2017年7月20日、全日遊連が3~5月にわたり一般遊技者(すでに辞めている方含む)を対象にアンケートを行い、その結果を公表した。

http://www.zennichiyuren.or.jp/assets/files/2017/07/kensen777_questionnaire_sum.pdf

参加人口の年代別比率や、パチンコ・パチスロどちらを打つか。

ユーザーがパチンコホールへ求めている環境はどのようなものか(出玉か?快適性か?)

など、全27項目について集計を行っている。

筆者が注目したいのは「パチンコ(パチスロ)をやるにあたり、何にこだわりますか?」といった設問。

1.勝ちにこだわる

2.どちらかと言えば勝ちにこだわる

といったリターン重視でパチンコ・パチスロを遊技する人が全体の約66%となった。

一方、全日遊連は同項目冒頭に「ヘビーユーザー的な思考である「勝ちにこだわる(リターン重視)」の回答者数は、 全体の30%にも満たない結果(5,763名中1,600名:27.76%)であった。」とPDF内に記載している。

勝てるか否かを重視するユーザーは本来この2回答を対象とすべきと思われるが、恣意的ともとれるこういった記載は、業界向けの資料とは言え、現実から目をそらしているかのように映らざるを得ない。

資料を公表している以上、自身に都合のよい解釈をするばかりでは世論の風当たりが強くなる一方に思われるが……。

尚、このアンケートは回答方法がパソコン・スマホによるインターネットを通じた集計の為、特に高齢層からの回答が十分に得られているかは疑問が残るという事を付記しておく。