先日、ある業界人から聞いて思い出したのだが、今年の11月にCRの名称がついたパチンコ台は設置できなくなるそうだ。
ユーザーは意識しないものの、ホールの負担も大変だろうな。この新型コロナ禍、何とか設置期限を延ばせないもんだろうか? ただの打ち手としても、ホールが続々閉店する現状には危機感ばかりだし、お上の英断を望みたいところです。

さて、そのCR機だけど、当初の連チャン偏重が行き着いた形は名機「大工の源さん」だった。今の高換金営業主流の中で源さんがあったら、どうなっているんだろう? 見てみたいけど、怖い気もするなあ。

まあ、そんな行くところまで行き着いた先には、スペックのマイルド化の流れも出てきたものでした。
以前に記したCRさいころんもそうだし、同じ2回ループ機でも確変突入率を抑えて、初当り確率を350分の1前後までにし、とりあえず当りは見られるようにしたタイプの台頭です。

このチキチキドリームもそう。初当りが最低設定の3でも353分の1で、確変突入率は4/15の2回ループという仕様でした。
画像はガイドワークスから出ている「パチンコ必勝ガイド CRデジパチ大図鑑」から。自分も寄稿しているので、まだ手に入れられる方はぜひにm(__)m

いま思うと「結局確変を引かねば勝てないんだから、通常絵柄当りの出現率が増えただけではどうなんだろ?」とも思うのだけれど、打ち手も人間ですからね。特に遊技時間が限られている人は、一度も当りを拝めずに帰るよりは単発でも当りを引いて、「よし、この玉でもう一丁!」と希望を持てる方が楽しめたのかも。

この機種を自分が打っていたのはジグマ生活が厳しくなりつつあった頃でした。「遠征」と称して困ったら周辺の店で何とかしてましたから。
店はネグラにしていたN店の一つ隣駅にあるK店(ここもずっと昔に閉店済み)。オープン当初に客をつけるのに失敗したせいか、ガラガラなのにいつ行っても打てる台があるという不思議な状況だったんだよなあ。

等価の割にこのチキチキドリームは回ったから、可愛いヒヨコのキャラとよく戯れてましたよ。あれっ、ニューギンの野生の王国のピー助といい、俺ってばヒヨコ好きなのか(笑)。
調べてみたら、画面は「CRTカラーモニター」なる造りだったようです。それでか! 記憶では「な~んか画面が他の液晶画面機種よりボンヤリしてたような…」という思い出があったんですね。
でも、目に優しいというか、今の台のように殺人光線的な色見はなくて、ゲーム性(ヒヨコがレースをしたり、ホンワカなリーチが多かった気がする)とマッチしてました。

あの頃も高換金営業の店では「油断してるとケツの毛まで抜かれる」と身構えたものだけど、近場でも時給にして2千円以上の台はけっこう転がっていた。
それを考えると、勝てる台って探しにくい時代になりましたねえ…。