相変わらずの漫画好きな自分。こりゃあもう死ぬまで変わらないかもしれませんな。
世間でも大人が漫画誌や単行本を買うのは普通になっているし、完全に開き直ってます。

それで、気になるのは「異世界転生~」やら「〇〇な××さん」といったタイトルがやけに多いこと。
これってどうなんだろう? 確かにこういう世界観も一つのジャンルとして確立された感があり、目くじらを立てる必要はないのかもしれない。

でも、個人的には二番煎じ感がハンパないんですよ。なんかこう「流行りにあやかって、ちょっとでも売ろう」みたいな。
編集さんの本音として、「まずは注目を浴びて、手にとってもらう機会を作ろう。内容は自信作だし、後は必ず結果が出るから」というのもわかる。
でも、ゼロから新しい物を造っていくのも、ジャンルを背負う立場の人間の努めとも思うんですよ。

まっ、偉そうに言う自分にしてからが、10年ほど前にシリーズで年1で出していたCDブック(覚えている人はいるかな?)の最初のタイトルが「パチンコバカの壁をぶちこわす~」だもんな(汗)。意見する資格もないわな。

あのCDブックも途絶えてずいぶん経つ。最後の方は「時代も進んでるし、CDから映像にしませんか」なんて提案もしたっけ。
担当さんは首を縦に振らなかったけど、それは経費の問題だったのかな。はたまた、勝ちを目指さないユーザーの増加を売上げから肌で感じ取り、そろそろシリーズの終焉を見越していたからかもしれない。

あの仕事では先につけられていたタイトルとその理由に対して憤り、(自分にしては珍しく)変更するまで戦ったり、ギャラの真実を知ったりで、いい経験をしました。