ。

まっ、あんまり他人のことはとやかく言わない方がいいっすね。自分もできない事や、やらない事が多すぎる化石プロなんで。そろそろ追い詰められてきた身では、ブーメランになりかねない(汗)。
「怠け者が悠々と生きていくには資格が要るんだよ」自分がそう嘯いていられた時代は10年前に終わっているし。

とにかく、パチンコで勝つには向き不向きがあると。でも、だからといって、負けない打ち方ができるできないとは別問題。チャラを目指すだけなら、今のパチンコだろうと誰でも可能なのは断っておきましょう。