今回は25年近く前に登場した、ややマイナーな現金デジパチのミリオンスロットS7のことを書きます。(画像は姉妹機のCRミリオンスロット6です。悪しからず)

おっと、現金機といってもわかりにくいかな。当時はCR機(お上の都合でできたタイプの台。プリペイドカードを購入して遊技する必要があった)と、従来から存在した現金で遊べるタイプの機種が存在していたんですね。現金機とは後者のことです。

メーカーの方はホールの状況に合わせて、CR機と現金機の両方を出していることが多かった。この機種を出していた三洋も、CR海物語と現金機の海物語7、同5を出していたし、ミリオンスロットS7には姉妹機にCR機バージョン(こちらは射幸性を抑えた確変5回リミッターつき)がありましたから。

さて、ミリオンスロットを良く打ったのは、当時の自宅から一番近くにできたホールでした。新規オープンから客足が落ち着いた頃に見に行ったら、千円30回転ほどの台に運よく巡り合ったんでね。
当時は今より数字が辛かったんだけど、それでも40玉交換で現金投資のボーダー近い回りです。悪くないですよ。ていうか、今ならヨダレもの。初当りまでは儲け無しながら、持ち玉遊技状態では換金差額が丸々浮くので、時給は3500円以上。
ゲーム性も初当りが約240分の1で軽く、後について来る時短が毎回一定(たしか70回転)で持ち玉比率は終日勝負なら8割とかありましたんで。

当時は釘が残ることも多かったんだけど、この店のミリオンスロットはそんな時代でも破格の長持ちでした。ひょっとしたら1カ月くらいムシになって同じ台にへばり付いていたんじゃなかったかな。
ふふふ、今は7月にドラム海JAPANで5日間同じ台を追えて感激してるくらいだから、信じない若い読者もいるかもね。

台に関しては、演出が4人のキャラ(グラサンのギャンブラー、マッドサイエンティスト風の博士、お相撲さん、お姉ちゃんだったはず)に応じたスーパーリーチがあった程度しか記憶にないのが残念。
あれだけ打ったのにねえ…。お金だけが目的だったからかしら(汗)。

ステージの左右両端に磁石つき回転体があり、そこを玉が往復する関係でなかなか落ちて来ないのは印象深かった。席を立つにも玉が落ちるのを見届けないと、ヘソ入賞~大当りのリスクがあったんで(笑)。

最後はヘソがギュッとシメられて夢のような安定の日々は終了。しばらくして、ヘソ幅が巨大になったものの、異様な下げ釘でパスでした。
釘を叩いていた主任さんに「騙されないよ~」と声を掛けたら、苦笑いしていたっけ…。