ホールが喫煙スペースを除いて全面的に禁煙となってから、早くも半年近く。新型コロナによる緊急事態宣言での休業期間もあったけれど、これだけ経てば完全に根付いたかっこうだ。
今日は自分が見た禁煙とホール状況について書いてみたい。

まずは遊技客の増減。
自分の主戦場である西多摩は意識高い系の比率が高くないせいか、「煙草が吸えないなら行かない」という人はそんなに多くないようだ。喫煙所は常に誰かしらいる状況だし。

お客さんは確かに一時より減っているものの、
・元々現在のパチンコに財布がついていかずに減少傾向
・客足が戻らぬ中で還元率を下げたままなホールが多く、↑の傾向に拍車をかけた状態
・中高年(喫煙率高め)にはコロナへのリスク意識が高め
といった要因も考えられ、現状が禁煙のせいとは言いきれないと思う。

また、アンケートを取ったわけではないので推測の域を出ないのだが、「禁煙になったからパチンコへ行きだした」という人は、そんなにいない感じ。
禁煙化前の薄い望みである「タバコの煙が嫌だから打たない」という層の掘り起こしは、ちょっと難しそうだ。
実際、ホールの情報(新規やリニューアル、開店等)を載せているサイトを見ると、「電子タバコのみ遊技しながら喫煙可(店内の一部可能も含む)」なんて条件をウリにした店も登場している。
これは、禁煙化で増えた客層の少なさの裏返しではなかろうか。

結局、禁煙化はコロナのデカい影響に加えて、客足を鈍らせる程度の軽いダメージになっていると思う。はぁ、困ったもんです。
禁煙化の悪影響が無くなるのは、社会全体で脱煙草が実現してからでしょう。それまでパチンコはもつのか怪しい…。

個人的な影響にも触れておこう。
稼働する日はたしかに本数が減った。「回さなくちゃ」の意識があるので、当たるまでは我慢して、電サポ終了後に一服が通例になっているし。
もちろん、甘デジで毎度初当りの度に喫煙所へ行くわけにもいかず、ミドルでも早い当りが続いている時は「まだ早いな」と我慢。
結果として、10本も吸っていない。以前に比べたら半分以下かも。
まあ、自宅では(特に原稿書き中とか)今まで通りなので、備蓄してあるカートン(10個まとめた箱)の減りはやや鈍った程度ですが。

しかしまあ、また煙草は値上げとなり、喫煙者には辛い時代が到来しています。「取りやすい少数派からばっかり絞り取りやがって」の愚痴は、何かにつけていじめられるパチンコ業界の悲鳴と重なるような気も…。
来年オリンピックが開催されるか、中止になるにしても夏には禁煙する予定の自分でも、釈然としない思いは残りますよ!

P.S.私自身の喫煙に関しては、過去ずいぶんとコメントをいただいております。その都度お答えもしてきたので、今回はコメントしてもらってもスルーさせてくださいませ。