先日地中海を打っていたとき、しこたまハメ込んでフラフラしながらトイレ休憩をとって戻ると、それまで空き台だっだ隣に大学生くらいのお兄さんが座ってました

 

うぎゃおぅ、、、と思いながら横目で少しだけ観察

 

「隣がちょっとでも専業さんぽかったら台を放る」というのが基本の自分なんですが、たくさん負けていたこともあって、打ち方を見せてもいい相手だったら続行したいなと思ったわけです

 

見ていると、雰囲気は持っているものの、通常時のストロークやステージ止めをしていないことから専業様ではないだろう事がわかってきました

 

そうして、大丈夫かな、と自分の台に意識を戻して再び打っていたのですが、大当たりすると、すぐさま固定ハンドルを外して天打ちを始めるお兄ちゃん

 

まじかよ、、、ヒネんのかよ、、、と打ちひしがれていると、いつまでも続く大当たり中の『♪かがやく~マリンブル~♪』の歌に違和感を覚える

 

ん???と、また少しだけ覗かせてもらうと、ヒネるわけではなく、天打ちからの左右同時入賞を狙いながらも、ラウンド間に無駄玉が出ないよう止め打ちをしている

 

そうして電サポ中になると、時間効率度外視の省エネ打法

 

通常時も、推奨されている矢印の一つ下の入口を狙っていたんです

 

まあ、なんとも独特な打ち方ですよね

 

でも自分、なんとなく彼の考えていることが理解できたんす

 

な~んでか

 

だって

 

自分、彼と同じことをやっていたんすもん

 

 

 

 

そのお店は、埼玉のとある大学の近く

 

なので、そこの学生さんなんすかね

 

きっと限られた時間とお金をもって、周りに転がっている情報はガン無視しつつ、自分なりにパチンコを攻略しようとしているんだろな、と想像しました

 

たとえば通常時のストローク、彼は台に記してある矢印の一つ下のポイントを狙って、あまり玉の軌道が暴れないようなことを意識しながら打っているようにみえました

 

でもこれ、パチンコの第一の落とし穴

 

『こぼれる箇所は外側にしかないのだから、内側(役物、デジタル脇)を沿っていくような軌道の方が、ヘソまで到達しやすいんじゃないか』

と考えるわけです

つまりは

と思うわけです

 

ですがこれ、『基本的には』間違いです

言い切りますが、パチンコ台は(今の台は特に)、外に逃げる玉が多少増えても、強い勢いの方が回ります

 

このようなことは他にもあります

 

・ドカンとヘソが広く作ってある台なんかは、釘の根本より、釘の先の方が広いわけだから、自分に向って倒れ込んでくるようなネカセ(立っているという表現)の方がいいんじゃないか

・道釘は下げ釘の方が、玉の勢いが出てヘソまで届きやすいんじゃないか

・手前で落ちてしまうことを考えれば、ジャンプ釘は下げが正解なんじゃないか

・高低差を考えれば、ヘソは下げ釘の方が入賞率があがるんじゃないか

 

自分のなかで出た結論からすると、『基本的な考え方としては』、上記はすべて間違いです(※1)

 

でも、それが間違いであろうが、正しかろうが、そんなことは考える必要すらないほど今は便利な世の中です

スマホをひらけば、機種ごとの打ち方や手順が丁寧に記載されており、技術的な部分は、上達することだけを考えれば済むようになっています

台選びも、釘や玉の軌道なんかを考える時間があったら、公表されているデータをずっと眺めて整理するほうが、よほど良台を摑めます

 

でも、そんな現代のパチンコでも、彼のような楽しみ方をしている人もいるんだなと、ちょっと感慨深いものを感じました

彼がこの後、学校を卒業してどのようにパチンコと向き合っていくのか

仕事に就きながら、どこまでパチンコを極めていくのか

いつか自分と同じような答えに辿りつくのか、はたまた、自分が思いもしなかったようなもっと別の、はるか先の答えに辿り着くのか

 

その後自分は、小技を保四止めに毛を生やした程度におさえました

そして、時刻は20時ちょい過ぎ、自分はすべての玉を呑まれました

 

自分は、彼が今後どのようにパチンコと向き合っていくのかを愉しく想像しながら、ケツの毛までむしられたこの現状をどう説明し、どうやったら帰りの電車賃を廻してもらえるか、を考えています

 

11/1~11/14 9d 84h -45500

 

 

 


※1 
これらに関して、いまだに議論がなされることもありますが、話し合いで答えが出るものでなし、そもそも自分のなかでは確信なので、だれかと言い争うつもりも、答えに向って練り上げていくつもりもありません

アホの考える一意見と捉えて下さい

賛同して下さる方も、それを声にすると、そうでないと思う方も声をあげたくなるので、「だよね!」と考える方も、「アホかw」と笑う方も、口には出さず、それぞれのパチンコを楽しみましょう^^

 

 


日替わりブログ日曜枠担当 ポチ

二十数年、パチンコ屋さんで玉を拾い続け、昨年念願の廃屋(倒壊寸前)を購入したものの、ハネモノで夢を見過ぎて家計が破綻寸前となり、現在必死に立て直し中の、未来ある少年の横でめっこめこになりながら、パチンコ台を稼ぐために、今週のびっくりどっきりメカのような様相でチャリンコを漕がねばならなくなった切なき中年無職