レトロ想い出広場(ゲームセンター)

〒945-0816 新潟県柏崎市田中13−3

■営業時間

10~22時 年中無休 ※不定休アリ 詳細は公式HPでご確認下さい。

■レトロパチンコ・パチスロコーナー遊技料金

1日打ち放題券 3,000円

2時間券 2,000円

1時間券 1,000円

公式サイト・設置機種等はこちら

先週の4日間、ガッツリとパチンコを打って参りました。今回は、基本情報や実際に打ち続けた雑感などをレポートしたいと思います。

営業スタイルについて

東京の福生にあるゲームセンタータンポポさんのひげ紳士さんやはざまさんが開店にあたってサポートをされたと聞いておりましたが、やはり「甘めの営業釘」であって、決して「ゲーセン釘」ではありませんでした。

ただ、この点については現在も色々と模索中のようで

このような札がついている台が1日に数台あり、その台は明らかな「ゲーセン釘」です。また、数日に1度は札台が変更されていました。

タンポポさんのようなガチ営業は、必ずしも万人受けしないようにも思いますし、実際レトロさんのグーグルレビューでも「ゲーセンなのに釘が渋い」といった声は見かけますから、当然スタッフの皆様にもその声は届いているはず。私が滞在した最終日には、来店した方にアンケートを募っていましたから、これから色々と変わっていく最中かと思います。

アンケートは、声・要望を吸い上げたいという意思の表れかと思いますので、来店された方は是非感じた事をスタッフの方にお伝えし、希少なレトロパチンコ・パチスロが打てる場所をお客さんも一緒に作り上げられたら理想的ですよね。

また、現時点では入替の予定や台の予約システムといったものもありませんが、この点もこれから少しづつ、といったところでしょう。

近隣の飲食店・コンビニ等について

店舗周辺には、10分程度歩かないとコンビニがありません。また、飲食店も「横浜家系ラーメン風神家」さん以外は、徒歩では少し遠い距離。

長時間お店に滞在されたい場合、自動車であれば特に問題ありませんが、徒歩の場合は予め必要な物を駅前で購入してから向かうのがオススメです。

店内では飲み物の自販機は充実していますが、軽食は現在のところカップラーメンの販売のみ行っています。

柏崎観光について

ボク自身、ほとんど回れておりませんが、柏崎市内には目玉となるような観光地は多くない為、その周辺都市まで含めて計画を立てるのがオススメ。

ただ、東京や神奈川の距離感で考えるのは要注意。柏崎市から県内の他市まで移動するには、数十km~百km以上の距離があるケースもあります。

オススメは上越市と長岡市。柏崎との3市を中心に考えると移動の無駄が少なくなると思います。

ここまでは基本情報ですが、以下は個人的な雑感を書かせて頂きたいと思います。

一番感じたのはスタッフさんの暖かさ

これまで様々なパチ・スロ専門ゲームセンターを訪れましたが、その多くが「その道のエキスパート」な方々が運営をされています。

だからこそ知識の豊富さや、台への熱量を感じるケースが多いのですが、レトロさんの場合、若いスタッフさんが多く、台に関する知識はまだまだこれから、と感じました。

一方、元々パチンコホールだった店舗を改装してゲームセンターにしたレトロさんの場合、ホールスタッフさんがそのままレトロの業務に関わっているとのことで、接客に関してはもう完全に「今時のホールのそれ」です。

これは他のゲーセンとの大きな違いで、捉えようによってはレトロさんの大きな武器になるのではないかな、と感じました。

しかし、あくまでオープンしたての現段階での話として、レトロパチ・スロゲーセンとしては以下のような違和感を感じたのも事実です。

・天井が高く店内も広いため、店内音楽が「抜け」てしまい昭和歌謡をかけていても雰囲気が出ない

・内装がリアルホールの名残が多く近代的で、この点もレトロ感不足に繋がっている

この辺りは、レトロパチ・スロが好きなコア層であれば、どうしてもタンポポさん他と比較してしまいます。

また、基本的なサービスとして

・玉すくいカップが無い

・Wi-Fiがあるのに案内がなかった(これは設置されると伺いました)

といった部分もあります。

細かな話ですが、レトロパチンコ・パチスロを売りにする場合、このあたりに違和感を感じる方は多いかと思いますし、私が滞在した4日間は平日ですからやむを得ないとは言え、時折シマにボク一人という時間帯もありました。

今のところ決して順風満帆な船出とは言えないように見えました。

また、そもそも片道2時間以内と商圏人口をかなり広く見ても

・柏崎市 8.1万人

・上越市 19.7万人

・長岡市 27.5万人

と東京や神奈川のお店に比べて、需要のパイがそもそも小さいという点も苦しいところです。

ただ、どんな商売でも最後は「人」だと思いますし、レトロさんには十分そのポテンシャルがあるからこそ、元リアルホールという強みを活かして他のパチ・スロゲーセンではやっていない

・玉運びサービスをやったり

・初めての方に遊技方法をスタッフさんが丁寧に教えたり

台はレトロだけどサービスは今風な、「日本一接客の良いレトロゲーセン」なんて形もアリではないか、と思ったりもしました。

もしくは、岐阜レトロミュージアムさんのように、観光地として行政にも紹介されるようなお店作りも。柏崎には耳目を集める有名観光地は少ないのと、パチ・スロ以外のレトロゲームがあってそちらのお客さんもいるという事を考えると、名物観光地になるような方向性にも可能性は感じます。

勿論、私ごときが口をはさむべき話ではありませんが、全国のレトロパチ・スロゲーセンをそれなりに見て回った身として、私の経験が少しでもお役に立てればとの思いから、率直に感じた事を記させて頂きました。

※店長さんに記事化する許可は頂いております

 

今回複数のスタッフの方とお話させて頂きましたが、その中で印象に残ったのが

「ホールをやっていた時に比べて客層が良いから仕事が楽しい」

「ただ県外のお客さんが一周した後が不安」

といったお言葉でした。

是非ともその不安が現実とならないよう、お客さんもスタッフさんも心から楽しめる場所として、末永く続いて頂きたいと心から願います。そして、再訪する時には私自身がもっとお役に立てるよう、悠遊道の動画も頑張らないと、と身を引き締めた新潟旅でした。


■万回転 プロフィール

  • 1978年生まれ ♂ 
  • 累計15年間パチプロを経験
  • CR銭形平次の捻り打ち動画をアップしてしまいネットでプチ炎上した事を機に安田プロと個人的な親交が生まれ、悠遊道へ寄稿する事に
  • 色々あって完全にパチプロを引退。
  • 現在は悠遊道動画チャンネルの何でも屋

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■レトロパチンコマップ

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